ホーム > アフリカ都市の民族誌
アフリカ都市の民族誌
本体5,000円+税
ISBN 9784750320588
判型・ページ数 A5・312ページ
出版年月日 2005/02/01

アフリカ都市の民族誌

カメルーンの「商人」バミレケのカネと故郷

「商売の民」として有名なエスニック・グループ「バミレケ」を中心に、彼らが金銭をいかに動かし、それによりいかなる意味や価値観を生み出しているのかを考察、アフリカ都市の貨幣をめぐる生活戦略を提示。「第1回日本文化人類学会奨励賞」と「第18回日本アフリカ学会研究奨励賞」受賞。
はじめに
序章
 第一節 本書の目的とその論点
  一 本書の目的
  二 貨幣の人類学
  三 アフリカ都市人類学
 第二節 調査地と調査の視点
  一 カメルーン共和国のなりたち
  二 政治危機と経済危機
  三 バミレケ
  四 バミレケのダイナミズム
 第三節 調査概要と本書の構成
  一 調査概要
  二 本書の構成
第一章 バミレケ首長制社会からの移住
 第一節 バミレケ首長制社会
  一 バミレケ・ランドの生活
  二 首長
  三 尊称とリネージ
  四 貴族
 第二節 移住要因とその結果
  一 移住の始まり
  二 農民から企業家へ
  三 バミレケ・ランドにおける商人
第二章 ヤウンデへの移住と都市空間
 第一節 都市のバミレケ化
  一 ヤウンデの都市化
  二 個人の移住軌跡
  三 「土着民」の悲劇
 第二節 「よそ者」としての都市生活
  一 エスニック・グループと居住
  二 カルチェとは何か
  三 ヤウンデの首都性
  四 バミレケであることの政治性
第三章 商売の経験
 第一節 独立するプロセス
  一 商売の多様性
  二 子どもへの商人教育
  三 公教育と子ども時代の商売経験
  四 賃労働の経験
 第二節 下積み生活としての小規模自営業
  一 デブルイエ
  二 時間がカネを生む
  三 上昇志向
 第三節 成功するということ
  一 成功者の軌跡
  二 成功者を取り巻く妬み
 第四節 「バミレケ」をめぐる言説
  一 バミレケが語るバミレケ性
  二 他のエスニック・グループが語るバミレケ性
第四章 貨幣の意味を変える貯蓄法
 第一節 バミレケの「伝統」としてのトンチン
  一 トンチンとは何か
  二 バミレケのトンチンの起源
 第二節 同郷会
  一 同郷会とは
  二 集会所
  三 ケナーダ
  四 組織の活動
  五 トンチンの重要性
 第三節 村の組織と都市の組織
  一 村の組織の概要
  二 都市の組織の概要
  三 メンバーシップの比較
  四 組織の活動の比較
  五 村のタブーとトンチン
  六 トンチンにおける貨幣の意味
第五章 都市居住者の生み出す「故郷」
 第一節 死者祭宴にみられる消費
  一 死者祭宴の重要性
  二 死者祭宴のための出費
  三 死者祭宴の華美さ
 第二節 都市居住者が建てる村の家
  一 村の家とその貸し借り
  二 埋葬の場か余生の場か
  三 村の家の持つ意味
 第三節 新貴族とエリート
  一 称号授与の決まり
  二 カネで買う貴族の称号
  三 エリートと貴族
 第四節 ローカリティーの生産
  一 リネージ長会議の変化
  二 土地の商品化
  三 「故郷」というローカリティー
  四 「故郷」をめぐる都市居住者内の争い
終章
 第一節 まとめ
  一 稼ぐ
  二 貯蓄する
  三 投資する
 第二節 考察
  一 貨幣
  二 都市=村落関係
  三 バミレケ研究
  四 今後の課題と展望
あとがき
引用文献
索引

同じジャンルの本

このページのトップへ