ホーム > グローバル化とアイデンティティ・クライシス
グローバル化とアイデンティティ・クライシス
本体2,800円+税
ISBN 9784750315539
判型・ページ数 4-6・288ページ
出版年月日 2002/03/01

グローバル化とアイデンティティ・クライシス

グローバル化によって、草の根文化の可能性がどう広がるのか。ディズニーランド、インド、タイ、沖縄、ファンダメンタリズム、宗教、教育現場など10の事例によって論ずる。
はじめに アイデンティティと伝統の再帰性[宮永國子]

1 グローバル・システムと自己実現[島添貴美子]
 ――東京ディズニーランドを例に
 1 問題の所在
 2 グローバル・システムとしてのTDL
 3 グローバル化で自己実現

2 大衆文化とローカル・ポリティクス[井上貴子]
 ――インドのポピュラー音楽における「愛国主義」の構築と受容
 はじめに
 1 インドにおけるテレビとポピュラー音楽
 2 「ヴァンデー・マータラム」と「愛国主義」ブーム
 3 「ヴァンデー・マータラム」の受容
 おわりに

3 タイ都市部の仏教運動における自己と社会関係の再構築[矢野秀武]
 ――社会的行為としての瞑想
 1 グローバル化と宗教変容
 2 タンマカーイ寺(およびタンマカーイ財団)
 3 社会的な自己/他者、神秘的な自己/他者
 4 瞑想実践と自他の神秘的連接(他者との垂直的連接)
 5 儀礼のなかの瞑想と自他の社会的連接(他者との水平的連接)
 6 宗教的共同性の持続と変容
 7 グローバル化としての自己と社会関係の再構築

4 伝統をつなぐ拝(うが)み/伝統をたち切る拝(うが)み[佐藤壮広]
 ――沖縄シャーマニズムにおける伝統の再帰性とアイデンティティ
 はじめに
 1 沖縄のアイデンティティ探求の構図
 2 沖縄社会におけるユタ
 3 「グスク・御嶽まつり」の事例
 4 考察

5 真宗ファンダメンタリズムの台頭[森葉月]
 1 ファンダメンタリズムの定義
 2 原点
 3 聖なる秩序
 4 「絶対の幸福」
 5 批判
 6 浄土真宗親鸞会の組織と活動
 結論

6 「自分で理解した神」を受け入れる[葛西賢太]
 ――Alcoholics Anonymousにおける宗教的文化資源とアイデンティティ
 はじめに
 1 AAで自分を理解する
 2 「自分で理解した神」を受け入れる
 3 結語

7 ニューエイジ・精神分析的文化・愛[樫村愛子]
 ――ラカン派精神分析学から見たアイデンティティ・クライシス
 1 アイデンティティ・クライシス諸論とジジェクのリスク社会論批判
 2 主体を維持するコンテクスト
 3 生活世界の切断と三つの戦略

8 宗教におけるグローバル化とジェンダー・アイデンティティ[薄井篤子]
 はじめに
 1 グローバル化によるグローバル・フェミニズムの登場
 2 日本宗教におけるジェンダー問題
 3 ジェンダー・アイデンティティの多様な展開
 4 女性の身体をめぐる闘争
 おわりに

9 個と複数性の行方[角田幹夫]
 ――グローバル化へのハンナ・アレント的視点
 はじめに
 1 個と複数性
 2 アレントと近代化
 3 国民国家を超えて
 4 グローバル化とアイデンティティ

10 〈教育〉の場を造型する実践プログラムへの序論[永澤護]
 ――線を引くこと
 はじめに
 1 自己形成過程の基礎論的考察
 2 グローバル化における自己と他者の統御装置
 3 呼びかけと応答の時空の創造

おわりに[宮永國子]

同じジャンルの本

このページのトップへ