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植民地朝鮮の開発と民衆
本体6,000円+税
ISBN 9784750327594
判型・ページ数 A5・312ページ
出版年月日 2008/05/01

植民地朝鮮の開発と民衆

植民地近代化論、収奪論の超克

日本の朝鮮植民地支配が朝鮮の近代化に貢献したか否かをめぐり日韓の歴史学界において長年争われてきた。本書は朝鮮総督府による開発が、当時の朝鮮人に利するものでもその後の近代化の基盤をつくったものでもなかったことを豊富な統計資料を用い客観的に論証する。
日本語版への序文
 序文

第1章 問題の提起
 1.植民地的開発の帰結
 2.開発論の特徴と問題点
 3.分析方法

第2章 農業開発
 1.農業開発の現象
  1)農業投入の変化
   耕地面積
   潅漑施設
   作物の品種
   肥料投入の拡大
  2)農業生産の増大
   米穀生産の増大
   畑作物生産の増大
 2.農業開発の本質
  1)日本人所有耕地の規模と割合
  2)土地生産性を考慮した日本人所有の田面積推計
  3)地主制の拡大
  4)民族別配分と日帝下朝鮮農業開発の評価

第3章 工業開発
 1.工業開発の現象
  1)鉱工業政策
   朝鮮総督府産業政策の変化要因
   日本企業の対朝鮮投資増大要因
  2)産業構造の高度化
  3)工業生産様式:工場工業と家内工業
  4)工業構造の高度化
  5)雇用構造
 2.工業開発の本質
  1)民族別工業生産と開発の主体
   民族別工業生産額
   民族別資本
   日本人大資本
  2)二重構造
   日本人大資本の近代的大工業
   家内工業、及びその延長線上にある零細工業
   専業的商品生産
   自給的及び副業的生産
   中小工場工業
  3)軍需工業化
   中小工業維持育成政策
   企業許可令
   企業整備令
   軍需会社法

第4章 近大教育と技術の発展
 1.教育
 2.技術と技能

第5章 不平等と差別
 1.経済成長と生活水準
  1)1人当たりの穀物消費量
  2)1人当たりの消費
  3)階層別・職業別所得と消費
 2.経済的不平等と民族差別
  1)賃金における民族差別
  2)昇進における民族差別

第6章 連続と断絶――開発の遺産
 1.日本人企業資産の南北朝鮮地域別分布
 2.日本人物的遺産の活用状況
 3.朝鮮戦争の被害
 4.物的遺産の価値評価

終章 開発無き開発

 付表

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