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子どもと福祉文化
本体2,000円+税
ISBN 9784750319339
判型・ページ数 4-6・264ページ
出版年月日 2004/07/01

子どもと福祉文化

子どもが育つ本来の姿がみえてこない時代である。それどころか、子どもたちは社会変動の波に翻弄されている。その中で、子どもの福祉文化を拓くさまざまな実践がおこなわれている。それらの実践から、これからの展望を探る。
刊行の言葉 (一番ヶ瀬康子)
序 子どもの権利条約と福祉文化 (一番ヶ瀬康子)
第1部 子どもと福祉文化
 第1章 良寛さんやエレン・ケイに学ぶ子どもと福祉文化 (小沼肇)
 第2章 福祉文化を考えるために
  1 子どもの福祉文化の基盤――豊かな自己実現のために (山田美津子)
  2 子どもの暮らしと家庭・地域――日々生きることを学ぶ (阿部祥子)
  3 子どもの暮らしと教育――心の声を理解する (大島道子)
  4 子どもの暮らしと商業化――消費文化とその病理 (田中利則)
  5 子どもの暮らしと情報化・国際化――メディア時代の子どもたち (月田みづえ)
第2部 子どもの福祉文化を拓く
 第1章 “わんぱくっ子 ばんざい”――子どもたちの活動を支える
  1 冒険遊び場――〈羽根木プレイパーク〉の実践 (嶋村仁志)
  2 子どもたちが主役――〈ゆう杉並〉の実践 (福田惠美子)
 第2章 “ひとりでがんばらないで”――SOSを発信する子どもたちを支える
  1 子どもたちの可能性――スクールソーシャルワーク (山下英三郎)
  2 子どもたちの助け合い活動――チャイルドライン (保坂展人)
 第3章 “輝く子どもたち”――育ちを支える、学びを支える
  1 太陽の子どもたち――〈さんさん幼児園〉の実践 (薗田碩哉)
  2 ともに育ち合う――〈学びの広場〉の実践 (大島道子 前田朝子)
 第4章 “子どもの宝物”――子どもの文化の伝承と創造
  1 児童文化の伝承――沖縄における児童文化活動のいろいろ (安里和子)
  2 豊かな心を育む――〈おもちゃ美術館〉の実践 (多田千尋)
  3 いきいきとした体験活動――〈子ども劇場〉の実践 (福田房枝)
 第5章 “ここなら安心”――すべての子どもと家庭を支える
  1 子ども家庭を支援――〈しらとり〉の実践 (田口信一)
  2 憩いの生活の場――〈美深育成園〉の実践 (小川恭子)
第3部 今後の展望
すてきな子どもたちに明るい未来を (小沼肇)
あとがき (小沼肇)

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