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触法精神障害者の処遇と精神医療の改善
本体2,400円+税
ISBN 9784750316055
判型・ページ数 A5・228ページ
出版年月日 2002/08/01

触法精神障害者の処遇と精神医療の改善

大阪教育大附属池田小学校事件などの影響を受けて、政府が国会に提出した「心神喪失者等処遇法案」とそこに潜む問題点を多角的に検討し、新しい精神医療のあり方を追求する。
はじめに[福岡県弁護士会会長 藤井克已]

第1章 緊急座談会
 『心神喪失者などの処遇法案』をどう見るか[池永満/梶原恒夫/八尋光秀]

第2章 市民シンポジウム
 触法精神障害者の処遇と精神医療における患者の権利
 基調報告 「触法精神障害者」の処遇をめぐる論議の状況[池原毅和]
 パネラー発言1 精神科医、精神科病院の立場から[斉藤雅]
 パネラー発言2 患者支援の立場から[藤林詠子]
 パネラー発言3 弁護士の立場から[八尋光秀]

第3章 研究討論合宿
 触法精神障害者の処遇と精神医療における患者の権利
 研究討論報告1 触法精神障害者の処遇に関する現行法制度と運用の状況[大神朋子/梶村龍太]
 研究討論報告2 触法精神障害者の処遇に関する諸外国の法制と問題点[森尾亮]
 研究討論報告3 大阪池田小事件後、何が進行しているか[池原毅和]
 研究討論報告4 精神医療の改善方策と司法の課題[伊賀興一]
 研究討論報告5 日本の精神医療はこれで良いのか――現状・課題・今後について[田原孝]
 研究討論報告6 精神医療改善国連原則から10年――患者の権利の視点から[池永満]
 討論
 総括コメント 真の被害者対策を[内田博文]

資料編
1 「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律案」の概要
2 福岡県弁護士会と日本弁護士連合会の意見書
3 精神病者の保護及び精神保健ケアの改善のための原則(1991年12月12日国連総会決議)

編集後記