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援助を求めないクライエントへの対応
本体2,800円+税
ISBN 9784750325439
判型・ページ数 A5・248ページ
出版年月日 2007/04/01

援助を求めないクライエントへの対応

虐待・DV・非行に走る人の心を開く

オーストラリアでの虐待や保護観察現場での研究結果を基に、自発的に援助を求めないクライエントへの効果的な援助方法を、具体的・総合的にまとめたもの。現場のワーカー、社会福祉・司法・教育関係の研究者や学生必読の一著。
 謝辞

第1章 序論
 1 意欲に欠けるクライエントとは
 2 意欲に欠けるクライエントにかかわるワーカーの役割の二重性
 3 直接的実践
 4 意欲に欠けるクライエントにかかわる際の知識基盤
 5 証拠基盤実践
 6 本書の目的
 7 本書の構成

第2章 どのような働きかけが有効で、何が有効でないのか
 1 有効なアプローチ
 2 一部有効なアプローチ
 3 有効でないアプローチ
 4 証拠基盤実践モデル
 5 調査で得られた証拠、理論及び他の実践モデル
 要約

第3章 役割の明確化
 1 二重の役割:社会統制と援助
 2 ワーカーとクライエントの交渉はどこまで可能か
 3 守秘義務
 4 ケースマネージャー、ケースプランナー、それとも問題解決者
 5 クライエントの期待
 6 専門的な関係をクライエントに理解させること
 7 組織の期待
 8 かかわりへの理論的アプローチ
 9 事例
 まとめ

第4章 向社会的効果を促進すること
 1 向社会的なコメントと行為の特定
 2 報酬を与えること
 3 向社会的行動のモデリング
 4 望ましくない行動への挑戦
 5 向社会的アプローチの長所
 6 向社会的アプローチへの批判
 要約

第5章 問題解決
 1 問題解決プロセスの段階
 2 問題解決、リスクアセスメント、ケースプランニング
 3 問題解決アプローチへの批判
 要約

第6章 関係
 1 共感
 2 楽観性
 3 ユーモア
 4 自己開示
 5 クライエントの暴力
 要約

第7章 家族ケースワーク
 1 集団としての家族へのかかわりは、いつ行うのが適切か
 2 協働家族カウンセリング
 3 家庭基盤モデル
 4 協働家族カウンセリングのプロセス
 5 向社会的モデリング
 要約

第8章 評価
 1 単一事例研究評価
 2 事例分析
 結論

付録──効果的な実践の原則

 参考文献
 あとがき
 訳者紹介