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エチオピアを知るための50章
本体2,000円+税
ISBN 9784750326825
判型・ページ数 4-6・384ページ
出版年月日 2007/12/01

エチオピアを知るための50章

80以上の民族が織り成す多様な歴史と文化を持つ北部アフリカの高地国は、日本との歴史的関係も深い。アベベに代表される“長距離王国”と“紛争・難民・飢餓の国”だけでなく、珈琲道、岩窟教会群、失われたアークなど…執筆者が現場で見た溢れる魅力が満載。
はじめに

1 暮らしと社会
 第1章 貧困に左右される人生──アムハラ州の女性たち
 第2章 土器をつくる女性職人ティラ・マナ──西南部農耕民アリ
 第3章 三分化された民族社会──アファル人のケース
 第4章 盛大なる死者への弔い──葬儀講の活動
 第5章 食文化──テフとエンセーテ

2 文化
 第6章 エチオピア正教会──東方オリエントで最大
 第7章 新たなるエルサレム──ラリベラの岩窟教会群
 第8章 教会堂とその壁面を飾る聖人たち──キリスト教美術
 第9章 アズマリ、ラリベロッチ──高原の音楽と踊り
 第10章 ゲエズ語──古典エチオピア語
 第11章 誰が何のために学校を作るのか?──フォーマル/ノンフォーマル教育
 第12章 複数の共同体で学ぶ葛藤──多文化社会のなかで
 第13章 ヨーロッパの博物館で冬眠?──エチオピア映画
 第14章 民族諸語で描かれる作品群──文学と演劇

3 都市めぐり
 第15章 アジス・アベバ──「新しい花」の歴史と現状
 第16章 ゴンダール──都市・建築の歩み
 第17章 ラリベラ──エチオピアの「聖地」
 第18章 ハラール──商都から観光地へ

4 歴史
 第19章 人類揺籃の地──「ルーシー」発掘
 第20章 生き続ける女王伝説──ソロモン王とシェバの女王
 第21章 アフリカ内陸部のキリスト教王国──アクスム王国時代
 第22章 東方世界の彼方に──プレスター・ヨハネ伝説
 第23章 カッサ・ハイルの下剋上──諸公侯時代の終焉
 第24章 「中興の祖」の改革──テオドロス二世の虚像と実像
 第25章 「西欧化」と「伝統」の狭間にて──メネリク二世の統治時代
 第26章 アドワの戦い──エチオピアの「脱亜入欧」
 第27章 異端の皇帝──イヤス・ミハエル・リジ
 第28章 ラス・タファリからハイレ・セラシエ一世へ──最後の皇帝
 第29章 「東アフリカ帝国構想」に抗して──第二次イタリア-エチオピア戦争
 第30章 いつ、どこからやってきたのか?──オロモ人の歴史
 第31章 アフリカの年──クーデタ未遂事件

5 政治と社会
 第32章 運命は私に荷物を背負わせた──難民問題の真実
 第33章 帝政の崩壊──一九七四年の革命
 第34章 にせのマルクス・レーニン主義者──軍事独裁体制はいかに確立されたか
 第35章 「赤色テロル」と「白色テロル」──めまぐるしい政党の変遷
 第36章 DERGの政治スローガン──エチオピア第一主義

6 経済
 第37章 紛争と干ばつの狭間で──飢餓の歴史と現実
 第38章 独自の作物と生態環境への適応──高地農業
 第39章 モカ・コーヒーのお味はいかが?──農業とグローバリゼーション
 第40章 大きく変化しつつある援助環境──経済援助
 第41章 マルカートのグラゲ商人──商業活動の担い手

7 日本とエチオピア
 第42章 二つの国の「出会い」──近世より明治期まで
 第43章 結びつく二つの「帝国」──大正期から昭和初期にかけて
 第44章 「第二の満洲事変」をめぐって──第二次イタリア-エチオピア戦争
 第45章 多様化する日-エ関係──第二次世界大戦後

8 エチオピアと周辺諸国
 第46章 海への出口を求めて──エチオピア-エリトリア関係史
 第47章 この町は手放さない──エリトリアとの国境紛争
 第48章 大ソマリ主義とは何か?──オガデン紛争
 第49章 内戦回避のための独立──ジブチの独立とアファル人
 第50章 敵対と協調の歴史──エチオピア-スーダン関係

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