ホーム > 立川反戦ビラ入れ事件
立川反戦ビラ入れ事件
本体1,800円+税
ISBN 9784750321110
判型・ページ数 4-6・264ページ
出版年月日 2005/05/01

立川反戦ビラ入れ事件

「安心」社会がもたらす言論の不自由

イラク戦争反対のビラを自衛隊官舎に投函しただけで市民団体メンバーが逮捕され75日間もの勾留を受けた。国家が着々と戦争準備を進め、偽りの不安が蔓延する社会で、言論の自由は存在するのか。当事者の生々しい体験と各分野からの分析によって本質に迫る。
序 文 もし奴らが朝にきたら……(鵜飼 哲)
序 章 テント村とは何か
 テント村小史 私たちはなぜ自衛官にビラを配るのか(加藤克子)
第1章 無罪判決までの二九四日
 事件の経過 逮捕からの一年をふりかえる(井上 森)
 獄中日記 壁の中で闘った七五日間(高田幸美)
 公判の経過 無罪判決を勝ち取るまでの裁判審理(小島啓達)
第2章 反戦ビラ入れ弾圧とは何だったのか
 座談会 イラク派兵と反戦ビラ入れ弾圧――表現の自由をどう守るか(大西章寛/寺中 誠/大沢 豊/渡辺幸之助)
 対 談 自衛官に反戦を訴えるということ(大洞俊之/新倉裕史/吉田敏浩〈聞き手〉)
 事件と報道 弾圧を免罪する「無罪判決」万歳報道(中嶋啓明)
第3章 法学者が見た反戦ビラ入れ裁判
 裁判の意味 反戦ビラ入れ裁判で何が問われているのか(笹沼弘志)
 判決の意義1 憲法 ビラ配布の自由を考える(石埼 学)
 判決の意義2 刑法 三人のビラ入れは「住居侵入罪」にあたるのか(安達光治)
 おわりに(大沢 豊)
巻末資料
[資料1]一月一七日に投函されたビラ
[資料2]二月二九日に出された勾留状
[資料3]立川駐屯地周辺図
[資料4]防衛庁立川宿舎周辺図
[資料5]マスメディア報道記事一覧
[資料6]団体・個人からの声明一覧
[資料7]主要四声明(全文)
テント村声明/立川自衛隊監視テント村への弾圧に抗議する法学者声明/二議員呼びかけの共同声明/アムネスティ声明
[資料8]立川反戦ビラ入れ事件日録
[資料9]地裁判決(全文)
[資料10]最終意見陳述(全文)
生きづらさの民俗学

生きづらさの民俗学(電子書籍)

抑圧のアルゴリズム
抑圧のアルゴリズム

抑圧のアルゴリズム(電子書籍)

 
性的人身取引

性的人身取引(電子書籍)

性的人身取引

性的人身取引(単行本)

被災地のジャーナリズム
 
「辺境」からはじまる

「辺境」からはじまる(電子書籍)

「原発避難」論

「原発避難」論(電子書籍)

二極化する若者と自立支援
 

このページのトップへ