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新しい世界のかたち
本体3,200円+税
ISBN 9784750326726
判型・ページ数 4-6・452ページ
出版年月日 2007/11/01

新しい世界のかたち

黒人の歴史文化とディアスポラの世界地図

英国・アフリカ・カリブ・合衆国からなる「ブラック・アトランティック」。その複数の文化の狭間にある存在の複雑さから紡がれる「自分は何者なのか」をめぐる思想、文学、映画、音楽のポストコロニアル文化批評。欧米圏にその名をとどろかせる作家の待望の本邦初訳。
目次

 日本語版序文 エグザイルのたのしみ
 序章 新しい世界のかたち

合衆国
 序 人種という重荷
 リチャード・ライト『アメリカの息子』
 ジェイムズ・ボールドウィン『ジョヴァンニの部屋』
 マーヴィン・ゲイ
 ジョン・エドガー・ワイドマン『父遠く』
 ジェイムズ・ボールドウィン――ハリウッドの誘惑
 アミスタッド

アフリカ
 序 アフリカからの特電
 アマドゥ・ハンパテ・バー『ワングランの不思議』
 ナディン・ゴーディマ――歴史の鼓動
 J・M・クッツェー――ジョン・Cの人生とその時代
 ウォレ・ショインカ『記憶の重荷、赦しの女神』

カリブ
 序 故郷喪失の恵み
 セント・キッツ――一九八三年九月十九日
 ジャメイカ・キンケイド『小さな場所』
 デレク・ウォルコット『アーカンソー州への証言』
 C・L・R・ジェイムズ――船乗り、反逆者そして漂泊者
 エドゥアール・グリッサン――雑種と混合
 V・S・ナイポール
 パトリック・シャモワゾー――逃亡奴隷の帰還
 後に続いて――ラミングとセルヴォンの遺産

英国
 序 小さな荷物
 イグナティウス・サンチョ――黒いイギリス文人
 リントン・クウェシ・ジョンスン――予言者を待つもうひとつの土地
 パイオニアたち――カリブ移民の五十年
 ゼイディー・スミス『ホワイト・ティース』
 法外なよそ者たち
 リーズ・ユナイテッド、人生と僕

終章 帰属への「大いなる不安」

 邦訳一覧
 訳者あとがき

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