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朝鮮半島の分断と離散家族
本体5,000円+税
ISBN 9784750326931
判型・ページ数 4-6・396ページ
出版年月日 2008/01/01

朝鮮半島の分断と離散家族

分断と冷戦の犠牲者として生み出された朝鮮半島の離散家族。自ら38度線を越えた越南者・越北者のみならず、被拉致者、工作員、捕虜、脱北者など、その多様な実像を詳細に分析し、現地調査で当事者の記憶を掘り起こす。韓国の女性研究者の力作。
「アジア現代女性史」シリーズの刊行にあたって(アジア現代女性史研究会代表 藤目ゆき)

 日本版序文 東北アジアの植民地主義と冷戦の犠牲者、離散家族を記憶しながら
 現在の朝鮮半島

第1章 離散家族研究の現況
 1 「離散家族」問題にどのように接近するのか
 2 離散家族研究の現況
 3 離散家族研究の特徴と限界

第2章 離散家族の範疇
 1 誰が離散家族なのか
 2 離散家族の範疇別分類

第3章 離散家族研究の方法論??口述史
 1 なぜ地域調査と口述史方法論なのか
 2 予備段階
 3 本調査に着手する
 4 調査原則と葛藤
 5 口述史方法論と他の方法論の関連
 6 新しい出発を準備しながら

第4章 北側では離散家族問題をどのように認識してきたのか
 1 越南離散家族についての認識と政策
 2 越北者についての認識と政策
 3 真の人道的接近のために

第5章 われわれは反共戦士ではない??下からの反共イデオロギー崩し
 1 反共イデオロギーの成立と解体
 2 神話として残った越南者通念
 3 砂上の楼閣に立てられた通念
 4 越南者の二元化されたアイデンティティの意味するもの

第6章 解放直後の越南者のソウル定着??越南者の社会・政治的活動を中心に
 はじめに
 1 解放直後の越南者の規模と越南動機
 2 米軍政期の越南民対策
 3 解放直後の越南者の社会・政治的活動
 むすび

第7章 戦争と空間、人間の社会学的出会い??束草の越南者共同体を中心に
 1 束草の変貌した社会的性格
 2 束草の空間的性格変貌の要因
 3 「失郷民の故郷」を越えて

第8章 朝鮮戦争と人々
 1 金英男事件から見た冷戦の家族残酷史
 2 束草の三人のハルモニが経験した六・二五戦争
 3 最初のインタビュー??南韓が拉致した北韓漁夫、四四年ぶりに口を開く
 4 現代史の証言、あらわになる北派工作員の実体と真実
 5 見えない風景??北派工作員を考える

結び 国境のない文化を創造する離散家族共同体

 注
 訳者あとがき(永谷ゆき子)

 参考文献(原著)
 参考文献(日本語訳)

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