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ケルトを知るための65章
本体2,000円+税
ISBN 9784750346137
判型・ページ数 4-6・384ページ
出版年月日 2018/02/10

ケルトを知るための65章  新刊

ヨーロッパ文明の基層の一つであるケルト文明。様々な歴史的出来事の影響を受け形を変えながらも、今もブリテン島、アイルランド、ブルターニュ地方などを中心にケルト人の命脈は保たれている。多面的・多層的な歴史と文化を65のトピックで紹介するケルト入門。
 まえがき
 ヨーロッパのケルト圏地図


Ⅰ ヨーロッパ文化の基層

第1章 広大なケルト圏世界――さまざまな民族と文明をつなぐ
第2章 民族と言語からみたケルト人――ヨーロッパに残した最大の遺産
第3章 ケルト文化の特質と遺産――「動き」と「変化」への執着
第4章 ヨーロッパ文化の基層を形成――ケルト文化の痕跡と影響
第5章 なぜケルト文化に惹かれるのか――「現実」と「虚構」が入り混じる魅力
【コラム1】「ケルト展」のにぎわい――多様なケルトの探求へ


Ⅱ 移動するケルト人

第6章 ケルト人の起源と移動――ヨーロッパ各地へ拡散
第7章 古典作家たちの目――ギリシア・ローマのケルト・イメージ
第8章 ガリアのケルト人――パリの場合
第9章 イタリアのケルト人――ローマとの対決
第10章 イベリアのケルト人――スペイン的愛国心の原型
第11章 小アジアのケルト人――ガラティア王国の興亡
第12章 カエサルとの対決――ガリア戦争の顛末
【コラム2】馬と鉄を武器にした覇者――二輪戦車を巧みに乗り回す


Ⅲ ブリテン諸島のケルト人

第13章 海を渡ってブリテン諸島へ――独自のケルト文化を開花させる
第14章 ローマ支配下のケルト人――ローマン・コンクェストと女王ブーディカの反乱
第15章 キリスト教の伝来――「聖人と学者の島」アイルランド
第16章 アングロ・サクソン人の侵入――辺境に退却したケルト人
第17章 ヴァイキングの来襲――北方の民がもたらした功罪の痕跡
第18章 ケルト圏王国の苦難続く――試練に立ち向かう英雄たち
【コラム3】「アーサー王」の活躍


Ⅳ ケルト社会の特徴

第19章 ハルシュタット期とラ・テーヌ期――ケルト文化の萌芽から極点へ
第20章 地中海世界との交流――商業・軍事・宗教
第21章 部族社会の隆盛――極致に達した地域文化
第22章 支配者の墳墓は語る――富と権力を象徴する副葬品
第23章 ケルト社会の階層――王・ドルイド・戦士などが支配
第24章 ドルイドの役割と機能――ケルト社会の知的指導者
第25章 『ガリア戦記』の記録――カエサルが見たケルト人
【コラム4】「ミイラ」の解剖が明かす――ケルト社会の生贄の風習


Ⅴ ケルト人の生活

第26章 丘の上の城砦――多機能をもつ生活拠点
第27章 農耕と牧畜――すぐれた食糧確保の技術
第28章 住居のつくり――人間と家畜が同居
第29章 飲食の習慣と娯楽――自然の巡りに合わせた歓びを味わう
第30章 衣装と装身具――西洋服飾史の源流の一つ
第31章 戦士たちと戦いの方法――ローマと戦った勇猛さ
第32章 氏族(クラン)社会の内と外――ハイランドの生んだ独自の伝統文化
【コラム5】二輪戦車(チャリオット)


Ⅵ ケルト人の宗教

第33章 ケルト人の信仰の特徴――不死と再生への願い
第34章 動物と植物の崇拝――トーテムとなる聖なる存在
第35章 水と火への信仰――生命と生活の力の源
第36章 異界の概念――島と塚と波の下
第37章 ケルト人の人頭崇拝――首狩り族の末裔
第38章 巨人と馬の地上絵――白亜の大地は地上絵の絶好のカンヴァス
第39章 ケルトの季節祭――闇から光への移り変わり
【コラム6】動物の王ケルヌンノス――鹿角とトルクの謎


Ⅶ ケルト美術の輝き

第40章 ハルシュタット美術の様式――考古学が明らかにした先史時代ヨーロッパの造形
第41章 ラ・テーヌ美術の様式――「ケルト美術史の学祖」ヤーコプスタールの様式論
第42章 石像を彫る発想――人頭・人面を多様に表現
第43章 金属工芸の巧み――近年の考古学的成果と「名品」
第44章 貨幣の彫刻――「虹の小鉢」にみる古代貨幣の魅力
第45章 ケルト十字架の装飾――浮彫文様で埋め尽くすもの
第46章 ピクト人のシンボル・ストーン――石に刻んだスコットランド・ケルトの英知
第47章 彩飾写本にみるケルト文様――輝ける至高の美
【コラム7】円塔の美


Ⅷ 神話と伝説の語り

第48章 ケルト神話とほかの神話との比較――天地創造がないのが特徴
第49章 口承文化と詩人の役割――記憶力と多重な声の通路
第50章 アイルランドの物語群(1)――神々と王と英雄
第51章 アイルランドの物語群(2)――戦士団と王の史話
第52章 『マビノギオン』の幻想世界――豊饒な想像力と独自の語り
第53章 アーサー王物語のケルト的要素――魔術師・妖精・異界・媚薬・聖杯
【コラム8】ラフカディオ・ハーンとケルト


Ⅸ ケルト復興

第54章 ケルト文化の再発見――燃え上がる復興運動
第55章 古物への愛好と憧憬――「ケルトの過去」との絆を求めて
第56章 『オシアン詩』の意義――進歩する文明への懐疑
第57章 アイルランドの文芸復興――政治運動と文学運動の相克
第58章 アイルランド演劇運動の展開――辺境から響く世界文学の声
第59章 諸地域のケルト文化復興――「最後のとりで」を守る動き
【コラム9】アイリッシュ・ハープへの誤解――濫用されてきた用語について


Ⅹ いま鼓動するケルト

第60章 ケルト語復興に向けて――新しい世代への教育と放送の効果
第61章 ケルトのフェスティバル――伝統文化と観光文化の新しい融合
第62章 ケルト音楽と歌い手たち――グローバルに移動し、生まれ変わる音楽
第63章 ケルティック・ダンスとドレス――ルーツは一つ、大陸と島のダンス
第64章 現代美術にみるケルト的表現――文様の織りなす抽象性
第65章 ケルト人の民族意識――諸地域に実在する可能性は?
【コラム10】ケルトのシンボル――聖性をもつオークやトルクなど


 『ケルトを知るための65章』参考文献
 ケルト関連年表
 図版出典一覧

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