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日本の民族差別
本体3,500円+税
ISBN 9784750321394
判型・ページ数 A5・408ページ
出版年月日 2005/06/01

日本の民族差別

人種差別撤廃条約からみた課題

岡本 雅享 監修・編著
人種差別撤廃委員会(CERD)の日本政府報告書審査に向けた在日コリアン、移住者関連の合同NGOレポートとCERDでの審議・勧告をベースにし、日本の民族・人種差別の実態を検証。国会質問主意書等で入手した未紹介の通達やデータも随所に掲載。
はじめに(岡本雅享)
第1部 人種差別撤廃条約と日本における意義
 第1章 人種差別撤廃条約の誕生と日本の批准(岡本雅享)
 第2章 人種差別撤廃条約の概要と特徴(岡本雅享)
 第3章 人種差別撤廃委員会(CERD)と報告制度の意義(岡本雅享)
第2部 在日コリアン、移住者をめぐる民族・人種差別の実態――人種差別撤廃条約(ICERD)に基づく検証
 ICERD実施をめぐる政府とNGOの報告書(岡本雅享)
 在日コリアン・マイノリティの権利に関する合同NGOレポート(在日韓国人問題研究所(RAIK)編(岡本雅享・佐藤信行・田中宏監修))
  1 はじめに――歴史的経緯と現状(岡本雅享)
  2 政府の人種差別撤廃条約実施状況に関する評価
   朝鮮学校の児童・生徒への暴行事件(岡本雅享+安香秀)
   日本式氏名への変更の圧力(岡本雅享)
   民族教育を妨げず、促進する義務(岡本雅享+安香秀+金光敏)
   就職をめぐる民族差別(金秀一+岡本雅享)
   民族差別に基づく社会保障からの排除(金秀一)
   住民投票における外国籍住民の排除(田中宏)
 移住(労働)者、難民、滞日外国人の権利に関する合同NGOレポート(移住労働者と連帯する全国ネットワーク編(岡本雅享・鈴木健監修))
  1 はじめに――歴史的経緯と現状(岡本雅享+小山かおる)
  2 政府の人種差別撤廃条約実施状況に関する評価
   血統および民族的出身に基づく外国人労働者の選別(古屋哲)
   ブラジル人に対する集団暴行致死事件(岡本雅享)
   「外国人犯罪増加」の流布――メディアを扇動する『警察白書』(中島真一郎)
   「中国人かな、と思ったら110番」(岡本雅享+鈴木健)
   私営および準公共施設における人種・国籍に基づく入場拒否
   外国人に対する入居差別(塩路安紀子)
   外国人女性――人身売買、家庭内暴力による被害と公的機関における差別的対応(本木朋子)
   移住児童・生徒をしめ出す学校教育、ブラジル人学校を認可しない政府(島本篤エルネスト)
   刑事拘禁施設内における人種差別(監獄人権センター)
   入国管理施設における人種差別に基づく暴力行為(高橋徹)
第3部 人種差別撤廃委員会と在日コリアン、移住者問題
 CERDの日本政府報告書審議と民族的マイノリティ問題(岡本雅享)
第4部 蔓延する排外主義――最近の動向から
 第1章 拉致報道と朝鮮学校児童・生徒への暴行・嫌がらせの急増・蔓延(宋恵淑)
 第2章 露骨な朝鮮学校差別と民族教育権の否定(宋恵淑)
 第3章 公立学校の民族学級支援策と政府施策の不備――大阪市の事例から(金光敏)
 第4章 「外国人」入店禁止という人種差別(有道出人)
 第5章 移住者の子どもの教育をめぐる近年の動向――ブラジル人の就学、母語教育等を中心に(島本篤エルネスト)
 第6章 ゼノフォビアを招く「外国人犯罪」報道――その作られた虚像(旗手明)
 第7章 国家対策となった外国人犯罪――「警察白書」の浸透と激増する外国人犯罪報道(中島真一郎)
 第8章 改善しない入管収容施設内での人種差別――中国人等に対する虐待の続発と実効性のない不服申し立て制度(高橋徹)
 第9章 入管メール通報制度――政府による人種差別・排外主義の扇動(矢野まなみ)
第5部 民族・人種差別撤廃――国際基準、欧州の経験と日本の課題
 第1章 人種差別禁止・処罰立法の不作為――CERDの審議、諸外国との比較(岡本雅享)
 第2章 ヨーロッパにおける反人種差別法のいま(吉川愛子)
 第3章 人種差別訴訟をめぐる判例法理の発展と課題(東澤靖)
 第4章 民族差別禁止と政治の責務――欧州の経験と日本における実現可能性(岡本雅享)
あとがき(岡本雅享)
資料一覧
 <資料1> 人種差別撤廃条約条文(実体規定)(岡本雅享訳)
 <資料2> 人種差別撤廃条約第1・2回政府報告書抜粋
 <資料3> 人種差別撤廃委員会の総括所見(在日韓国人問題研究所(RAIK)国際人権部会訳)
 <資料4> 法務省が挙げる「人種差別撤廃条約第4条を担保する国内法」
 <資料5> 反人種差別立法の制定における諸政府の指針となる国内立法モデル(山崎公士訳)
 <資料6> 欧州各国の議会勢力(主要政党の議席数及び議席率一覧)
コラム一覧(岡本雅享)
 <コラム1‐1‐1> 国連史上初めて人種差別撤廃を提起した国――日本
 <コラム1‐1‐2> 日本の反中国・韓国朝鮮主義――東アジアの国際平和・安全への脅威
 <コラム1‐2‐1> ゼノフォビア――新たな脅威
 <コラム1‐2‐2> 日本のゼノフォビア――外人嫌い
 <コラム1‐2‐3> 国籍による区別という名の民族差別
 <コラム2‐3‐1> 引越しで110番された中国人
 <コラム5‐1‐1> 留保と解釈宣言
 <コラム5‐4‐1> アルゼンチンの反人種差別法
 <コラム5‐4‐2> ブラジルの反人種差別法
 <コラム5‐4‐3> 中央政府と地方政府――対等で異なる二つの政治体制
 <コラム5‐4‐4> 法曹界のイニシャティブ
 <コラム5‐4‐5> FTA・EPAと外国人受け入れ議論
表一覧
 <表1‐1‐1> 国際人権条約一覧(2005年1月現在)
 <表1‐1‐2> 日本の国際人権条約批准状況(2005年1月現在)
 <表1‐3‐1> 人種差別撤廃委員会の一般的勧告
 <表1‐3‐2> CERDとHRCの比較
 <表1‐3‐3> 人種差別撤廃委員会(CERD)委員リスト(2001年3月)
 <表2‐2‐1> 帰化許可者数(韓国・朝鮮籍)
 <表2‐2‐2> 父母の国籍別に見た年別出生数
 <表2‐2‐3> 法務大臣への届出により日本国籍を取得した者の数
 <表3‐1‐1> 在日韓国・朝鮮人児童・生徒が利用する通学路における街頭啓発の主な実施状況(1998年)
 <表4‐6‐1> 外国人犯罪関連の最近の動き(2003.7~2004.4)
 <表4‐8‐1> 非日本人を虐待する入管職員
 <表4‐8‐2> 国籍別隔離室の使用状況
 <表5‐1‐1> 主要国のICERD締結方式及び国内法の整備状況
 <表5‐2‐1> ヨーロッパ諸国における反人種差別法とその施行、改正年
 <表5‐2‐2> ヨーロッパ諸国の人種差別モニター機関
 <表5‐4‐1> 人権擁護法案(2002-2003年)の概要

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