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日本人の朝鮮観
本体3,600円+税
ISBN 9784750324159
判型・ページ数 4-6・312ページ
出版年月日 2006/10/01

日本人の朝鮮観

その光と影

江戸期を通じて明治で結実する征韓思想。その狂熱に与さず抵抗をした人物。近世以降の日本の代表的な人物60人が、朝鮮をどのようにとらえていたか。植民地支配は朝鮮のためになされたという主張がなされる今日、真の和解のために必要なものは何か考える。
1 「三韓親征」/文禄・慶長の役/朝鮮通信使/江戸幕末
間歇する侵略の夢
 1 神功皇后伝説  海外膨張の夢託す
 2 豊臣秀吉  “殺し、焼き、奪い、犯す”
 3 新井白石  朝鮮通信使の待遇改悪
 4 雨森芳洲  「誠信の交わり」の至言
 5 中井竹山  朝鮮通信使への反感
 6 佐藤信淵  『記・紀』に基づく世界征服論
 7 吉田松陰  征韓論に大きな影響
2 明治政府と征韓論/甲申政変/東学農民運動~日清戦争/閔妃暗殺
実行される征韓論、煽る知識層
 8 木戸孝允  権力中枢で「征韓」構想
 9 佐田白茅  草の根征韓論の狂熱煽る
 10 横山正太郎  征韓論に反対して割腹死
 11 西郷隆盛  士族の不満、朝鮮に向ける
 12 大久保利通  征韓論を実行に移す
 13 江藤新平  征韓を旗印に郷里で挙兵
 14 榎本武揚  戦略的な釜山領有論
 15 福沢諭吉  朝鮮を「野蛮国」と規定
 16 板垣退助  征韓論から自由民権運動へ
 17 大井憲太郎  対外膨張の先導役
 18 樽井藤吉  大アジア主義の理論的根拠
 19 陸奥宗光  日清戦争の仕掛け人
 20 勝 海舟  「連帯」論が「征韓」に変質
 21 山県有朋  朝鮮を「利益線」に
 22 与謝野鉄幹・晶子  詩歌で戦争士気を煽る
 23 須永 元  生涯の大半を朝鮮のために
 24 井上 馨  明治政権中枢で侵略推進
 25 三浦梧楼  閔妃暗殺の主犯
 26 星 亨  朝鮮支配への政策協力
3 乙巳保護条約/「韓国併合」/大逆事件/武断統治
武断統治とそれを支える優越意識
 27 志賀重昂  多面的な顔を持つ国粋主義者
 28 岡倉天心  「朝鮮は元来、日本の領土」と主張
 29 伊藤博文  征韓思想の実現者
 30 寺内正毅  「服従するか、さもなくば死を」
 31 明石元二郎  大弾圧の直接責任者
 32 長谷川好道  朝鮮での武断統治政策の実行者
 33 木下尚江  はるかに透徹した朝鮮認識
 34 新渡戸稲造  該博な知識で植民地支配ささえる
 35 大隈重信  「韓国経営は仁者の仕事」
 36 幸徳秋水  反侵略に転換するや大逆事件を迎え
 37 片山 潜  コミンテルンの指導者、不正確な朝鮮観
 38 内田良平  親日の手先動かし「併合」画策
 39 高浜虚子  朝鮮の風俗の違いを蔑視
 40 夏目漱石  『日記』に見る朝鮮への同情
 41 徳富蘇峰  統監政治を「唯一絶対」と主張
4 三・一独立運動/「文化政治」/関東大震災/総動員体制
より巧妙になる支配
 42 原 敬  「文化政治」で同化図る
 43 内村鑑三  精神の底に潜む朝鮮観の屈折
 44 水野錬太郎  「朝鮮人暴動」理由に戒厳令
 45 芥川龍之介  「況や殺戮を喜ぶなどは」
 46 柏木義円  安重根を通して朝鮮観を一変
 47 斎藤 実  同化政策の徹底を図る
 48 江渡狄嶺  大震災時、朝鮮人をかくまう
 49 尾崎行雄  朝鮮領有論に同調
 50 吉野作造  同化政策、必ずや失敗すると批判
 51 中野正剛  寺内総督の朝鮮統治批判
 52 浅川 巧  朝鮮民芸の美を発見
 53 布施辰治  植民地下、朝鮮民衆の恩人
 54 石橋湛山  透徹した史観と高い見識
 55 石原莞爾  偽満州国建国の張本人
 56 宇垣一成  朝鮮の兵站基地化を推進
 57 南 次郎  朝鮮をファッショ統治
 58 小磯国昭  朝鮮で徴兵令、学徒動員
 59 永井荷風  朝鮮民族迫害への強い悲憤
あとがき

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