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バングラデシュ民衆社会のムスリム意識の変動
本体9,800円+税
ISBN 9784750322490
判型・ページ数 A5・568ページ
出版年月日 2006/01/01

バングラデシュ民衆社会のムスリム意識の変動

デシュとイスラーム

総人口の90%をムスリムが占めるイスラーム国家、バングラデシュ。その事実を正確に認識し、ムスリム大衆の意識・アイデンティティの分析に踏み込むことによって、従来の「ベンガル研究」の枠組みでは把握し得ないバングラデシュの実像に迫る、画期的労作。
まえがき
表記について
序  論
第1部 ムラとマチ
 第1章 「農民社会」・「農民」・農業外労働――ムラの職業構造の事例から
 第2章 チッタゴンのリクシャワラ――「ムラ」と「マチ」とをつなぐもの
 第3章 都市と出身地――チッタゴンのリクシャワラ(2)
 第4章 コロニーの生活――チッタゴンのスラムの人々(1)
 第5章 コロニーにおける短期的人口変動――チッタゴンのスラムの人々(2)
 第6章 「メス」の生活――チッタゴンのスラムの人々(3)
第2部 同郷会と地方史
 第7章 バングラデシュの同郷会――分布についての検討から
 第8章 同郷会組織――事例分析
 第9章 地方史誌の分析――人々の「デシュ」意識を中心に
第3部 ムスリム意識 歴史と現代
 第10章 バングラデシュ・ムスリムのアイデンティティ――歴史的素描と再検討
 第11章 ムスリムである/ムスリムになる――アイデンティティの表出・確認・(再)創造
第4部 国家へ 地域性を超えて
 第12章 フォトワバジ――バングラデシュ・ムスリム社会の新現象小考
 第13章 フォトワバジ・NGO・イスラーム――グローバル化の中のバングラデシュ
 第14章 バングラデシュ・ムスリムの自問自答――「フォトワ判決」をめぐる混乱から考える
補  論 バングラデシュのアトミズム/個人主義
結  論
付  録 バングラデシュ研究と本書の位置付け
あとがき
初出一覧
参考文献

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