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アフリカの人間開発
本体6,400円+税
ISBN 9784750327433
判型・ページ数 A5・356ページ
出版年月日 2008/03/01

アフリカの人間開発

実践と文化人類学

従来、膨大な人類学分野のリソースを、日本の開発援助機関の事業に充分に活用しているとはいえなかった。そのような状況を打破するため、本巻は文化人類学者と開発援助実務者の人的交流のなかから「文化人類学の社会的利用」というテーマとその有効性を探る。
国立民族学博物館「機関研究」の成果刊行について(松園万亀雄)

総説――開発をめぐる研究と実践(松園万亀雄)
 1 日本の国際協力と文化人類学
 2 国立民族学博物館と実践人類学
 3 民博共同研究「開発と先住民族」
 4 現場からの課題と提言――論文解題

第1章 貧困削減戦略体制下におけるアフリカの地方開発(花谷厚)
 1 問題意識
 2 アフリカの開発経験と貧困削減戦略
 3 PRS体制下における開発援助
 4 貧困削減と地方分権化
 5 地方分権化体制下における地方開発
 6 新しい地方開発アプローチと援助
 7 おわりに

第2章 JICAの独立行政法人化と社会的側面配慮への取組み(杉田映理)
 1 問題意識の所在と本稿の目的
 2 JICA内の社会的側面への配慮をめぐる取組み
 3 独立行政法人化によるJICAの組織の変化
 4 考察――社会的側面配慮への取組みに対する独法化の影響
 5 今後への展望にむけて

第3章 開発援助の世界的動向とユニセフ・プロジェクトの実例(箱山富美子)
 1 はじめに
 2 開発援助の世界的動向
 3 ユニセフのプログラムの例
 4 おわりに

第4章 西アフリカにおける水田エコテクノロジーによる緑の革命実現を目指して――ナイジェリア・ヌペ、ガーナ・アシャンティにおける経験から(若月利之)
 1 はじめに
 2 ガーナとナイジェリアのベンチマーク集水域における持続可能な水田開発に関するアクションリサーチに関するこれまでの経過
 3 西アフリカの伝統的稲作
 4 緑の革命に関する水田仮説(一)
 5 集約的持続生産性に関する水田仮説(二)
 6 西アフリカの内陸小低地における水田開発に関するオンファームトライヤル――ナイジェリア・ヌペ人農村における事例
 7 JICA研究協力――ガーナ・アシャンティの内陸小低地集水域における谷地田水田開発
 8 アジア・アフリカ協力と日本の役割

第5章 ケニア中央高地ニャンベネ地方における国際開発NGO――ハビタット・フォー・ヒューマニティによる住宅建設支援とローン返済の現状(石田慎一郎)
 1 はじめに
 2 ケニア中央高地ニャンベネ地方
 3 ニャンベネ地方におけるハビタット・ケニア
 4 アゼロガイティ・アフィリエートにおける住宅建設の手続き
 5 ローン返済の事例分析
 6 ローン返済の遅滞
 7 評価と提言

第6章 シルック王クウォンゴとの対話――われわれの手で平和をもたらしましょう(縄田浩志)
 1 「人類学者の興味」と「現地住民の思惑」の「すれ違い」と「すり合わせ」
 2 シルック王クウォンゴとの対話
 3 まとめ

『アフリカの人間開発』に関連する読書案内(縄田浩志・石田慎一郎)

 あとがき(松園万亀雄)

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