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増やされる障害児
本体2,200円+税
ISBN 9784750319698
判型・ページ数 4-6・224ページ
出版年月日 2004/09/01

増やされる障害児

「LD・ADHDと特別支援教育」の本質

子どもが「障害児化」され、「障害児は増やされている」。発達障害の名の下にノーマライゼーションのポーズを取りながら「特殊教育」そのものの管理支配を目指す文部科学省。「特別支援教育」の中に潜む、「共に学ぶ教育」の否定という本質を告発する。
はじめに
序 章 障害児は増えているのか
第1章 障害児教育をめぐる困惑の諸相
1 「特別支援教育」の本質
2 タテマエとしての「インクルージョン」
3 文部科学省の困惑
4 この時、とばかりの地方教育委員会
5 専門家の知ったかぶり
6 学校現場の困惑
第2章 インクルージョンの要注意
1 障害児教育行政の硬直化
2 逆行の図式
3 インクルージョンの内容の点検
第3章 地域社会の日常と「新障害者基本計画」――「施設から地域生活へ」と言う前に――
1 「脱施設」の方向で
2 ほんとうに「脱施設」なのか
3 障害者にとっての日常性
第4章 より重度な障害者にされないために
1 ただひとつの道
2 きめつけの中での人生
3 俯瞰図として見る障害者の生活
4 周囲が描くイメージで生活が変わる
第5章 「やりとりの障害」を持つ自閉症者とのやりとり――家族なりのしのぎ方の例として――
1 スムーズな生活の流れ
2 TEACCHでなくても生きられる
3 日常の授業における自閉症児
4 折り合いをつけるところまで
5 相手の意図を汲みとる
6 相手の「異なる心」への共感
7 日常のさりげない生活と関係を
あとがき
解説(堀正嗣)

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