本体1,800円+税
ISBN | 9784750347035 |
---|---|
判型・ページ数 | 4-6・256ページ |
出版年月日 | 2018/07/31 |
西田幾多郎の実在論
AI、アンドロイドはなぜ人間を超えられないのか
池田 善昭 著
それでも世界は実在する!
思弁的実在論、新実在論とも異なる西田の「無の形而下」の実在論。
「包まれつつ包む」池田哲学の真髄。
世界は存在するのか、しないのか。生命とは、人間とは何か――西田幾多郎の哲学は世界のあり方を根源から問う実在論であった。行為的直観、自覚、絶対無の場所、絶対現在、永遠の今、絶対矛盾的自己同一といった西田独自の概念を、生命論を手がかりに考察することを通して西田哲学と一体化しつつ、自身の思索を深化させる池田哲学の真骨頂が展開する。ピュシス(自然)の発する声に耳を傾けた、『福岡伸一、西田哲学を読む』の続編。
【書評情報・関連記事】
○西田幾多郎生誕150年に寄せて: ポストコロナ時代の哲学としての西田哲学(じんぶん堂)
まえがき
第一章 西田幾多郎の根本的思想――実在、時間、宇宙意識
Ⅰ 実在とは何か――「人間」における人と人との「間」の問題
Ⅱ 西田幾多郎は実在をどう考えたか――ピュシス、根源的な絶対矛盾の論理
Ⅲ 実在=「有」があるが故に「無」と自覚できるもの――「有」と「無」のあいだ
Ⅳ 西田幾多郎の「宇宙意識」
第二章 西田幾多郎の実在論――アンドロイドはなぜ人間を超えられないのか
はじめに
Ⅰ 絶対矛盾的自己同一
Ⅱ 叡智としての行為的直観
Ⅲ 生命の自覚(身体的に自覚する)
Ⅳ 哲学と科学における知の統合
Ⅴ 世界の自己表現作用
Ⅵ 「絶対現在」の自己限定
Ⅶ 「存在」と「実在」の違いについて~石黒浩教授のアンドロイド考
おわりに~脱近代をめざして
第三章 生命と場所――福岡伸一と西田幾多郎
はじめに
緒論 考えるということ
Ⅰ 生命であること
Ⅱ 時間と空間
Ⅲ 有と無
Ⅳ 絶対現在
Ⅴ 個多即全一、全一即個多
Ⅵ 時間即空間、空間即時間
おわりに
第四章 カントにおける近代科学の論理をどう乗り越えるか
第五章 愛と時――他者問題をめぐる西田幾多郎の思想について
はじめに
Ⅰ 「愛」とは一体何であるのか
Ⅱ 「包みつつ包まれる」という場所
Ⅲ 自然(ピュシス)の愛
Ⅳ 他者問題(der Andere)
注釈
あとがき
西田幾多郎について
第一章 西田幾多郎の根本的思想――実在、時間、宇宙意識
Ⅰ 実在とは何か――「人間」における人と人との「間」の問題
Ⅱ 西田幾多郎は実在をどう考えたか――ピュシス、根源的な絶対矛盾の論理
Ⅲ 実在=「有」があるが故に「無」と自覚できるもの――「有」と「無」のあいだ
Ⅳ 西田幾多郎の「宇宙意識」
第二章 西田幾多郎の実在論――アンドロイドはなぜ人間を超えられないのか
はじめに
Ⅰ 絶対矛盾的自己同一
Ⅱ 叡智としての行為的直観
Ⅲ 生命の自覚(身体的に自覚する)
Ⅳ 哲学と科学における知の統合
Ⅴ 世界の自己表現作用
Ⅵ 「絶対現在」の自己限定
Ⅶ 「存在」と「実在」の違いについて~石黒浩教授のアンドロイド考
おわりに~脱近代をめざして
第三章 生命と場所――福岡伸一と西田幾多郎
はじめに
緒論 考えるということ
Ⅰ 生命であること
Ⅱ 時間と空間
Ⅲ 有と無
Ⅳ 絶対現在
Ⅴ 個多即全一、全一即個多
Ⅵ 時間即空間、空間即時間
おわりに
第四章 カントにおける近代科学の論理をどう乗り越えるか
第五章 愛と時――他者問題をめぐる西田幾多郎の思想について
はじめに
Ⅰ 「愛」とは一体何であるのか
Ⅱ 「包みつつ包まれる」という場所
Ⅲ 自然(ピュシス)の愛
Ⅳ 他者問題(der Andere)
注釈
あとがき
西田幾多郎について
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