本体5,000円+税
ISBN | 9784750320441 |
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判型・ページ数 | A5・240ページ |
出版年月日 | 2005/02/01 |
体力づくりからフィットネス教育へ
アメリカの体育教育と身体づくりへの責任
井谷 惠子 著
衰退状況にあったアメリカの体育が、1980年代以降新たなパラダイムに立つフィットネス教育プログラムの開発へと収斂している状況を明らかにし、青少年の体力の持続的低下傾向や生活習慣病が増加するわが国に、適用する意義と可能性を提言する。
序章 体育の危機とアカウンタビリティー
第1節 体育の衰退と教育改革
体育衰退の危機/わが国の教育改革と体育
第2節 子どもの身体と教育
からだへの危機感/体育と身体の教育/スポーツ文化の隆盛
第3節 体育と健康・フィットネス問題
ライフスタイルの変化/高齢化社会の到来/子どもの健康と運動
第4節 アメリカの学校体育の概況
アメリカの教育改革と体育の危機/健康福祉省審議会報告書/健康関連フィットネスへの注目/フィットネスへの役割認識と新しいプログラム
第5節 研究動向と本書のねらい
研究動向/本書のねらい/本書の構成/用語定義
資料・注・文献
第1章 アメリカにおける教育改革の進行と体育の危機
第1節 教育改革の流れと特徴
アメリカの教育制度の概要/教育の平等を実現する流れ/20世紀半ばからの教育改革の流れ/1980年代以降の教育改革/「教育の優秀性」を目指す教育改革の特徴
第2節 体育の危機
強まる体育の危機感/教育改革が体育に及ぼす影響/体育衰退の傾向――体育の履修状況の変化/体育指導者の資格/NASPEの報告書に見る体育の衰退と問題点
注・文献
第2章 危機打開に向けての議論とストラテジー
第1節 危機打開に向けての議論
体育内部において指摘される衰退の要因/「優れた教科」を目指す体育の改善/体育の独自性の追求と社会的要請への責任
第2節 体育のナショナル・スタンダード
ナショナル・スタンダード設定の背景/AAHPERDの役割と対応/ナショナル・スタンダードの性格と構成/各学年段階における内容基準/ナショナル・スタンダードにおける評価の扱い/ナショナル・スタンダードに対する評価と実践化
注・文献
第3章 健康・フィットネス問題の復活と体育への要請
第1節 アメリカにおける健康・フィットネス問題
フィットネス問題に関する歴史的経緯/フィットネス概念の変化/新たな課題としての健康・フィットネス問題
第2節 健康・フィットネス問題に関する研究の進展
子どものフィットネスレベル/成人を対象とした身体活動と健康に関する研究/身体活動が子どもの健康に及ぼす効果/身体活動の強度に関する研究/身体活動に関する心理行動学的研究の動向/審議会報告書『身体活動と健康』に見る研究動向
第3節 学校体育への要請
研究者による要請/研究組織による要請/身体活動についてのガイドラインの作成
資料・文献
第4章 体育におけるフィットネス目標
第1節 体育におけるフィットネス目標重視の傾向
フィットネス重視に影響を及ぼした社会的要因/教育改革の進行とフィットネス目標/高まるフィットネスへの責任意識/体育に対する社会的要請としての健康・フィットネス
第2節 体育におけるフィットネス目標の位置づけ
体育のナショナル・スタンダードにおけるフィットネス目標の位置づけ/体育カリキュラム研究者によるフィットネス目標の記述/フィットネス研究者によるフィットネス目標の記述/体育論者によるフィットネス目標の記述と批判
文献
第5章 新しいフィットネス教育プログラムの開発
第1節 新しいフィットネス教育プログラムの概観
多様なフィットネスプログラム/中・高校生,大学生のためのプログラム/小学生のためのプログラム/フィットネステストを中心としたプログラム
第2節 AAHPERDによる Physical Bestの概要と特徴
Physical Bestの概要/Physical Bestの特徴
第3節 CorbinによるFitness for Lifeの概要と特徴
Corbinの主張するフィットネス教育の理念/Fitness for Lifeの内容と構成/指導の方法と計画/Fitness for Lifeの特徴
文献
第6章 フィットネス教育プログラムの変容
第1節 フィットネス教育プログラムに関する批判的検討
理念に関する論議/実践に関する論議/フィットネス教育の位置づけ
第2節 フィットネス教育プログラムの変容に関する総合的検討
目標上の変化/教育成果への視点/教育内容の変化/新しいフィットネス教育の展望
文献
第7章 わが国の保健体育への示唆
教育改革の方向/体育カリキュラムの開発/体育と身体形成/フィットネス教育に関わる分野の共同に関して
終章 まとめ
第1節 体育の衰退と教育改革
体育衰退の危機/わが国の教育改革と体育
第2節 子どもの身体と教育
からだへの危機感/体育と身体の教育/スポーツ文化の隆盛
第3節 体育と健康・フィットネス問題
ライフスタイルの変化/高齢化社会の到来/子どもの健康と運動
第4節 アメリカの学校体育の概況
アメリカの教育改革と体育の危機/健康福祉省審議会報告書/健康関連フィットネスへの注目/フィットネスへの役割認識と新しいプログラム
第5節 研究動向と本書のねらい
研究動向/本書のねらい/本書の構成/用語定義
資料・注・文献
第1章 アメリカにおける教育改革の進行と体育の危機
第1節 教育改革の流れと特徴
アメリカの教育制度の概要/教育の平等を実現する流れ/20世紀半ばからの教育改革の流れ/1980年代以降の教育改革/「教育の優秀性」を目指す教育改革の特徴
第2節 体育の危機
強まる体育の危機感/教育改革が体育に及ぼす影響/体育衰退の傾向――体育の履修状況の変化/体育指導者の資格/NASPEの報告書に見る体育の衰退と問題点
注・文献
第2章 危機打開に向けての議論とストラテジー
第1節 危機打開に向けての議論
体育内部において指摘される衰退の要因/「優れた教科」を目指す体育の改善/体育の独自性の追求と社会的要請への責任
第2節 体育のナショナル・スタンダード
ナショナル・スタンダード設定の背景/AAHPERDの役割と対応/ナショナル・スタンダードの性格と構成/各学年段階における内容基準/ナショナル・スタンダードにおける評価の扱い/ナショナル・スタンダードに対する評価と実践化
注・文献
第3章 健康・フィットネス問題の復活と体育への要請
第1節 アメリカにおける健康・フィットネス問題
フィットネス問題に関する歴史的経緯/フィットネス概念の変化/新たな課題としての健康・フィットネス問題
第2節 健康・フィットネス問題に関する研究の進展
子どものフィットネスレベル/成人を対象とした身体活動と健康に関する研究/身体活動が子どもの健康に及ぼす効果/身体活動の強度に関する研究/身体活動に関する心理行動学的研究の動向/審議会報告書『身体活動と健康』に見る研究動向
第3節 学校体育への要請
研究者による要請/研究組織による要請/身体活動についてのガイドラインの作成
資料・文献
第4章 体育におけるフィットネス目標
第1節 体育におけるフィットネス目標重視の傾向
フィットネス重視に影響を及ぼした社会的要因/教育改革の進行とフィットネス目標/高まるフィットネスへの責任意識/体育に対する社会的要請としての健康・フィットネス
第2節 体育におけるフィットネス目標の位置づけ
体育のナショナル・スタンダードにおけるフィットネス目標の位置づけ/体育カリキュラム研究者によるフィットネス目標の記述/フィットネス研究者によるフィットネス目標の記述/体育論者によるフィットネス目標の記述と批判
文献
第5章 新しいフィットネス教育プログラムの開発
第1節 新しいフィットネス教育プログラムの概観
多様なフィットネスプログラム/中・高校生,大学生のためのプログラム/小学生のためのプログラム/フィットネステストを中心としたプログラム
第2節 AAHPERDによる Physical Bestの概要と特徴
Physical Bestの概要/Physical Bestの特徴
第3節 CorbinによるFitness for Lifeの概要と特徴
Corbinの主張するフィットネス教育の理念/Fitness for Lifeの内容と構成/指導の方法と計画/Fitness for Lifeの特徴
文献
第6章 フィットネス教育プログラムの変容
第1節 フィットネス教育プログラムに関する批判的検討
理念に関する論議/実践に関する論議/フィットネス教育の位置づけ
第2節 フィットネス教育プログラムの変容に関する総合的検討
目標上の変化/教育成果への視点/教育内容の変化/新しいフィットネス教育の展望
文献
第7章 わが国の保健体育への示唆
教育改革の方向/体育カリキュラムの開発/体育と身体形成/フィットネス教育に関わる分野の共同に関して
終章 まとめ