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グローバル社会における信用と信頼のネットワーク
本体6,000円+税
ISBN 9784750327600
判型・ページ数 A5・336ページ
出版年月日 2008/03/01

グローバル社会における信用と信頼のネットワーク

組織と地域

新自由主義的経済主導の社会で、「信用」と「信頼」はどのような役割を果たし得るのか? グローバル化した市場・経済社会における地域・人間組織のあり方を、庶民金融を含む生活技術とその伝承を通して分析する。
はじめに(高橋基泰・山口由等)

第1部 オリエント編
 第1章 わが国における銀行の信託業務とその展開――英米との比較を中心に(安倍惇)
  はじめに
  金融自由化と銀行信託業務の新展開
  「信託二法」と信託制度・信託業
  英米の信託とその特徴
  わが国の信託の特徴とその展開
  むすびに代えて
 第2章 明治初期における日本ギルド論(井川克彦)
  はじめに
  「日本のギルド」
  「日本ギルド」と洋銀券発行
  「日本ギルド」と「外国送り荷」取引
  おわりに
 第3章 戦前期日本の不動産業と信託会社――信用における伝統と近代化(山口由等)
  はじめに――不動産市場と信用
  伝統と近代化――家守・差配人から信託へ
  信託法時代の信託会社と不動産業務
  おわりに
 第4章 韓国における庶民金融の制度化――無尽から国民銀行へ(李明輝)
  はじめに
  無尽と契
  解放直後の無尽と契
  国民銀行の設立と無尽の吸収
  庶民向け金融機関としての国民銀行
  結論
 第5章 中国における庶民金融の実態と変容――錯綜する「伝統」と「革新」のはざまで(陳捷・松井隆幸)
  はじめに――問題の提起
  中国の宗族内部の金の移動
  人間のネットワークと金融の関係
  中国の庶民金融機構
  むすび

第2部 オクシデント編
 第6章 グローバル経済・市場の信用とリスク評価(大田英明)
  はじめに
  エマージング諸国の格付け変遷
  格付けと当該国の総合的リスク評価
  今後の展望と課題――「適切な評価」に向けて
  結論――各国の適切な信用度評価のために
 第7章 アメリカ式ノン・リコース・ファイナンスの源流――銀行のローン・セール業務を中心に(掛下達郎)
  はじめに――対象と視角
  リコース・ファイナンスの歴史
  ローン・セール業務における普及
  アセット・バック証券への波及
  むすびにかえて
 第8章 グローバル化する自国通貨への対抗運動――イギリスのソーシャル・クレジット運動と現代のLETS(松永達)
  はじめに
  ソーシャル・クレジット運動の経緯
  LETSの登場とそのメカニズム
  LETSの展開と人々の組織化
  LETSの活動の実態
  おわりに
 第9章 ドイツベンチャー企業の発展と資金調達問題――ドイツの中小企業とベンチャー企業との比較を中心にして(井藤正信)
  はじめに
  ドイツ中小企業発展の歴史的経緯とベンチャー企業の誕生
  ドイツベンチャー企業成長の背景
  ドイツベンチャー企業の特質
  ドイツベンチャー企業の資金調達――間接金融から直接金融への模索
  おわりに
 第10章 イギリスにおける遺言信託形成の土壌――婦人遺言者を中心にして(高橋基泰)
  はじめに
  女性と遺言書――研究史概観
  資料
  遺言書残存数の全般的傾向
  女性による遺言書――カンタベリおよびヨーク両大司教管区裁判所の状況
  女性遺言者とその社会的背景への展望
  論点――寡婦・未婚女性・妻の割合
  むすびにかえて
 第11章 欧州統合の軌跡とEUの欧州化――多元的空間における「結束」、「摩擦」そして「和解」(松井隆幸)
  はじめに
  統合理論からみた欧州統合の軌跡
  多元的空間の拡大と欧州化
  むすびにかえて

 あとがき
 索引
 編著者・執筆者紹介

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