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アジアのドメスティック・バイオレンス
本体2,500円+税
ISBN 9784750315959
判型・ページ数 4-6・248ページ
出版年月日 2002/08/01

アジアのドメスティック・バイオレンス

1997年韓国、98年台湾、そして2001年には日本でもDV法が制定され、夫や恋人からの暴力が女性の人権に関わる重大な問題としてようやく社会に認識されるようになった。前記3国にカンボジアを加えたアジア4カ国の暴力の実態と根絶への取組みを報告。
はじめに
プロローグ アジアの家父長制とドメスティック・バイオレンス

第1章 台湾――背景・DV法の概要と実態
 1 DV法制定の背景と夫殺しの事件
 2 「家庭暴力防止法」の概要
 3 家庭暴力防止法制定後のDVの実態
 4 今後の課題

第2章 韓国――背景・実態・運動
 1 はじめに
 2 歴史的背景――家族のイデオロギー
 3 韓国におけるDVの実態
 4 DVに反対する世界規模での闘いへの韓国女性運動の成功の意義
 5 政策展開への提言

第3章 カンボジア――戦争文化とDV
 1 はじめに
 2 調査の原動力
 3 調査結果
 4 結論

第4章 日本――北九州調査を中心に
 1 北九州市における調査から
 2 被害者からの聞き取り
 3 相談室から見えるDV

エピローグ 謝辞にかえて