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ジェンダー白書6
本体2,000円+税
ISBN 9784750327440
判型・ページ数 A5・204ページ
出版年月日 2008/03/01

ジェンダー白書6

女性と健康

WHO憲章にもあるように、健康は社会的・経済的・政治的な課題=人権問題である。本書は「女性と健康」をテーマに、ジェンダーの視点から男女の生涯を通じた健康課題に取り組み、とりわけ女性の健康に関わる諸問題の解決に向けた方策や展望を提供する。好評のシリーズ第6弾。
はじめに

特集 女性と健康

〈総論〉なぜ「女性と健康」なのか(荻野美穂)
 1 身体のジェンダー化
 2 女の身体と権力
 3 「健康」の意味するもの
 4 女の運動が目指したもの
 5 新しい課題

グローバリゼーションのなかの女性の健康(喜多悦子)
 1 ミクロの人間研究とロザリンド・E・フランクリン
 2 グローバリゼーションと保健の開発理念
 3 グローバリゼーションで広がったこと
 4 おわりに――ミレニアム開発目標と女性の健康

日本におけるリプロダクティブ・ヘルスの現状(北村邦夫)
 1 リプロダクティブ・ヘルス(Reproductive Health)とは
 2 カイロ会議から北京会議へ
 3 母子保健はリプロダクティブ・ヘルス/ライツの一要素
 4 満たされない日本人の性
 5 産む、産まない、産めない
 6 妊娠するか、しないか
 7 意図しない妊娠・出産が六四%の国
 8 緊急避妊法も存在しない国、日本
 9 性差を踏まえた男女共同参画社会の形成を

不妊治療をめぐる施策と想像力――「俺の産んだ子」は誕生しないのか(武藤香織)
 1 はじめに
 2 近年の不妊をめぐる施策状況
 3 代理出産をめぐる状況
 4 では、「俺の産んだ子」は受け入れるのか

プロダクティブ・ヘルス/ライツと性的少数者――「健康」概念を取り込む戦略の行方(東優子)
 1 はじめに
 2 性的少数者をめぐる人権問題のリアリティ
 3 「健康」概念を取り込む戦略
 4 曖昧に位置づけられる「性」と埋没する「性的少数者」
 5 性的少数者のウェルビーイング(well-being)を保障するということ

人生百年社会と女性の健康(樋口恵子)
 1 はじめに――人生百年社会の到来
 2 高齢社会と女性の健康に関する提言
 3 女性の健康とドメスティック・バイオレンス
 4 おわりに

生涯を通じた女性の健康と女性/子どもに対する暴力の根絶(中山まき子)
 1 はじめに
 2 「性と生殖の健康・権利」概念と女性に対する暴力との接合
 3 女性に対するあらゆる暴力と性犯罪・性暴力
 4 具体例から見た健康被害と暴力――DVと女性/子どもの健康・権利
 5 おわりに

高度情報化を社会背景とした女性の健康問題(芳賀美子)
 1 はじめに
 2 ネットメディアと青少年
 3 若い女性の健康阻害の要因
 4 民間および国の取り組み

人の移動の国際化と女性の健康問題――香港・台湾・シンガポールの事例から(安里和晃)
 1 はじめに
 2 移住家事労働者――在宅労働者の健康問題
 3 国家による身体管理
 4 送出し国政府の政策が及ぼす影響
 5 結婚移民の増大――台湾と韓国の例から
 6 政府の役割・NGOの役割

「男」の病――男性性と健康(伊藤公雄)
 1 はじめに
 2 胃ガンが発見され手術を受けるまで
 3 病気/健康と男性というジェンダー
 4 なぜ男性の寿命は短くなったのか
 5 生物学的性差と医療・健康
 6 おわりに

女性・男性の健康の展望――日本の指標と国際的な動向(原ひろ子)
 1 はじめに
 2 性差医療について
 3 日本における男性と女性の健康をめぐる課題
 4 女性に対する暴力
 5 国際的な動向

 書誌情報  キーワードでつかむジェンダー問題最前線
 資料集  「女性と健康」関連法文書

 索引
 執筆者紹介

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