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ブラジルの歴史
本体4,800円+税
ISBN 9784750316796
判型・ページ数 A5・752ページ
出版年月日 2003/01/01

ブラジルの歴史

ブラジル高校歴史教科書

コロンブスの新大陸「発見」後、欧州の植民地支配に始まり現在に至るまでの歴史を詳解する。支配する側だけではなく支配される側にも焦点をあてて、様々な角度から500年の歴史を描き出した、ブラジルの高等学校で最も使われている歴史教科書の全訳。
一 植民地期
1 ピンドラーマ――原始共同体と先植民地期
2 黒人の地獄――砂糖生産と16~17世紀の植民
3 トルデシーリャス条約の分割線を越えて
4 金への渇望は止まない
5 何を考え、何を語るのか――18世紀末の反逆事件
6 宮廷が移転した――独立への歩み

二 帝政期
1 ペドロ4世の座を待つより、ペドロ1世になる方が得だろうか
  ――第1帝政 1822~1831
2 中央集権と地方分権の相克
  ――摂政制の危機と帝国の確立 1831~1850
3 ブラジルとはコーヒーのことである
  ――帝政最盛期の政治・経済・社会 1850~1870
4 落下(デグリンゴラーダ)
  ――君主政の衰退と共和国宣言 1870~1889

三 共和政期
1 大農園主たちの共和国
  ――オルガルキー共和政の形成と確立 1889~1920
2 これはわれわれが夢見た共和国ではない
  ――オリガルキー支配の危機と1930年革命
3 「新国家(エスタード・ノヴォ)」
  ――ヴァルガスの独裁体制 1937~1945
4 「国民は私とともに登るであろう」
  ――ポプリズモ国家の矛盾と葛藤 1940~1964
5 権威主義体制――1964~1985年の共和政
6 夢を探して――ブラジル政治の現在と将来

 図版の出典および所蔵・提供機関と補足説明
 引用文献一覧
 関連年表
 ブラジルとの新しい出会いのために――邦語参考文献案内
 索引
 訳者あとがき