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植民地台湾における公学校唱歌教育
本体5,000円+税
ISBN 9784750324975
判型・ページ数 A5・200ページ
出版年月日 2007/02/01

植民地台湾における公学校唱歌教育

本書は、植民地台湾の公学校における唱歌教育をめぐる諸相を検討し、台湾総督府=日本が台湾の児童に対してどのような唱歌教育を実施しようとしたのかを検討することにより、台湾における植民地統治を初等音楽教育の側面から分析・検証しようとするものである。
序 文
凡 例
序 章
 第1節 問題の所在
 第2節 研究の視座
 第3節 先行研究の検討
 第4節 本書の構成
第1章 台湾の領有と近代教育の濫觴
 第1節 台湾の領有
 第2節 伊沢修二と台湾の近代教育構想
 第3節 伊沢修二による唱歌教育の導入
第2章 公学校の成立
 第1節 日本領有以前の台湾における教育の状況
 第2節 国語伝習所の設置
 第3節 公学校への改編
第3章 明治期から大正前期の公学校唱歌教育――国語・修身教育を補完する唱歌教育
 第1節 台湾公学校規則にみる唱歌教育
 第2節 台湾総督府発行『公学校唱歌科教授細目』
 第3節 台湾総督府発行『公学校唱歌集』
第4章 大正後期から昭和初期の公学校唱歌教育――芸術教育を志向した唱歌教育
 第1節 台北師範学校附属公学校発行『公学校唱歌科教授細目』
 第2節 台湾総督府発行『公学校唱歌』
 第3節 公学校教員の実践とその思想
第5章 戦時期の国民学校音楽教育――皇国民養成のための音楽教育
 第1節 公学校から国民学校へ
 第2節 台湾の芸能科音楽教科書にみられる特質
 第3節 音楽教育をめぐる戦時体制
第6章 公学校教員の養成
 第1節 国語学校と音楽教育
 第2節 師範学校と音楽教育
 第3節 師範教育における音楽科教員
終 章
 第1節 結 論
 第2節 研究の問題点と今後への展望
あとがき
参考文献

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