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医療現場におけるDV被害者への対応ハンドブック
本体2,000円+税
ISBN 9784750327198
判型・ページ数 A5・220ページ
出版年月日 2008/01/01

医療現場におけるDV被害者への対応ハンドブック

医師および医療関係者のために

医療現場はDVの問題を発見し早期に解決する重要な位置にあるが最低限の理解さえない医療関係者が多数である。医師および医療関係者向けにDV被害者への対応について基本的あり方を説明、医療現場ですぐに役立つ実用書であり、医学看護教育でも活用できる。
はじめに

総論編

初級編
 第1章 DVとは何かを理解し、DV被害者にどう対応すべきかを学ぶ
  1. DVとは何か
  2. DVを見極めるポイント
  3. DV被害者への対応の原則
 第2章 DVをめぐる法律知識を身につけ、初診時に最低限すべきことを学ぶ
  1. DVをめぐる法律:最低限知っておくべきこと
  2. 医療関係者に法的に求められる責務
  3. DVが疑われたときに初診時にすべきこと
 第3章 DV被害者に対する診察・検査、診断・評価のポイントを理解する
  1. 身体の診察・検査
  2. 心理面の診察・検査
  3. 診断・評価
  4. 記録を残す
第4章 DV被害者に対する診療全体の流れをつかむ
  1. 問診における注意点
  2. 治療計画
  3. 医療費について

中級編
 第5章 DVが公衆衛生上の重大な問題であることを理解する
  1. 公衆衛生的問題としてのDV
  2. DV被害の頻度や内容についての統計(日本)
  3. DV被害の頻度や内容についての統計(米・英・加)
  4. 医療関係者が留意すべきこと
 第6章 DV被害がどのような健康問題をもたらすのか理解する
  1. DVのもたらす健康上の問題
  2. 医療現場でのDV問題への積極的な関わり
  3. 医療関係者のセルフケア
 第7章 間違った思い込みを訂正し、医療現場におけるDV問題の全体像を捉え直す

各論編
 第8章 産婦人科におけるDVへの対応(甲村弘子)
  1. 産婦人科とDV
  2. 妊娠中のDV被害の発生頻度
  3. スクリーニング
  4. DVを疑うサイン
  5. 母体と胎児への影響
  6. 支援のフローチャート
 第9章 小児科におけるDVへの対応(紀平省悟)
  1. 子どもへの影響
  2. 対応の基本原則
  3. アセスメント
  4. 関係諸機関との連携と法律
  5. ティーンエイジャー:デートDVの被害
 第10章 病院全体の取り組み――まつしま病院の実践より(佐々木靜子)
  1. 医療機関がDV支援に取り組むきっかけ
  2. DV支援取り組みの実際
  3. 当院の実績
  4. 人権を守ることも病院の業務
 第11章 社会におけるDVへの対応――医師に求められる役割(土井真知)
  1. DV防止法の規定と医療関係者の努力義務
  2. DV防止法に基づく通報件数
  3. 医療機関における被害者
  4. 国および地方公共団体における取り組み
  5. 医師等に求められる役割

あとがき

資料
・配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(改正後)
・配偶者暴力相談支援センターの機能を果たす施設一覧

執筆者紹介

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