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東南アジア
本体4,800円+税
ISBN 9784750320823
判型・ページ数 A5・344ページ
出版年月日 2005/03/01

東南アジア

東南アジアの周縁化されてきた人びとが属する国家の民族政策、歴史、社会、宗教、文化に言及し、市場経済や観光化など今日経験している現実の一部をグローバリゼーションの位相において捉える。各執筆者がそれぞれの先住民族と関わり合った結果の産物である。
序文 先住少数民族について
第1部 東南アジア大陸部
 解説
 〈ビルマ(ミャンマー)・タイ〉
 1カレン◇タイとビルマのカレン(速水洋子)
 〈ミャンマー・中国〉
 2ジンポー◇ミャンマー・中国国境をまたいで生きる人びと(兼重 努)
 〈タイ〉
 3リス◇「古き良き時代」の再定義(綾部真雄)
 4ユーミエン(ヤオ)◇山中を移動し焼畑を行ってきた道教徒(吉野 晃)
 5モン◇国民国家と「民族」の現在(谷口裕久)
 〈ベトナム〉
 6黒タイ◇黒タイの拡散とその現在(樫永真佐夫)
 7ラグライ◇社会主義のもとでの先住民(合田 濤)
 8チャム◇「亡国の民」の現在(吉本康子)
 〈ラオス〉
 9カム◇森の生活―ラオスの先住民(スックサワン・シーマナ著/吉田香世子編訳)
第2部 東南アジア島嶼部
 解説
 〈フィリピン〉
 10ボントック◇多重化する先住民(合田 濤)
 11ピナトゥボ・アエタ◇一九九一年大噴火によるアエタの苦難と覚醒(清水 展)
 12マノボ◇北東ミンダナオにおけるマノボ族(レスリー・エスパーニャ・バウソン著/貝沼恵美訳)
 〈インドネシア〉
 13カジャン◇近代化を拒否する人びと(伊藤 眞)
 14ダヤック◇忍従から自律へ(井上 真)
 〈マレーシア〉
 15オラン・アスリ◇開発とイスラーム化(信田敏宏)
 16オラン・ウル◇バルイ流域民の現在から(津上 誠)
監修者あとがき
索引
編者・執筆者紹介

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