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正義なき国、「当然の法理」を問いつづけて
本体2,600円+税
ISBN 9784750322858
判型・ページ数 4-6・312ページ
出版年月日 2006/02/01

正義なき国、「当然の法理」を問いつづけて

鄭 香均 編著
国籍による東京都管理職選考試験受験拒否をめぐる裁判の記録。労働運動の歴史、「国民主権」という概念、諸外国との制度比較など、多角的に本裁判を考察し、最高裁判決の意味を問う。法によらぬ住民=外国人排斥の非合理を「裁く」。
はじめに
第一章
 「国籍制限」撤廃の闘い
  ――変転する“原理”――(水野精之)
第二章
 個をつかむ(鄭香均)
第三章
 誰にとって哀れな国なのか
 「国民主権」の正体と二つの民主主義(富永さとる)
第四章
 在日韓国・朝鮮人と地方公務員管理職(金敬得)
◎橋本大二郎 高知県知事インタビュー
第五章
 外国人公務就任権の国際比較と特別永住者のNational Originにもとづく差別(近藤敦)
第六章
 大日本帝国憲法と日本国憲法のあいだ
  ――歴史から見た鄭香均氏の訴訟――(伊藤晃)
第七章
 鄭香均訴訟大法廷判決について
  ――あとがきにかえて――(新美隆)

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