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グローバリゼーションに対抗するローカル
本体4,800円+税
ISBN 9784750327617
判型・ページ数 A5・272ページ
出版年月日 2008/03/01

グローバリゼーションに対抗するローカル

相互補完の可能性

国際比較の視点から現代社会の諸問題を取り上げ、様々な分野から学際的なアプローチを試みる共同論文集。歴史的な文脈を踏まえながら、ローカルとグローバルを一対のものとして、相互に補完するものとして捉えることの重要性を提起する。
序章 相互補完としてみるローカルとグローバル(中村則弘)
  ローカルとグローバルへの問い
  相互補完性への着目
  本書のねらいと構成
  若干のまとめ

第1部 グローバリズムのもとでの欧米とアジア
 第1章 日本人の欧米崇拝とアジア志向――ナショナリズム意識との関連(石井健一)
  はじめに
  欧米崇拝とアジア志向
  欧米崇拝・アジア志向の変化
  アジア志向と欧米志向の心理――社会調査の分析結果から
  結論
 第2章 環境政策を欧州に学ぶ――環境問題をめぐる我が国の対応とその軌跡(松井隆幸)
  問題の視角
  『成長の限界』から「京都議定書」へ
  経済成長と環境――「トレード・オフ論」からの脱却
  環境コストの内部化――森林破壊と木材貿易のケース
  地球温暖化対策――我が国と欧州の比較ポスト「京都議定書」に向けて
 第3章 空港発着枠配分の日米比較制度分析――共有的資源の配分に関する一考察(福井秀樹)
  はじめに
  制度比較の基準
  日本の評価方式
  米国の市場方式おわりに――政策的含意

第2部 ローカルからみた動き
 第4章 請負・派遣労働者の状態と政策課題(長井偉訓)
  はじめに――問題の所在と課題
  非正規雇用における請負・派遣労働者の特質
  「偽装請負」問題の歴史と今日的意味
  我が国の量産型組立職場における「偽装請負」の実態
  若干の政策課題――「人間らしい働き方」の実現に向けて
 第5章 大正期におけるナショナリズムの萌芽――大阪府茨木市車作の権内水路(森本一彦)
  はじめに
  調査地の概要
  権内水路の伝承
  権内伝承の差異権内水路の水利圏
  権内伝承の誇大化
  権内伝承と民力涵養運動戦後の畑中権内伝承
  まとめ
 第6章 マイクロファイナンスの商業化――壊される多様性と普遍化との緊張(栗田英幸)
  はじめにマイクロファイナンス理論の変遷
  グラミン銀行における信頼構築の工夫と貧困問題への処方箋
  フィリピンにおけるMFI「商業化」
  結語

第3部 西洋の歴史をふまえてみる日本
 第7章 日英家族継承考――旧上田藩上塩尻村およびケンブリッジ州ウィリンガム教区(高橋基泰)
  はじめに
  ケンブリッジ州ウィリンガム教区における家系と姓の転換
  長野県旧上田藩上塩尻村における「世帯」の構造、および人口転換
  結論
第8章 日英近世村落「対比」研究への導入――一西欧人史家の覚え書き(マーガレット・スパフォド/訳:高橋基泰)

 あとがき(中村則弘)
 索引
 編者・執筆者紹介

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