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インド民主主義の変容
本体5,000円+税
ISBN 9784750322834
判型・ページ数 A5・376ページ
出版年月日 2006/02/01

インド民主主義の変容

第14回連邦下院の選挙結果を通じたインド政治の総合的分析。全インド28州および3連邦直轄地の政治・経済情勢を分析し、すべての議席獲得政党についても解説。実態を把握しやすいよう資料を多用した、いわば現代インド政治のエンサイクロペディア。
まえがき
第1部 総論
 第1章 インド民主主義と選挙(広瀬 崇子)
 第2章 第14回連邦下院選挙の経過と結果(南埜 猛)
 第3章 第14回連邦下院選挙の位置づけ(広瀬 崇子)
第2部 政党の動向
 第4章 インド国民会議派(佐藤 宏)
 第5章 インド人民党と国民民主連合(近藤 光博)
 第6章 インド共産党(M)と左翼戦線(井上 恭子)
 第7章 北部諸州の政党(近藤 則夫/伊豆山 真理/伊藤 融)
 第8章 東・北東部諸州の政党(吉田 修/井上 恭子/木村 真希子/セン[譫のごんべんがないもの] 彩鳳/峯島 秀暢)
 第9章 西部諸州の政党(小川 道大/井上 恭子)
 第10章 南部諸州の政党(浅野 宜之/北川 将之/南埜 猛/三輪 博樹)
第3部 主要争点
 第11章 経済政策(久保木 一政)
 第12章 国防・外交政策(堀本 武功)
 第13章 カシミール政策(伊藤 融)
第4部 周辺諸国の反応
 第14章 パキスタン(井上 あえか)
 第15章 中国(高木 誠一郎)
 第16章 バングラデシュ・スリランカ・ネパール(村山 真弓/荒井 悦代/井上 恭子)
第5部 北部諸州の動向
 第17章 ウッタル・プラデーシュ州――インド人民党の後退と社会主義党の前進(近藤 則夫)
 第18章 ウッタラーンチャル州──二大政党の拮抗、社会主義党の議席獲得(林田 孝子)
 第19章 ジャンムー・カシミール州──中央の政権交代の先駆け(伊豆山 真理)
 第20章 マディヤ・プラデーシュ州──2003年州議会選挙の再現(角田 恵里)
 第21章 パンジャーブ州──会議派の敗北とアカーリー・ダルの復活(伊藤 融)
 第22章 チャンディーガル──都市での大物対決(伊藤 融)
 第23章 ハリヤナ州──州政権に対する不満と「現職批判」で会議派が議席をほぼ独占(夛賀 政幸)
 第24章 デリー──会議派の大勝(佐藤 仁美)
 第25章 ヒマーチャル・プラデーシュ州──会議派が議席回復(峯島 秀暢)
第6部 東・北東部諸州の動向
 第26章 ビハール州――「カースト民主主義」の勝利(吉田 修)
 第27章 オリッサ州──野党連合の「不戦敗」と中央の政治的動きを読み違えた選挙民(吉田 修)
 第28章 ジャールカンド州──新州分離の意味を問われたインド人民党(吉田 修)
 第29章 チャッティースガル州──会議派不信とサンガ・パリワールの浸透(上田 知亮)
 第30章 西ベンガル州──またも左翼戦線が圧勝(井上 恭子)
 第31章 北東諸州(木村 真希子/峯島 秀暢/セン[譫のごんべんがないもの] 彩鳳)
 第32章 シッキム州──シッキム民主戦線の優位確定(峯島 秀暢)
第7部 西部諸州の動向
 第33章 マハーラーシュトラ州──州内の経済格差と有権者の投票行動に注目して(小川 道大)
 第34章 グジャラート州――ヒンドゥー・ナショナリスト運動の岐路(近藤 光博)
 第35章 ラージャスターン州──インド人民党の圧勝(中島 岳志)
 第36章 ゴア州──会議派とBJPとの対決が定着(井上 恭子)
第8部 南部諸州の動向
 第37章 アーンドラ・プラデーシュ州──選挙協力と現職への不満の波による会議派の勝利(浅野 宜之)
 第38章 カルナータカ州──インド人民党の南部進出(北川 将之)
 第39章 タミル・ナードゥ州──「民主進歩連合」の圧勝(南埜 猛)
 第40章 ポンディシェリー──タミル・ナードゥ州政治に巻き込まれた選挙区(南埜 猛)
 第41章 ケーララ州――会議派の敗北と左派勢力の勝利(三輪 博樹)
資 料
索 引