ホーム > 総説 アスペルガー症候群
総説 アスペルガー症候群
本体8,800円+税
ISBN 9784750327792
判型・ページ数 A5・676ページ
出版年月日 2008/05/01

総説 アスペルガー症候群

イエール大学チャイルド・スタディ・センターのスタッフが、アスペルガー症候群を、行動面、家族遺伝学と神経生物学的側面、関連する診断概念、アスペルガー症候群の人の評価・治療・介入、研究と臨床的実践、親の手記等々、多角的な視点から、最新の知見をまとめたプロジェクトの集大成。

序(アミー・クライン、フレッド・R・ヴォルクマー、サラ・S・スパロー)
  アスペルガー症候群の研究/アスペルガー症候群にかかわる臨床的実践/親たちへ/アスペルガー症候群の人たちへ/本書の構成/参考文献


第1部 行動面

第1章 アスペルガー症候群の診断をめぐる問題(フレッド・R・ヴォルクマー、アミー・クライン)
  診断概念の変遷/アスペルガー症候群の診断へのアプローチ/診断概念としてのアスペルガー症候群の妥当性/結論――今後の研究の意義/参考文献

第2章 アスペルガー症候群の神経心理学的機能と外的妥当性(サリー・オゾノフ、エリザベス・マクマオン・グリフィス)
  症候群の妥当性の問題/アスペルガー症候群と高機能自閉症における運動の発達と機能/アスペルガー症候群と高機能自閉症の視空間機能/アスペルガー症候群と高機能自閉症における心の理論/アスペルガー症候群と高機能自閉症の実行機能/結論/謝辞/参考文献

第3章 アスペルガー症候群の運動機能(イザベル・M・スミス)
  アスペルガー症候群における「不器用さ」/自閉症スペクトラム障害の運動機能に対するその他のアプローチ/自閉症の運動機能に関する研究の意義/臨床治療の意義/結論/謝辞/参考文献

第4章 アスペルガー症候群と高機能自閉症における社会言語使用(レベッカ・ランダ)
  言語の「語用」とは何を意味するのか?/伝達意図/前提/談話/語用能力の評価/社会言語障害の根底にあるものは何か/介入の意義/自閉症における社会的コミュニケーション障害の遺伝的信頼性のエビデンス/結論/参考文献


第2部 家族遺伝学と神経生物学的側面

第5章 アスペルガー症候群は家系内に集積するか?(スーザン・E・フォルシュタイン、スーザン・L・サンタンゲロ)
  家系内での自閉症、アスペルガー症候群、広義自閉症表現型の同時発生/アスペルガー症候群の人の家系における他の障害/考えられる遺伝的な機序/遺伝カウンセリング/今後の研究への提言/結論/参考文献

第6章 自閉性障害とアスペルガー症候群の神経機能モデル――神経画像研究を糸口として(ロバート・T・シュルツ、リザベス・M・ロマンスキー、キャサリン・D・サツァニス)
  自閉性障害、アスペルガー症候群で障害されている神経心理学的システム/アスペルガー症候群の神経画像研究/アスペルガー症候群と自閉性障害に関する神経生物学的研究の総説/結論と今後の方向性/参考文献

第7章 高機能広汎性発達障害の精神薬理学的治療(アンドレ・マーティン、デビッド・K・パツザー、フレッド・R・ヴォルクマー)
  背景/薬物療法のパターン/臨床的評価と薬理学的治療の関連/今後の精神薬理学的治療のための指針と研究の方向性/謝辞/参考文献


第3部 関連する診断概念

第8章 非言語性学習障害とアスペルガー症候群(バイロン・P・ローク、キャサリン・D・サツァニス)
  背景/基本的音韻処理障害/非言語性学習障害/認知発達の観点/白質モデル/非言語性学習障害とアスペルガー症候群の類似性/今後の研究のための指針/結論/参考文献

第9章 アスペルガー症候群の特異性とは何か?――自閉症境界例について研究を進めることの必要性(D・V・M・ビショップ)
  言語障害と自閉症スペクトラムの関係――DSMにおける診断概念の発展/診断学的境界に分類される子どもの数は果たして少ないのか?/自閉症と発達性言語障害との境界はどれほど明瞭なのか?/発達性言語障害のサブタイプ、「語義・語用障害」という概念/言語障害の子どものためのチェックリスト――その予備的研究/アスペルガー症候群を超えて/謝辞/参考文献

第10章 児童期のシゾイド・パーソナリティとアスペルガー症候群(スーラ・ウォルフ)
  児童期の状態像/予後の検証研究/診断概念の変遷/シゾイド・パーソナリティと、アスペルガー症候群を含む児童期広汎性発達障害の現在の診断基準/児童期のシゾイド・パーソナリティと、成長後の精神病罹患率――統合失調症との関連/シゾイド・パーソナリティと、成長後の非行/有効な治療的介入/シゾイド・パーソナリティと刑事司法制度/児童期のシゾイド・パーソナリティ、自閉症、統合失調症はどのように関連しているか?/結論/参考文献


第4部 評価、治療、介入、および成人期

第11章 アスペルガー症候群の子どもおよび青年の評価をめぐる問題(アミー・クライン、サラ・S・スパロー、ウェンディ・D・マランズ、アリス・カーター、フレッド・R・ヴォルクマー)
  評価の一般的原則/病歴/心理学的評価/コミュニケーション面の評価/診断的評価/さらなる評価とコンサルテーション/要約/参考文献

第12章 アスペルガー症候群の人々に対する治療・介入の指針(アミー・クライン、フレッド・R・ヴォルクマー)
  サービスの確保と実践/総合的な教育的介入の状況/一般的な介入戦略/ソーシャル・スキルおよびコミュニケーション技能訓練/体系化の能力/支援技術/学校カリキュラム/行動管理/職業訓練/心理療法/自助グループ/結論/参考文献

第13章 青年期および成人期のアスペルガー症候群の人々(ディグビー・タンタム)
  アスペルガー症候群とは?/診断的評価/中核症候群/社会の反応/アスペルガー症候群に関連した身体的障害/アスペルガー症候群が明らかな原因ではないが、アスペルガー症候群に関連のある障害(併存症)/親のための指針/発達的な視点/予後/謝辞/参考文献


第5部 研究および臨床に関するさまざまな視点、親による手記

第14章 アスペルガー症候群の分類をめぐる考え方(ピーター・ザトマリ)
  歴史的背景/広汎性発達障害の分類の評価/アスペルガー症候群と非定型的な発達を示す他の障害/結論/参考文献

第15章 アスペルガー症候群に関する研究の過去と未来(ローナ・ウィング)
  歴史/アスペルガー症候群と自閉症との関係/今後の研究の方向性/子どもの教育および治療/成人のためのサービス/精神疾患/自閉症スペクトラム障害の人々とその親による貢献/最後に/参考文献

第16章 親による手記
  はじめに/ウォルター(ジャンヌ・ウォーリス)/内側から見えるもの(ロリ・S・シェリー)/私たちはどうやってここまできたのだろう?(リンダ・リートシェル)/一番の擁護者(ディアン・ハイアット=フォリー、マシュー・G・フォリー)

 付録
 監訳者あとがき
 索引
 著者紹介
 編者紹介

同じジャンルの本

このページのトップへ