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イエロー・オーストラリア
本体2,200円+税
ISBN 9784750317977
判型・ページ数 4-6・208ページ
出版年月日 2003/10/01

イエロー・オーストラリア

アジア化に揺れる豪州

白豪主義から黄豪主義へ―アジア系移民・企業が急激に流入する中、軋轢を乗り越えて大きく変貌しようとするオーストラリア。日本であまり知られていない豪州の今を、日経新聞前シドニー支局長が詳細にレポート。新しい日豪関係のあり方も提起する。
プロローグ

白豪から黄豪へ

アジア系市長誕生/白豪主義の壁/メルボルン市長/ゴールドラッシュと中国系移民/黄禍論/白豪主義の成立/急増する中国系/オーストラリア料理界のスター/ボートピープルから社長に/起業家天国・オーストラリア/高まる中国企業の存在感/日中、オーストラリア産資源争奪へ/華僑企業の進出目立つ電力・ホテル業界

豪州の奇跡

ミラクル・エコノミー/豪ドル安と財政黒字化/健全な金融セクター/ビッグ・オーストラリアの変身/世界第二位の資源会社へ/オールドエコノミーの功罪/小さな政府/伸びる民間インフラビジネス/国防省庁舎売却/警察の業務も民間委託/ITで生まれ変わるキャンベラ/加速する電子政府/参入する日本企業/「羊の背に乗る国」から「自動車の背に乗る国」へ/注目されるバイオ/増加するベンチャー・キャピタル投資

新白豪主義

ワン・ネーション党の誕生/主婦から政治家へ/アボリジニ批判/仕掛人は元ダイビングショップ経営者/ワン・ネーション党を支持する人々/大政党への反発/ワン・ネーション党離れ/ワン・ネーション党が残したもの/ハワード首相の海賊行為/パシフィック・ソリューション/疲弊する南太平洋島嶼国/白豪主義の復活?/ブランチ・エコノミー/相次ぐ豪企業買い/ヒドゥン・レイシズム/アカデミック黄禍/高得点のアジア系学生/MSG問題

輝き失うミドルパワー

東ティモールとハワード・ドクトリン/豪州を揺るがした東ティモール問題/アジアの反発/ハワード首相の生い立ち/ミドルパワー/APECの生みの親/APECの転機/ノーという豪州/進む米寄り政策/バリ・ショック/イラク戦争/京都議定書批准反対で米国に同調/米とのFTA/脱アジア?

新・日豪関係

中高年パラダイス/老後に住みたい国ナンバーワン/日本語大国オーストラリア/日本語ブームの構造変化/日本語達者なオージーを日本に輸出/カリスマ・ワーホリ/日本人トップデザイナー/「ワーホリ・デイズ」/減少するラウンド/日豪経済関係││求められる発想の転換/中小企業を主役に/若手を議論の場に/マイクロソフトの実験/トヨタの決断/先行するGM/日本にとってのオーストラリアの戦略的意味/バランサーとしての豪州/日豪FTAの意表/JANZUS(日米豪軍事同盟)/韓国からの小学留学生/遅れる日本/アジアの留学ハブ

あとがき

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