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アフガニスタンの歴史と文化

中央アジア、中東、インド亜大陸から威信、富、征服、宗教的帰依を求め人びとが通過したアフガニスタン。その地勢的特徴を踏まえ民族集団の移動、文化・生活におよぶ先史時代から現代までの歴史を、考古学はじめ様々な言語による史料を駆使し縦横に論じる。
日本語版への序文 序文 第1章 ヒンドゥークシュ山脈  現在のアフガニスタン/ヒンドゥークシュ山脈/南西アジアにおけるアフガニスタンの位置/自然環境/農業と牧畜 第2章 アフガニスタンの諸民族  パシュトゥーン人/パシュトー語/パシュトゥーンの部族的構造/パシュトゥーン人の系譜/パシュトゥーン人の移動/パシュトゥーン人の生活/アフガニスタンのパシュトゥーン人/トルコ系民族集団/タージーク人/山岳タージーク人とイスマーイール派/ヌーリスターン人/バローチ人とブラーフーイー人/ハザーラ人/アイマーク人/少数民族集団 第3章 曙の時代  金石併用時代/初期青銅器時代/中期青銅器時代/インダス文明 第4章 インド=イラン語族の到来  インド=ヨーロッパ語族とインド=イラン語族/ステップ地帯の青銅器時代/インド=アーリア人/中近東の資料/インド=イラン人以前/ゾロアスター(ザラスシュトラ)/イランの文化と宗教 第5章 考古学とインド=イラン人  バクトリア=マルギアナ考古学的複合体/マルギアナとの類似性/バクトリア=マルギアナ文化の背景/対外接触/編年/バクトリア=マルギアナ文化とインド=イラン人/共生と衰退/鉄器時代 第6章 スキタイ騎馬民族  アッシリアとバクトリア人/中近東のキンメリア人とスキタイ人/スキタイ人の起源/スキタイ革命/スキタイ人の広がり/スキタイ人とメディア人/最古の地理的言及/考古学的な資料 第7章 西方に向かって  アケメネス朝ペルシアの王座をめぐる抗争/南に対する北/アケメネス朝時代のアフガニスタン/インド人とイラン人/美術と文化/アケメネス朝時代の集落 第8章 ギリシア人  アケメネス朝ペルシア軍/ベッソス、アケメネス朝最後のバクトリア太守/バダフシャーンのサカ人/アケメネス朝のアラコシアとインド人/アレクサンドロス時代のアフガニスタン/アレクサンドロス以後/マウリヤ朝/セレウコス朝時代後期/グレコ=バクトリア朝/パルティア人の勃興/インド=グリーク朝 第9章 北方の支配者たち  サカ侯国/ティッラー・テペの遺宝/クシャーン朝の勃興/大クシャーン朝/クシャーン朝の遺構/ガンダーラ美術 第10章 西イランの再主張  サーサーン朝ペルシアの支配/サカスターン/クシャーノ=サーサーン朝の藩王/キオン人/エフタル/突厥/玄奘 第11章 イスラームの到来  アラブ勢力の拡張/南部における戦闘/ザーブリスターン/東アフガニスタンのトルコ系王朝とインド系王朝/美術品/碑文/ハラジュ族 第12章 イラン系の王朝  ニームルーズ/バルフのノフ・ゴンバド/サーマーン朝/ガズナ朝/ガズナ朝時代の芸術と文化/シャーナーメ/ゴール朝とホラズム・シャー朝/ゴール朝の遺物 第13章 モンゴル人  チャガタイ・ウルス/ティームール/ティームールの後継者たち 第14章 アフガニスタン王国の建国に向かって  ウズベク人/バーブル/ムガル朝とサファヴィー朝の間で/アフガン王国の勃興/パシュトゥーン族によるサファヴィー朝の打倒/ナーディル・シャー/カンダハールの陥落 第15章 サドーザイ朝  アフマド・シャー・ドゥッラーニー――彼の功績/アフマド・シャーとその王朝/王国の衰退/アフガン国家の崩壊/バーラクザイ朝 第16章 英国との戦い  第一次英・ア戦争/いまだ定まらぬ運命/終局/ドースト・ムハンマド・ハーンの二度目の統治/シェール・アリー/第二次英・ア戦争 第17章 アブドゥッラフマーン・ハーン朝  権力の強化/正当化の手段としてのイスラーム教/国内帝国主義/二〇世紀初期におけるアフガン人/自由主義化/ドイツからの使節団/アマーヌッラー/国の開放/最初の憲法/増大する反対/ムハンマド・ナーディル・シャー/新憲法 第18章 アフガニスタンの変革  新都会派中産階級/第二次世界大戦後/ムハンマド・ダーウード・ハーンの首相時代/高まる不安とパシュトゥーニスターン問題/自由憲法/募る不満/共産党/イスラーム主義者の抵抗/ムハンマド・ダーウード・ハーン大統領 第19章 共産主義時代  募る不安/ハーフィズッラー・アミーン/ソビエト連邦による占領/アフガニスタン反政府勢力/ハザーラ人/交渉/ソビエト撤退前夜 第20章 ソ連軍撤退後の時代  幕間の出来事/ラバーニー政府/ターリバーンの台頭/ターリバーンのイデオロギー/ターリバーンとアメリカ合衆国/一九九七年五月の動静/その後の展開 第21章 エピローグ 訳者あとがき 注 参考文献 索引