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イタリアの歴史を知るための50章
本体2,000円+税
ISBN 9784750345857
判型・ページ数 4-6・384ページ
出版年月日 2017/12/10

イタリアの歴史を知るための50章

古代ローマ、ルネサンス、そして高度な都市文化を発展させた世界の憧れの地、イタリア半島。近代以降は欧州の混乱に翻弄され、やがて20世紀の世界大戦の時代を迎える。時代ごとに語られることの多いイタリア半島の通史を50のトピックで簡潔に捉えた歴史入門。

 

【執筆者一覧】

芦田 淳(あしだ・じゅん)
国立国会図書館主査
専攻:イタリア政治制度論、日伊比較公法
主な著作:「日伊比較による地方自治の論点――道州制導入論議を契機として」(『自治総研』463号、2017年)、「イタリア共和国憲法における『地域国家』と連邦制」(憲法理論研究会編『対話的憲法理論の展開』敬文堂、2016年)、「イタリア憲法裁判所と地域国家――憲法裁判所の役割と影響」(曽我部真裕・田近肇編『憲法裁判所の比較研究』信山社、2016年)。

飯坂晃治(いいさか・こうじ)
別府大学文学部准教授
専攻:古代ローマ史
主な著作:『ローマ帝国の統治構造――皇帝権力とイタリア都市』(北海道大学出版会、2014年)、「ローマ帝政所期における都市監督官 curator rei publicaeとイタリア都市」(『史学雑誌』第111編第4号、2002年)。

池上俊一(いけがみ・しゅんいち)
東京大学大学院総合文化研究科教授
専攻:ヨーロッパ中世史
主な著作:『公共善の彼方に――後期中世シエナの社会』(名古屋大学出版会、2014年)、『ヨーロッパ中世の宗教運動』(名古屋大学出版会、2007年)、『ロマネスク世界論』(名古屋大学出版会、1999年)。

池谷知明(いけや・ともあき)
早稲田大学社会科学総合学術院教授
専攻:政治学、比較政治、イタリア政治
主な著作:『新・西欧比較政治』(共編、一藝社、2015年)、「野党なき政党の共和国イタリア――二党制の希求、多元主義の現実」(吉田徹編『野党とは何か――組織改革と政権交代の比較政治』ミネルヴァ書房、2015年)、「2極化と破片化――2001年イタリア上下両院選挙」(『選挙研究』第18号、2003年)、「1996年イタリア上下両院選挙――政党システムの変容を中心にして」(『選挙研究』第13号、1998年)。

石川 清(いしかわ・きよし)
愛知産業大学造形学部建築学科教授
専攻:イタリア中世・ルネサンス建築史
主な著作:「十五世紀ラグーザとイタリア建築――ミケロッツォ・ディ・バルトロメオとフィレンツェの建設技術集団の活動を中心に」(『日伊文化研究』、55号、2017年)、『イタリアにおけるゴシック建築文化受容の複層性に関する研究』(平成24~27年度科学研究費助成事業基盤研究(C)研究成果報告書、2016年)、「建築史家の眼差しをもった建築家の誕生――『芸術家列伝』初版と第二版の間(1550-1568年)」(野口昌夫編著『ルネサンスの演出家ジョルジョ・ヴァザーリ』白水社、2011年)。

石田 憲(いしだ・けん)
千葉大学大学院社会科学研究院教授
専攻:国際政治史、日独伊比較政治・近現代史
主な著作:『膨張する帝国 拡散する帝国――第二次世界大戦に向かう日英とアジア』(編著、東京大学出版会、2007年)、『敗戦から憲法へ――日独伊憲法制定の比較政治史』(岩波書店、2009年)、“Il problema dei crimini di guerra in Giappone e in Italia. Tre punti di vista comparati,”(A cura di Giovanni Contini, Filippo Focardi e Marta Petricioli, Memoria e rimozione: I crimini di guerra del Giappone e dell'Italia, Viella, 2010)。

伊藤 武(いとう・たけし)
専修大学法学部教授
専攻:イタリア政治
主な著作:『イタリア現代史第二次世界大戦からベルルスコーニ後まで』(中公新書、2016年)、「イタリアにおける保守主義政党――『例外』としてのフォルツァ・イタリア」(水島治郎編『保守の比較政治学――欧州・日本の保守政党とポピュリズム』岩波書店、2016年)、「共和国の成立と高度成長」(北村暁夫・伊藤武編著『近代イタリアの歴史――16世紀から現代まで』ミネルヴァ書房、2012年)。

遠藤 孝(えんどう・たかし)
湘南工科大学総合文化教育センター非常勤講師
専攻:政治学
主な著作:アントニオ・ネグリ『戦略の工場』(共訳、作品社、2011年)、「アントニオ・ネグリのマルチチュード」(『中央大学社会科学研究所年報』第21号、2017年)、「構成する権力と主権権力――権力をめぐるネグリとアガンベンの論争」(『法学新報』第117巻第1・2号、2010年)。

大黒俊二(おおぐろ・しゅんじ)
大阪市立大学大学院文学研究科教授
専攻:イタリア中世史
主な著作:『声と文字』(岩波書店、2010年)、『嘘と貪欲――西欧中世の商業・商人観』(名古屋大学出版会、2006年)。

大西克典(おおにし・かつのり)
日本学術振興会特別研究員PD
専攻:イタリア近世史
主な著作:「近世イタリア都市工業と啓蒙改革――18世紀トスカーナにおける絹織物工業保護」(『史学雑誌』第126編8号、2017年)、「(研究動向)18世紀イタリアにおける土地台帳編纂研究の射程――ヨーロッパ政治の中の啓蒙改革」(『地中海学研究』第40号、2017年)、「18世紀トスカーナ大公国における統一土地台帳編纂計画とその挫折――ピエトロ・レオポルド期の改革路線対立」(『西洋史学』258号、2015年)。

押場靖志(おしば・やすじ)
公益財団法人日伊協会・イタリア語講師
専攻:イタリア思想史、イタリア映画研究
主な著作:「幻想のアドリア海――『そして船はゆく』をめぐって」(『日伊文化研究』第55号、2017年)、「誰が地中海に飛び込むのか?――映画『Terraferma』をめぐって」(『上智ヨーロッパ研究』第6号、2014年)、トゥッリオ・ケジチ『フェリーニ映画と人生』(翻訳、白水社、2010年)。

小田原 琳(おだわら・りん)
東京外国語大学総合国際学研究院講師
専攻:イタリア近現代史
主な著作:『〈境界〉を創りだす力――南イタリアから立てる近代への問い」(東京歴史科学研究会編『歴史を学ぶ人々のために――現在をどう生きるか』岩波書店、2017年)、「経験の後に書かれる歴史へ――イタリア歴史学におけるレジスタンス神話と修正主義」(『日本の科学者』51号、2016年)、シルヴィア・フェデリーチ『キャリバンと魔女――資本主義に抗する女性の身体』(共訳、以文社、2017年)。

小山吉亮(おやま・よしあき)
神奈川大学法学部助教
専攻:イタリア現代史
主な著作:「『自治体社会主義』からラス支配へ」(『神奈川大学法学部50周年記念論文集』2016年)、「ファシズム時代」(北村暁夫・伊藤武編著『近代イタリアの歴史――16世紀から現代まで』ミネルヴァ書房、2012年)。

勝田由美(かつた・ゆみ)
工学院大学教育推進機構国際キャリア科准教授
専攻:イタリア近現代の女性運動と社会運動
主な著作:「国民国家形成の時代」「自由主義期の女性運動」(土肥秀行・山手昌樹編著『教養のイタリア近現代史』ミネルヴァ書房、2017年)、「宗教的慈善から世俗的博愛へ――イタリアにおける世俗的援助団体と『公的』福祉の成立」(高田実・中野智世編著『福祉(近代ヨーロッパの探究15)』ミネルヴァ書房、2012年)。

亀長洋子(かめなが・ようこ)
学習院大学文学部教授
専攻:イタリア中世史
主な著作:『イタリアの中世都市(世界史リブレット)』(山川出版社、2011年)、「中世ジェノヴァの『家』」(吉田伸之・伊藤毅編『伝統都市4 分節構造』東京大学出版会、2010年)、『中世ジェノヴァ商人の「家」――アルベルゴ・都市・商業活動』(刀水書房、2001年)。

北田葉子(きただ・ようこ)
明治大学商学部教授
専攻:イタリア近世史
主な著作:“I Bardi di Vernio e Cosimo I: Aspetti dei rapport feudali,”(Archivio storico italiano, vol. 173, 2015)、『マキァヴェッリ』(山川出版社、2015年)、『近世イタリアの政治と文化』(刀水書房、2003年)。

北村暁夫(きたむら・あきお)
日本女子大学文学部教授
専攻:イタリア近現代史、ヨーロッパ移民史
主な著作:『近代イタリアの歴史――16世紀から現代まで』(共編著、ミネルヴァ書房、2012年)、『イタリア国民国家の形成――自由主義期の国家と社会』(共編、日本経済評論社、2010年)、『ナポリのマラドーナ――イタリアにおける「南」とは何か』(山川出版社、2005年)。

城戸照子(きど・てるこ)
大分大学経済学部教授
専攻:イタリア中世史
主な著作:「1975年以降のイタリアにおける中世考古学の研究動向――『中世考古学』誌の40周年記念号から」(『大分大学経済論集』第69巻3・4合併号、2017年)、「9-11世紀北イタリア国制史における裁判集会」(『大分大学経済論集』第64巻3・4合併号、2012年)。

木村容子(きむら・ようこ)[15]
大阪市立大学都市文化研究センター研究員
専攻:イタリア中世史
主な著作:“The Bildungsroman of an Anonymous Franciscan Preacher in Late Medieval Italy (Biblioteca Comunale di Foligno, MS C. 85)”(Medieval Sermon Studies, Vol. 58, 2014)、『イタリア都市社会史入門――12世紀から16世紀まで』(共著、昭和堂、2008年)。

倉科岳志(くらしな・たけし)
京都産業大学文化学部准教授
専攻:イタリア近現代史
主な著作:『イタリア・ファシズムを生きた思想家たち――クローチェと批判的継承者』(岩波書店、2017年)、『クローチェ 1866-1952』(藤原書店、2010年)、『ファシズム前夜の市民意識と言論空間』(慶應義塾大学出版会、2008年)。

黒須純一郎(くろす・じゅんいちろう)
明海大学名誉教授
専攻:社会思想史、経済思想史
主な著作:フェルディナンド・ガリアーニ『貨幣論』(翻訳、京都大学学術出版会、2017年)、『チェーザレ・ベッカリーア研究――『犯罪と刑罰』・『公共経済学』と啓蒙の実践』(御茶の水書房、2013年)、「フランチェスコ・フェッラーラの経済的自由主義」(一橋大学社会科学古典資料センター、Study Series no. 49, 2003年3月)、『イタリア社会思想史――リソルジメント民主派の思想と行動』(御茶の水書房、1997年)。

櫻井康人(さくらい・やすと)
東北学院大学文学部教授
専攻:十字軍史、聖地巡礼史
主な著作:R・スターク『十字軍とイスラーム世界――神の名のもとに戦った人々』(翻訳、新教出版社、2016年)、「家の中にいる敵――十字軍国家におけるフランク人の農村支配」(服部良久編著『コミュニケーションから読む中近世ヨーロッパ史――紛争と秩序のタペストリー』ミネルヴァ書房、2015年)、「14世紀~16世紀前半の聖地巡礼記に見る『聖墳墓の騎士』――儀礼へのフランチェスコ会の関与過程を中心に」(長谷部史彦編『地中海世界の旅人――移動と記述の中近世史』慶應義塾大学出版会、2014年)。

佐藤公美(さとう・ひとみ)
甲南大学文学部教授
専攻:イタリア中世史
主な著作:「都市コムーネから領域国家へ――中世盛期~後期」(藤内哲也編著『はじめて学ぶイタリアの歴史と文化』ミネルヴァ書房、2016年)、Communities and Conflicts in the Alps from the Late Middle Ages to Early Modernity(共編著、Societa editrice il Mulino/ Duncker & Humblot, 2015)、『中世イタリアの地域と国家――紛争と平和の政治社会史』(京都大学学術出版会、2012年)。

柴野 均(しばの・ひとし)
信州大学名誉教授
専攻:イタリア近現代史
主な著作:「ハロルド・アクトン小伝」(『信大史学』39号、2014年)、「エミリオ・ルッスの軌跡」(『信州大学人文社会論集』30号、1994年)。

秦泉寺友紀(しんせんじ・ゆき)
和洋女子大学国際学類准教授
専攻:国際社会学、イタリア社会論
主な著作:「イスラムはなぜ問題化されるのか――イタリアの排外主義の現状」(樽本英樹編『外国人移民排外主義のダイナミズム』ミネルヴァ書房、近刊)、「第二次世界大戦とレジスタンス」(北村暁夫・伊藤武編著『近代イタリアの歴史――16世紀から現代まで』ミネルヴァ書房、2012年)、『レジスタンスから生まれた共和国――反ファシズムと戦後イタリアのナショナル・アイデンティティ」(佐藤成基編『ナショナリズムとトランスナショナリズム――変容する公共圏』法政大学出版局、2009年)。

鈴木富久(すずき・とみひさ)
桃山学院大学名誉教授
専攻:労働社会学、グラムシ研究
主な著作:『アントニオ・グラムシ――『獄中ノート』と批判社会学の生成』(東信堂、2011年)、『グラムシ『獄中ノート』研究――思想と学問の新地平を求めて』(大月書店、2010年)。

髙田京比子(たかだ・けいこ)
神戸大学大学院人文学研究科准教授
専攻:イタリア中世史
主な著作:『中世ヴェネツィアの家族と権力』(京都大学学術出版会、2017年)、「交易にはポー川を通るべし――ヴェネツィアと内陸近隣諸都市の争い・秩序」(服部良久編著『コミュニケーションから読む中近世ヨーロッパ史――紛争と秩序のタペストリー』ミネルヴァ書房、2015年)、「中世地中海における人の移動――キプロスとクレタの『ヴェネツィア人』」(前川和也編著『空間と移動の社会史』ミネルヴァ書房、2009年)。

高橋 進(たかはし・すすむ)
編著者紹介を参照。

高橋利安(たかはし・としやす)
広島修道大学法学部教授
専攻:憲法学、イタリア近現代史
主な著作:「アルベルト憲章と議院内閣制」(土肥秀行・山手昌樹編著『教養のイタリア近現代史』ミネルヴァ書房、2017年)、「レンツィ内閣による憲法改正の結末」(『法学新報』121巻1・2号、2017年)、「レンツィ内閣による憲法改正の政治的背景について」(『修道法学』39巻2号、2017年)。

辻 昌宏(つじ・まさひろ)
明治大学経営学部教授
専攻:イタリア文学、リブレット
主な著作:『オペラは脚本(リブレット)から』(明治大学出版会、2014年)。

徳橋 曜(とくはし・よう)
富山大学人間発達科学部教授
専攻:イタリア中近世史
主な著作:『環境と景観の社会史』(編著、文化書房博文社、2004年)、「中世イタリアにおける公証人の社会的位置づけ」(『公証法学』第36号、2006年)、『イタリア都市社会史入門』(共著、昭和堂、2008年)、『15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史』(共著、ミネルヴァ書房、2013年)、「15世紀イタリアの文化動向と書籍販売」(『西洋中世研究』第6号、2014年)。

中村勝己(なかむら・かつみ)
中央大学ほか非常勤講師
専攻:イタリア政治思想史
主な著作:「オペライズモの光芒――トロンティの社会的工場論と〈政治〉」(市田良彦・王寺賢太編『現代思想と政治――資本主義・精神分析・哲学』平凡社、2016年)、「ヘゲモニーの系譜学――グラムシと現代政治思想」(杉田敦編『講座 政治哲学 第4巻 国家と社会』岩波書店、2014年)、ジョルジョ・アガンベン『例外状態』(共訳、未來社、2007年)。

根占献一(ねじめ・けんいち)
学習院女子大学国際文化交流学部教授
専攻:ルネサンス思想史
主な著作:『イタリアルネサンスとアジア日本――ヒューマニズム・アリストテレス主義・プラトン主義』(知泉書館、2017年)、『ルネサンス精神への旅――ジョアッキーノ・ダ・フィオーレからカッシーラーまで』(2009年)、『フィレンツェ共和国のヒューマニスト――イタリア・ルネサンス研究(正)』(2005年)、『共和国のプラトン的世界――イタリア・ルネサンス研究(続)』(同年、以上すべて創文社)、『ロレンツォ・デ・メディチ――ルネサンス期フィレンツェ社会における個人の形成』(南窓社、1998年)。

野口昌夫(のぐち・まさお)
東京藝術大学美術学部教授
専攻:イタリア建築史・都市史
主な著作:『ルネサンスの演出家ヴァザーリ』(編著、白水社、2011年)、『イタリア文化事典』(編著、丸善出版、2011年)、『イタリア都市の諸相――都市は歴史を語る』(刀水書房、2008年)。

濱口忠大(はまぐち・ただひろ)
甲南高等学校教諭
専攻:トリエステ近現代史
主な著作:「トリエステのイッレデンティズモと参戦運動」(『日伊文化研究』第55号、2017年)、『はじめて学ぶイタリアの歴史と文化』(共著、ミネルヴァ書房、2016年)、“Memory and Identity in Triestine Historiographies,”(Yoshiaki Nakai and Paolo Carafa eds., Memory of the Past and its Utility, Supplement, Roma, 2016).

藤岡寛己(ふじおか・ひろみ)
福岡国際大学教授
専攻:イタリア近現代政治史
主な著作:『教養のイタリア近現代史』(共著、ミネルヴァ書房、2017年)、「イタリアナショナリズム協会の結成」(福岡国際大学『紀要』34号・37号・38号、2015年・2017年)。

藤崎 衛(ふじさき・まもる)
茨城大学教育学部准教授
専攻:中世教会史
主な著作:Religious Interactions in Europe and the Mediterranean World: Coexistence and Dialogue from the 12th to the 20th Centuries(共著、Routledge、2017年)、『教皇庁と美術』(共著、竹林舎、2015年)、『はじめて学ぶイタリアの歴史と文化』(共著、ミネルヴァ書房、2016年)、『名著で読む世界史120』(共著、山川出版社、2016年)、マックス・ケルナー他『女教皇ヨハンナ』(共訳、三元社、2015年)、『中世教皇庁の成立と展開』(八坂書房、2013年)、ジェフリー・バラクロウ『中世教皇史』(翻訳、八坂書房、2012年)、『ヴァチカン物語』(共著、新潮社、2011年)。

松本佐保(まつもと・さほ)
名古屋市立大学人文社会学部教授
専攻:イタリア・ヴァティカン・英米政治・外交・文化史
主な著作:『熱狂する神の国アメリカ』(文春新書、2016年)、『バチカン近現代史』(中公新書、2013年)、Britain and the Papacy in the age of revolution, 1846-1851(Royal Historical Society, 2003)。

水野(角田)延之(みずの〔つのだ〕・のぶゆき)
岐阜工業高等専門学校・愛知県立芸術大学・四日市大学非常勤講師
専攻:フランス近代史
主な著作:「イタリアにおける『反政治』の研究」(『早稲田大学イタリア研究所研究紀要』第6号、2017年)、「イタリアにおけるフランス革命史研究についての一考察――デ・フランチェスコの連邦主義論から」(『早稲田大学イタリア研究所研究紀要』第5号、2016年)、「フランス革命期マルセイユにおけるフェデラリスム の語彙分析」(『四日市大学総合政策学部論集』第13巻1・2合併号、2014年)。

三森のぞみ(みつもり・のぞみ)
慶應義塾大学非常勤講師
専攻:イタリア中世史
主な著作:『イタリア都市社会史入門――12世紀から16世紀まで』(共著、昭和堂、2008年)、「フィレンツェにおける近世的政治秩序の形成」(『歴史学研究』第822号、2006年)、キアーラ・フルゴーニ『アッシジのフランチェスコ――ひとりの人間の生涯』(翻訳、白水社、2004年)。

宮崎理枝(みやざき・りえ)
市立大月短期大学経済科教授
専攻:イタリア社会政策・移民政策
主な著作:「フリーライディングする福祉制度?」(後藤玲子編『正義』、「福祉+α」シリーズ、ミネルヴァ書房、2016年)、「イタリア――公的扶助を欠いた社会保障制度」(田多英範編『世界はなぜ社会保障制度を創ったのか』ミネルヴァ書房、2014年)、「移住家事・ケア労働者とその非可視性――2000年代後半のイタリアの事例から」(『大原社会問題研究所雑誌』653号、2014年)。

村上義和(むらかみ・よしかず)
編著者紹介を参照。

八十田博人(やそだ・ひろひと)
共立女子大学国際学部教授
専攻:欧州統合史・統合論、イタリア政治・外交史
主な著作:「地中海移民・難民対策をめぐるイタリア・EU間の論争」(『日本EU学会年報』第37号、2017年)、『ヨーロッパの政治経済・入門』(共著、有斐閣、2012年)、『比較外交政策――イラク戦争への対応外交』(共著、明石書店、2004年)。

山手昌樹(やまて・まさき)
日本女子大学文学部学術研究員
専攻:イタリア近現代史
主な著作:『教養のイタリア近現代史』(共編著、ミネルヴァ書房、2017年)、『歴史家の窓辺』(分担執筆、上智大学出版、2013年)、『イタリア文化事典』(分担執筆、丸善出版、2011年)。

山辺規子(やまべ・のりこ)
奈良女子大学研究院人文科学系教授
専攻:イタリア中世史、食文化史
主な著作:『(食の文化フォーラム35)甘みの文化』(編著、ドメス出版、2017年)、『地中海ヨーロッパ』(竹中克行・周藤芳幸との共編著、朝倉書店、2010年)、『イタリア都市社会史入門』(齊藤寛海・藤内哲也との共編著、昭和堂、2008年)、『大学で学ぶ西洋史――古代・中世』(服部良久・南川高志との共編著、ミネルヴァ書房、2006年)、『ノルマン騎士の地中海興亡史』(白水社、1996年、白水uブックス、2009年)。

 はじめに


第Ⅰ部 古代

1 ローマの成立と発展――都市国家から地中海世界の覇者へ
2 ローマの「内乱の一世紀」――カエサルの権力掌握と暗殺
3 ローマ帝政前期のイタリア――「ローマの平和」から「3世紀の危機」へ
4 古代末期のイタリア――キリスト教の普及とゲルマン民族の侵入


第Ⅱ部 中世~ルネサンス

5 紀元1000年ごろのイタリア半島――6~11世紀ごろの北部・中部・南部イタリア
6 コムーネの誕生と展開――11~13世紀ごろの様相
7 南イタリアの展開――外国勢力の支配
8 ローマ教皇庁とイタリア――普遍性と地域性
 [コラム1]十字軍とイタリア
9 中世イタリアの港湾都市の興亡――地中海世界とイタリア
 [コラム2]イタリア中世都市の形態学
10 人文主義と「国家」の理念――領域国家フィレンツェの新たな歴史像
11 都市コムーネから領域国家へ――中世後期中北部イタリア半島の諸国家
12 市民的宗教――コムーネと一体の信仰
13 中世の都市生活――いかに住まい、いかに生きたか
14 建築家という職能の形成に向けて――フィレンツェの建設現場
15 修道会の活動――聖と俗のあいだで
16 ルネサンスと宗教改革・対抗宗教改革――人文主義の基盤のうえに
 [コラム3]イタリアの食文化――野菜が支えるイタリア料理


第Ⅲ部 近代

17 16世紀のイタリア――近世の始まり
18 17世紀のイタリア――動乱のなかで
19 18世紀イタリアの政治――ヨーロッパ国際政治のなかのイタリア半島
20 17・18世紀のイタリア経済学――近代経済学への貢献
21 イタリア啓蒙――ムラトーリとその残響
22 啓蒙改革――18世紀イタリアの改革
23 フランス革命とナポレオン支配――イタリア史を学び、フランス史を学ぶ
24 マッツィーニ、カヴールとガリバルディ――イタリア統一の三傑
25 イタリア統一の過程――「リソルジメント」の時代
 [コラム4]イッレデンティズモとトリエステ
26 リソルジメント期の思想と芸術――ロマン主義はどう根づいたか
27 統一後の議会と行政――自由主義期議会の構成・活動と行政の変容
28 クリスピとジョリッティ――ある自由主義の相貌
29 ローマ問題の発生とカトリック運動――国家と教会
30 社会主義運動の台頭――アナーキズムから改良主義へ
 [コラム5]南部主義の系譜
31 自由主義期の外交と植民地政策――「列強」の座を求めて
32 イタリア王国の産業――農業と工業の近代化
33 世紀転換期の思想と芸術――ヴェリズモ、頽廃主義、未来派
 [コラム6]移民大国イタリア


第Ⅳ部 現代

34 20世紀の幕開け――ジョリッティ時代から第一次世界大戦へ
35 ヴェルサイユ体制と戦後危機――両極化するイタリア社会
36 人民党と社会党・共産党――カトリック政党の誕生と社会党の分裂
37 20世紀前半のイタリア思想――自由主義、ナショナリズム、カトリック、社会主義
 [コラム7]イタリアのマルクス主義――グラムシを中心に
38 ファシズム運動の誕生とムッソリーニ政権の成立――苦境から生まれた「ローマ進軍」
39 ファシズム体制――社会と文化のファシスト化
40 エチオピア戦争、スペイン内戦介入から第二次世界大戦へ――ファシスト・イタリアの黄昏
41 レジスタンスとファシズムの崩壊――イタリア共和国の礎
 [コラム8]歴史認識と歴史修正主義
42 イタリア共和国の成立とイタリア共和国憲法――国民が選択した共和制と政党間の「協定」としての憲法
 [コラム9]地域の個性 北と南
43 戦後再建と中道政治――左右対立と安定の摸索
44 改革と社会運動の時代――経済成長から「鉛の時代」まで
 [コラム10]イタリアの女性に妊娠中絶の権利はあるか
45 イタリア型福祉国家の成立と変容――弱い国家と低い体系性のなかで独自に発展する福祉国家
46 第一共和制から第二共和制へ――左右二極化へ向けて
 [コラム11]映画で学ぶイタリア史――その扉を開くために
47 憲法改正と分権化――あるべき国と州等の関係の模索
48 ヨーロッパ統合とイタリア――EUへの期待と現実
49 20世紀イタリアの思想(20世紀後半~21世紀)――民主主義についての議論
 [コラム12]ヴァティカン 教皇が空を飛ぶこと
50 21世紀のイタリア――南の思想と「中堅」国家
 [コラム13]戦争犯罪と戦後賠償


 参考文献

 イタリア史略年表

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