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フランスとドイツの国籍とネーション
本体4,500円+税
ISBN 9784750322087
判型・ページ数 4-6・464ページ
出版年月日 2005/10/01

フランスとドイツの国籍とネーション

国籍形成の比較歴史社会学

国籍において、領土的共同体として拡張的に定義されるフランスと、血統共同体として制限的に定義されるドイツ。この対照的な二国の国籍制度の由来と発展をたどり、徹底的に比較分析する。アメリカの比較歴史社会学における新たな方法論を開拓した労作。
はじめに
序 論 フランスとドイツにおけるネーションの伝統
第一部 シティズンシップ(国籍)の制度
 第一章 社会的閉鎖としてのシティズンシップ(国籍)
 第二章 フランス革命と国民的シティズンシップ(国籍)の発明
 第三章 ドイツにおける国家、国家間システムおよび国籍
第二部 国民の定義――帰属の範囲
 第四章 フランスとドイツにおける国籍と帰化
 第五章 移民から国民へ――一九世紀末のフランスにおける出生地主義の結晶化
 第六章 血統共同体としての国民――ヴィルヘルム期ドイツにおける国籍の民族化
 第七章 「フランス人になるには、それにふさわしくあらねばならない」――一九八〇年代フランスにおける移民と国籍をめぐる政治
 第八章 ドイツにおける国籍をめぐる政治の継続性
  付 著者による補論・二〇〇二年六月(二〇〇四年一二月改定)
結 論

citizenshipとnationの訳語をめぐる注釈
監訳者解説
訳注
原注
邦訳文献
参考文献
索引