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パナマを知るための55章
本体2,000円+税
ISBN 9784750319643
判型・ページ数 4-6・280ページ
出版年月日 2004/08/01

パナマを知るための55章

世界の十字路として500年の歴史を刻む中米南端の国パナマ。米国の支配下にあった運河地帯が1999年12月に返還され、経済、金融をはじめ新たな国際交通路として世界が注目する。緑にあふれ歴史遺産を数多く残すカリブ海の小国の魅力が満載。
はじめに
 1 数字で読む世界のなかのパナマ
第1章 国 土――運河で東西にニ分割された熱帯の小国
第2章 人びと――人種のるつぼと多民族社会
第3章 政 治――民主化を目指す新しい政治構造
第4章 経 済――サービス産業に依存する特異な経済構造
第5章 社 会――格差のある不平等な社会
第6章 教 育――高い教育水準と格差のある現状
 2 地球の十字路
第7章 コロンブスとパナマ地峡――新旧大陸の文明の衝突
第8章 ダリエンとスペイン人――バルボアによる太平洋の「発見」
第9章 「太平洋の女王」――黄金の王都パナマ市
第10章 「王の道」――新大陸の財宝を運んだロバの道
第11章 カリブ海の宝石ポルトベーロ――独占貿易港と黒人奴隷市場
第12章 エルドラードとしてのパナマ――ヨーロッパ人による財宝争奪戦の舞台
第13章 先住民と新住民――新しい地域社会の形成
 3 運河建設の夢の実現に向けて
第14章 群がる野望とパナマ地峡――しのぎを削る運河候補ルートの探査活動
第15章 地峡を横断するパナマ鉄道の建設――アメリカ西部のゴールド・ラッシュで増大する輸送需要
第16章 レセップスの挑戦と挫折――スエズ運河と同じ海面式工法で失敗
第17章 アメリカ合衆国の海洋帝国の野望とパナマ地峡――アメリカ世論を沸かせた戦艦「オレゴン号」の失敗
第18章 ヘイ・エラン条約とパナマの分離独立――パナマ独立と運河条約締結をはかった謎のフランス人
第19章 コロンビアからの分離独立と運河条約――独立の見返りに運河地帯の主権を喪失
第20章 アメリカの支配下に入るパナマ――幅一六キロのパナマ運河地帯がアメリカの治外法権下に
 4 パナマ運河の建設
第21章 アメリカの国家プロジェクトとしてのパナマ運河建設――パナマ独立後、ただちに開始した運河工事は難渋
第22章 大地を開鑿する――「大地は分かたれ、世界はつながれた」
第23章 パナマ運河に影を落とした五〇万人――フランスとアメリカの運河工事に従事した人びと
第24章 一九一四年の開通と第一次世界大戦――戦後、急速に伸びた通行量と「第三閘門案」の浮上
第25章 閘門式運河の構造――自然の原理を巧みに活かした二〇世紀最大の装置
第26章 運河条約の系譜――パナマの主権闘争で念願の新運河条約を実現
第27章 運河の利用状況と水資源――船の大型化とコンテナ貨物の急増、新たな水資源を求めて
 5 パナマ運河の政治学
第28章 アメリカ帝国主義――強まる運河支配
第29章 パナマ国内政治の力学――旧支配層vs市民派
第30章 アルヌルフォ・アリアスとポプリスモ――大衆動員型政治の成立
第31章 第二次世界大戦とパナマ運河――国際紛争の最前線と化した運河
第32章 冷戦下のパナマ運河と軍部の台頭――レモン司令官を中心に
第33章 新パナマ運河建設構想と日米関係――新運河建設の調査に日本も参加を表明
第34章 第二パナマ運河建設に向けての調査――アメリカ・パナマ・日本の三カ国「パナマ運河代替案調査委員会」の発足
 6 反米から自立へ
第35章 高まる反米運動――主権をめぐるパナマ人の闘い
第36章 パナマ・ナショナリズム――われわれの国旗を掲げよ!
第37章 トリホス将軍と一九七七年の新運河条約――約束された運河の返還
第38章 ノリエガ将軍とアメリカの侵攻――再び忍び寄るアメリカの影
第39章 運河返還を前に揺れるパナマ市民――信ずるべきはアメリカか、パナマか?
第40章 第三の独立――一九九九年一二月三一日の運河の完全返還
第41章 運河のパナマ化と二一世紀のパナマ運河――収益性を目指す運河経営と「ポスト・パナマックス案」の実施
 7 モノとカネとヒトの交差点
第42章 アジアと大西洋をむすぶ海上輸送ルート――着実に増大する中国からアメリカ東岸向け「コンテナ貨物」
第43章 麻薬と麻薬資金の通過地点――過去と現在
第44章 国際金融センター――内外のドル資金需要に応えるユニークな金融センター
第45章 国際政治のむすび目――国際政治の会議場? それとも亡命者・逃亡者の隠れ家?
第46章 世界の海洋に君臨するパナマ国旗を掲げた船――便宜置籍船とパナマ
第47章 クロスロードの食文化――狭いパナマで世界のグルメと土着料理を味わう
第48章 日本経済にとってのパナマ運河――「第三閘門案」実施は二〇〇五年前半の国民投票で決定
 8 目指す運河を越えた新しいパナマ
第49章 アメリカ支配一〇〇年が残したもの――従属から自立への道
第50章 運河地域の再開発――旧米軍施設は研究学園都市やリゾートホテルに再活用
第51章 パナマの産業開発戦略の行方――地域間経済格差の是正が最大の課題
第52章 観光立国に向けて――コスタリカに学ぶ豊かな自然と歴史遺産の活用
第53章 女性パワー――社会進出するパナマの女性たち
第54章 スポーツに見る新しい波――個人の運動能力の高さで世界に飛躍
第55章 パナマの先住民――過去と現在
【コラム1】新生パナマが取り組む環境保全政策
【コラム2】「王の道」を探す
【コラム3】パナマ運河鉄道にはじめて乗った日本人
【コラム4】パナマ運河とスエズ運河
【コラム5】パナマ運河爆砕作戦
【コラム6】パナマ運河と日本人
【コラム7】米ドルとパナマ通貨バルボア
【コラム8】さらば星条旗――密かに行われたアメリカ国旗返還式典
参考文献案内

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