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マルセ太郎 記憶は弱者にあり
本体1,800円+税
ISBN 9784750311920
判型・ページ数 4-6・224ページ
出版年月日 1999/08/01

マルセ太郎 記憶は弱者にあり

喜劇・人権・日本を語る

森 正 編著
自らの出自をからめた在日韓国・朝鮮人問題論、日本の戦争責任、日の丸・君が代問題、そしてガンとの闘いの中、魂をしぼり出すかのようなその芸。思考し、告発する稀有の芸人、マルセの人権・喜劇論。
1 マルセ太郎が語る
聞きとり(1) 思考する芸人
 日本人は思想性のない民族/Be動詞の哲学/羽仁五郎の影響/「帰化」のいきさつ/息子(竜介)との議論/民族のはざまで/色川武大さんとの一致 ほか
聞きとり(2) 喜劇・批判精神・民主主義
 喜劇とは/議論することの大切さ/民主主義の理念/大阪論・東京論/いま大切なこと
聞きとり(3) 本当のインテリ,偽物のインテリ
 日本(人)と韓国(人)/融通性の功罪/本当のインテリとは/「人格者」と「偉い人」/「在日」テーマに演劇を/総理大臣の資質を問う ほか
聞きとり(4) 明かりがみえない国,みえる国
 本当の国際化/新聞の戦争責任/恐るべき民族/横文字・カタカナだらけの日本/「豊かさ」の意味
聞きとり(5) 歴史に学ぶ,記憶は弱者にあり
 「君が代・日の丸」問題/外野席のいい客になろう/オーソドックスにこだわる/姫路の山田青年/個性的に生きよう/アジテーションの大切さ
2 思考する芸人を語る
 聞きとり雑記[森正]/告発する芸人「君が代」コントによせて[森正]/哲学者マルセ太郎[寺田元一]/折々のマルセ太郎[森正]