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〈つながり〉の現代思想
本体2,800円+税
ISBN 9784750346472
判型・ページ数 A5・272ページ
出版年月日 2018/03/31

〈つながり〉の現代思想

社会的紐帯をめぐる哲学・政治・精神分析

本書は、「社会的紐帯」という術語を手がかりに、現代社会の「つながり」が孕む諸問題を根底から捉えなおし、その理論と病理、そして可能性を紡ぐ。哲学、精神分析、現代政治理論における、気鋭の若手研究者たちによる意欲的な論集。

 

「まえがき」より(帯文)

社会をまとめあげる「つながり」の崩壊を眼にしたとき、ひとびとは新たな「つながり」を希求するだろう。……しかし容易に予測されるように、同質性の強化は同時に、異質なものの排除を必然的に伴うものであった。過少なつながりから過剰なつながりへ、そして絆のほどきから絆の押し付けへと進むドラマは、私たちが他者および共同体との〝適切な〟距離を見失っていることを、もっと言えば、そのような〝適切な〟距離など最初から存在しなかったであろうことを忘却させるよう作用しているのである。

 

【内容紹介】

「まえがき」(pp.7-15)【PDF:600KB】

 

【書評情報・関連記事】

○図書新聞掲載(7月7日:3359号掲載)
「ちょっと、垂直――二〇一〇年代の思想と臨床、そして政治をつなぐキーワードは何か」
対談:松本卓也氏×東畑開人氏
https://www1.e-hon.ne.jp/content/toshoshimbun/3359_2


○週刊読書人(7月27日:第3249号)
「分断が進行しつつある中で「つながり」の問いをあらためて提起」
評者:宮﨑裕助氏(新潟大学准教授)
https://dokushojin.com/article.html?i=3903

 まえがき

第Ⅰ部 社会的紐帯への視座

第一章 政治の余白としての社会的紐帯――ルソーにおける憐憫[淵田仁]
第二章 集団の病理から考える社会的紐帯――フロイトとラカンの集団心理学[松本卓也]

第Ⅱ部 社会的紐帯のポリティクス

第三章 ポスト・ネイションの政治的紐帯のために[山本圭]
第四章 〈政治的なもの〉から〈社会的なもの〉へ?――〈政治的なもの〉の政治理論に何が可能か[乙部延剛]
第五章 友愛の政治と来るべき民衆――ドゥルーズとデモクラシー[大久保歩]

第Ⅲ部 社会的紐帯の未来

第六章 特異性の方へ、特異性を発って――ガタリとナンシー[柿並良佑]
第七章 外でつながること――ハーバーマスの精神分析論とエスの抵抗[比嘉徹徳]
第八章 社会的紐帯と「不可能性」[信友建志]

 あとがき

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