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良心的「日の丸・君が代」拒否
本体1,600円+税
ISBN 9784750319377
判型・ページ数 4-6・256ページ
出版年月日 2004/07/01

良心的「日の丸・君が代」拒否

教育現場での強制・大量処分と抗命義務

東京都教育委員会による卒業式・入学式での「日の丸・君が代」の強制に反対して「君が代」斉唱時に不起立をおこなった教師たちを軸に、49人が、思想・良心の自由を守る意志、教師としての生き方、式当日の悲喜劇をそれぞれに記録。
序 この国の地金を変えていく一歩(高橋 哲哉)
1 「日の丸・君が代」はどのように強制されてきたか(池田 幹子)
2 私の「良心的拒否」(49人の自由)
 1記憶の中の「日の丸・君が代」
 「教え子を再び戦場に送らない」ために今できること/冷静さと勇気をもつ人であれ/男女平等もあやうい/武道を通して日本国民としての自覚はある、しかし
 2処分は突然に
 抗う義務/権力的な教育行政の横行/いつもの春の風景が少しだけちがって見えた/歴史の歯車が逆行しはじめた/戦争に反対しなかった父母の轍を踏むまい/私たちは癌ですか?/迷っていた……けれども/歯を食いしばり座っていた/「いいなりにはならない」/10・23通達がなかったら起立したかもしれない/「まさか」がまかり通っている現実
 3ささやかに私たちは抵抗する
 ささやかな抵抗として/静かに時代の流れに抵抗する/せめて子孫に顔向けできないことだけはしたくない/「バカな時代があったんだ」と笑って話せる時代にするために/起立しないという無言の教育/元嘱託教員から卒業生へ/「君が代」を弾くことはできない/そもそもなぜ立つのか?/二〇〇枚のビラが一時間でなくなった手応え/子どもは意見を言ってはいけないのですか/私の四〇秒の不起立/悩んだ末の起立・不起立/ついにここまで来たのか/「その時は遅かった」と言い訳できない/強制の先に見えるもの/若者の未来のために/PTA会長として/「愛国心」だけを伝えたくない/処分は怖い、でももっと怖いのは日本の未来
 4ちがいを認めあうことが自由の証
 この歌で苦しんでいる人もいる/異文化を排除する国旗・国歌の強制/友情こそ最善最強の防衛になる/心の中に隠し持っているだけでは本当の自由ではない/冗談みたいな卒業式の日の悲劇/常軌を逸している都教委の処分
 5ロボットではなく、ひとりの人間として
 心まで支配しようとする歌/平和のための「防波堤」になろう/戦前の思考を引きずっている人びと/教育の場とオリンピックの表彰はちがう/憲法を傍らに/ロボットたちへのオマージュ/物言わぬ若者の育成が眼目の教育構造改革/つくられた「板橋高校卒業式事件」/自分が凍りつく
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