本体2,000円+税
ISBN | 9784750319148 |
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判型・ページ数 | 4-6・176ページ |
出版年月日 | 2004/05/01 |
人権侵害と戦争正当化論
神戸 修 著
最大の人権侵害としての戦争を実体化させる人権破壊思想=戦争正当化論。ハンチントンの「文明の衝突」、日本の愛国心教育や国家神道の分析を通し、戦争が準備、遂行されていく過程を緻密に論証、これを許さないために尤も肝要な人権擁護思想の徹底を訴える。
まえがき
第一章 戦争正当化論
一 戦争正当化論とは
1 内 容
2 意 図(戦争から利益を得る人々がいる)
3 戦争と人権
二 戦争正当化論の類型
1 ラパポートの分類
2 運命論
3 政策論
三 S・ハンチントンの「文明の衝突」について
1 内 容
2 意 図
3 戦争正当化論として
4 「文明の衝突」概念の問題点
5 「世界史の哲学」とのアナロジー
6 運命論を超えて
第二章 日本における戦争正当化論成立の前提
はじめに
一 『心のノート』作成の背景
1 経 過
2 『心のノート』の位置
3 国家と資本の論理の貫徹
二 『心のノート』の特徴(「中学生向け」にそって)
1 教育カリキュラムの道徳化
2 「畏敬の情操」の強調
3 集団優先主義
4 “自発性”
5 「こころ主義」
6 プロセスの無視
三 「愛国心」強制史(戦前まで)
1 「調 和」
2 「宗教的情操」
四 「愛国心」強制史(戦後より)
1 経 過
2 安藤社会科
3 「期待される人間像」(一九六五年「中央教育審議会」草案、翌年に「答申」)
4 「教育課程審議会答申」(一九八七年)
5 「中学校学習指導要領」(「昭和四三年度」)
6 「中学校学習指導要領」(「平成元年度」)
7 「臨時教育審議会答申」(一九八六年)
五 「愛国心」を“教育”することの欺瞞性
1 「愛国心」の強要は教育の場になじまない
2 過ちをくりかえさない
3 心理学の国家動員を拒否する
注 釈
第三章 再び「“くに”という宗教教団」
一 国 体
1 国体の創出
2 国体の特徴
3 国体の強制
二 国体の中核(国家神道)
1 定義と教義(教典)
2 本 尊
3 布教施設
三 国体の中核の中核(靖国)
1 教 義
2 本 尊
3 布教施設
4 その特徴
四 靖国からの解放
1 靖国を知る
2 美辞麗句に騙されない
第四章 人権侵害について
一 人権侵害の本質
1 人が「モノ」になる
2 キーワード「安全」「尊厳」「自由」
3 人権侵害の構成
4 人権侵害の定義
5 人権侵害正当化論
二 人権侵害の性格
1 継続する
2 永続する
3 連鎖する
4 被害者へ責任が転嫁される
5 自己評価の歪みをもたらす
三 人権を護るために
1 歴史を知る
2 国という枠を超える
3 自分を過大評価しない
4 靖国からの解放
【付 録】『日本国憲法』(抄)
『教育基本法』
あとがき
第一章 戦争正当化論
一 戦争正当化論とは
1 内 容
2 意 図(戦争から利益を得る人々がいる)
3 戦争と人権
二 戦争正当化論の類型
1 ラパポートの分類
2 運命論
3 政策論
三 S・ハンチントンの「文明の衝突」について
1 内 容
2 意 図
3 戦争正当化論として
4 「文明の衝突」概念の問題点
5 「世界史の哲学」とのアナロジー
6 運命論を超えて
第二章 日本における戦争正当化論成立の前提
はじめに
一 『心のノート』作成の背景
1 経 過
2 『心のノート』の位置
3 国家と資本の論理の貫徹
二 『心のノート』の特徴(「中学生向け」にそって)
1 教育カリキュラムの道徳化
2 「畏敬の情操」の強調
3 集団優先主義
4 “自発性”
5 「こころ主義」
6 プロセスの無視
三 「愛国心」強制史(戦前まで)
1 「調 和」
2 「宗教的情操」
四 「愛国心」強制史(戦後より)
1 経 過
2 安藤社会科
3 「期待される人間像」(一九六五年「中央教育審議会」草案、翌年に「答申」)
4 「教育課程審議会答申」(一九八七年)
5 「中学校学習指導要領」(「昭和四三年度」)
6 「中学校学習指導要領」(「平成元年度」)
7 「臨時教育審議会答申」(一九八六年)
五 「愛国心」を“教育”することの欺瞞性
1 「愛国心」の強要は教育の場になじまない
2 過ちをくりかえさない
3 心理学の国家動員を拒否する
注 釈
第三章 再び「“くに”という宗教教団」
一 国 体
1 国体の創出
2 国体の特徴
3 国体の強制
二 国体の中核(国家神道)
1 定義と教義(教典)
2 本 尊
3 布教施設
三 国体の中核の中核(靖国)
1 教 義
2 本 尊
3 布教施設
4 その特徴
四 靖国からの解放
1 靖国を知る
2 美辞麗句に騙されない
第四章 人権侵害について
一 人権侵害の本質
1 人が「モノ」になる
2 キーワード「安全」「尊厳」「自由」
3 人権侵害の構成
4 人権侵害の定義
5 人権侵害正当化論
二 人権侵害の性格
1 継続する
2 永続する
3 連鎖する
4 被害者へ責任が転嫁される
5 自己評価の歪みをもたらす
三 人権を護るために
1 歴史を知る
2 国という枠を超える
3 自分を過大評価しない
4 靖国からの解放
【付 録】『日本国憲法』(抄)
『教育基本法』
あとがき