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幸福の智恵 クタドゥグ・ビリグ
本体9,200円+税
ISBN 9784750347066
判型・ページ数 A5・600ページ
出版年月日 2018/08/31

幸福の智恵 クタドゥグ・ビリグ

テュルク民族の長編物語詩

11世紀後半、中央アジアで著されたテュルク(トルコ)語による現存最古のテュルク・イスラーム文学作品の初の日本語全訳。『クタドゥグ・ビリグ』とは日本語で『幸福になるための智恵』。教訓的な長編物語詩であり、テュルク民族が世界に誇る古典である。
 凡例
 『幸福の智恵』を読む前に

序言 その1
序言 その2
第1章 尊く偉大なるアッラーを讃えて
第2章 預言者を讃える、彼に平安あれ
第3章 預言者の四人の教友を讃える
第4章 美しき春と偉大なるボグラ・ハーンを讃えて
第5章 七つの惑星と12の星座(黄道十二星座)
第6章 人類の価値が知識と智恵にあることを論ずる
第7章 言葉について論ずる その長所と欠点、利益と損失について
第8章 著者の謝罪
第9章 善行を賞賛する、そしてその利得について
第10章 美徳と智恵と知識の利得について
第11章 書名の内容と筆者の晩年について
第12章 物語の始まり、日の出王について
第13章 満月、日の出王の都に至る
第14章 満月、日の出王に謁見する
第15章 満月、国王に向かいわたしは幸運を代表するとのべる
第16章 満月、国王に向かい幸運の本質をのべる
第17章 日の出王、満月に正義についてのべる
第18章 日の出王、満月に正義である自分についてのべる
第19章 満月、国王に言葉の美徳と弁舌の長所についてのべる
第20章 満月、幸運の無常について語る
第21章 満月、息子の絶賛に遺言を残す
第22章 満月、息子の絶賛に対する教え
第23章 満月、日の出王に遺書を綴る
第24章 日の出王、絶賛を召喚する
第25章 絶賛、日の出王に謁見する
第26章 絶賛、日の出王の宮廷に仕える
第27章 絶賛、国王に智恵の容貌をのべる
第28章 絶賛、ベグが備えるべき条件について論ずる
第29章 絶賛、宰相が備えるべき条件を論ずる
第30章 絶賛、国王に対して将軍が備えるべき条件を論ずる
第31章 絶賛、大侍従が備えるべき条件を論ずる
第32章 絶賛、門衛隊長の備えるべき条件を論ずる
第33章 絶賛、使者の資質について論ずる
第34章 絶賛、書記が備えるべき条件を論ずる
第35章 絶賛、宝物管理官が備えるべき条件について論ずる
第36章 絶賛、料理長が備えるべき条件を論ずる
第37章 絶賛、酌人の長の備えるべき条件について論ずる
第38章 絶賛、ベグはどのように臣下に報酬を与えるべきかを論ずる
第39章 日の出王、覚醒に手紙を書く
第40章 絶賛、覚醒を訪れる
第41章 覚醒と絶賛、論争をおこなう
第42章 覚醒、絶賛にこの世の欠陥を論ずる
第43章 絶賛と覚醒、現世の助けを借りて来世を獲得することができるかを論ずる
第44章 覚醒、国王に手紙を書く
第45章 日の出王、二度目の手紙を覚醒に送る
第46章 絶賛と覚醒、二度目の討論をおこなう
第47章 絶賛、覚醒に対していかにベグに仕えるかを論ずる
第48章 絶賛、どのように宮廷の人間と接するかを論ずる
第49章 絶賛、覚醒にいかに平民に応じるかを論ずる
第50章 絶賛、アリー家の人びと(サイイド)とどのように交わるかを論ずる
第51章 絶賛、どのように学者に接するかを論ずる
第52章 絶賛、どのように医者と接するかを論ずる
第53章 絶賛、どのように巫術師に接するかを論ずる
第54章 絶賛、どのように夢判断師に接するかを論ずる
第55章 絶賛、どのように天文学者に接するかを論ずる
第56章 絶賛、どのように詩人に接するかを論ずる
第57章 絶賛、どのように農民と接するかを論ずる
第58章 絶賛、どのように商人に対するかを論ずる
第59章 絶賛、どのように牧人に接するかを論ずる
第60章 絶賛、どのように職人に接するかを論ずる
第61章 絶賛、どのように貧しい人に接するかを論ずる
第62章 絶賛、どのように妻をめとるかを論ずる
第63章 絶賛、どのように子どもを教育するかを論ずる
第64章 絶賛、部下の使用人とどのような関係を築くかを論ずる
第65章 絶賛、覚醒に宴会における作法について論ずる
第66章 絶賛、覚醒に宴に招く際の礼儀についてのべる
第67章 覚醒、絶賛に世間から逃避すること、足るを知ることについて論ずる
第68章 日の出王、覚醒に三回目の呼び出しを命じる
第69章 覚醒、絶賛の所に来る
第70章 日の出王、覚醒と会見する
第71章 国王に対する覚醒の忠告
第72章 絶賛、国王に国を治める方法を論ずる
第73章 絶賛、過ぎた歳月を後悔し悔悟する
第74章 覚醒、絶賛に進言する
第75章 正直には正直、人情には人情を
第76章 覚醒、病にかかり、絶賛を呼ぶ
第77章 絶賛、覚醒に夢判断を論ずる
第78章 覚醒、絶賛に夢について話す
第79章 絶賛、覚醒に夢を解く
第80章 覚醒、夢に別の解釈をする
第81章 覚醒から絶賛への遺言
第82章 遺産(Qumaru)、絶賛に覚醒の死去を告げる
第83章 遺産、絶賛を慰める
第84章 絶賛、覚醒を哀悼する
第85章 国王、絶賛を慰める
後書き(1) 青春の喪失と老年の到来を嘆く
後書き(2) 時代の堕落と友人たちの裏切り
後書き(3) 筆者、ユースフ大侍従自分への戒め

『クタドゥグ・ビリグ』解題(間野英二)

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