ホーム > グローバル・テロリズムとイスラーム
グローバル・テロリズムとイスラーム
本体2,800円+税
ISBN 9784750319032
判型・ページ数 4-6・288ページ
出版年月日 2004/05/01

グローバル・テロリズムとイスラーム

穢れた聖戦

9・11後イスラームの名のもとに行われたテロの背景を、政治的・宗教的側面から冷静に検証。歴史的悲嘆、宗教的差異を乗り越え共存と協力を築くため、アメリカ人はイスラーム世界に対し、どのように考え行動すべきかをイスラーム研究の第一人者が提言する。
序文

第1章 現代テロリストの誕生
テロリストの生い立ち/イスラームのビジョン/ジハードとサウジアラビアの建国/アフガニスタンのジハード――聖戦士の誕生/サウジ・エリートの過激主義/スーダンと実業家ムジャーヒド/ターリバーンとイブン・ラーディン/アイマン・ザワーヒリー――医学部からジハードの大学へ/アフガニスタンと聖戦宣言

第2章 ジハードとはなにか
多様なジハード/ムハンマドのジハード/ヒジュラとジハード――迫害と衝突/防衛と拡大のためのジハード/初期の分派主義とテロリズム/スンナ派とシーア派のジハード/世界的ウンマの確立とジハード/革命的ジハード――神の名におけるテロ/イデオローグと革命的ジハード/イブン・タイミーヤ/一八世紀のジハード/イスラーム革命の先駆者たち/ハサン・アル・バンナーとマウラーナ・マウドゥーディー/サイイド・クトゥブ――イスラーム過激主義の父/神の軍隊――戦闘的ジハードの復讐/戦争とジハード/改宗のためのジハード/ジハードと殉教――究極の信仰告白

第3章 神の軍隊
カーバ聖殿占領/十字軍から西洋帝国主義へ/近代化とイスラーム改革運動/イスラームと近代国家/未来への回帰――イスラーム復活/神の軍隊の誕生/エジプトと神のための怒り/篤信家大統領とジハード/ジハード団/二つの革命――主流派と戦闘的ジハード/原理主義と国家/パレスティナのジハード―ハマース/構成員と活動/民族主義者の抵抗運動か、テロ組織か?/アルジェリア――軍部対神の軍隊/ワッハーブ派の脅威/パキスタンのマドラサ/ロシアと中央アジア/世界規模のジハード

第4章 私たちはどこへ向かうのか?
イスラーム世界を理解するために/近代科学の生みの親/宗教、近代化、そして発展/文明の衝突は避けられないのか?/イスラームの女性問題/改革と対話を求めて/アンワル・イブラヒム――世界的な共生/ムハンマド・ハータミー――文明の対話/アブドゥルラフマン・ワヒド――コスモポリタン・イスラーム/イスラームと民主主義/民主主義者と反対論者/草の根の民主化運動/イスラーム的民主主義は脅威か?/グローバル・テロリズムとイスラーム/テロリズムへの対応とアメリカの外交政策/ジハードのグローバリゼーション

原註
監訳者あとがき
索引

同じジャンルの本

メシヤ思想

メシヤ思想(電子書籍)

メシヤ思想

メシヤ思想(単行本)

現代スピリチュアリティ文化論
 

このページのトップへ