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性的虐待を受けた子どもの施設ケア
本体2,600円+税
ISBN 9784750345932
判型・ページ数 A5・296ページ
出版年月日 2017/12/10

性的虐待を受けた子どもの施設ケア

児童福祉施設における生活・心理・医療支援

性的虐待・家庭内性暴力被害を受けた子どもとその家族に児童福祉施設ではどのような支援とケアを行うべきか。子どもの入所から自立までの流れに沿い、実践場面で必要とされる生活支援、心理ケア、医療、自立支援などの知識と対処方法をわかりやすく解説する。
 はじめに
 プロローグ
 こんな時、どうしたら〈本書の利用ナビ〉

序章 性的虐待(家庭内性暴力)を受けた子どもの実態
 第1節 性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子ども
  1.「性的虐待」「家庭内性暴力被害およびその疑い」を受けた子どものとらえ方
  2.Sexual Abuse:判明している事実と隠れている実態
  3.隠れる・隠される「家庭内性暴力被害」
  4.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもの実態

第1章 性的虐待(家庭内性暴力被害)への基本的な対応―児童相談所の対応を中心に―
 第1節 性的虐待(家庭内性暴力被害)の発見から児童福祉施設入所の流れ
  1.児童相談所における性的虐待(家庭内性暴力被害)相談対応の視点
  2.児童相談所における性的虐待(家庭内性暴力被害)相談の対応の流れ
 第2節 子どもと非加害保護者への支援を巡って
  1.子どもへの支援
  2.非加害保護者への支援
  3.子どもと非加害保護者への医療と治療的アプローチ
 コラム① 子どもを守る力について
 コラム② DV被害者である非加害保護者への支援

第2章 児童福祉施設の支援とケアについて―児童心理治療施設をモデルにして―
 第1節 児童福祉施設の支援やケアを読み進めるために
 第2節 児童心理治療施設における総合環境療法とは
  1.総合環境療法について
  2.総合環境療法の原則
 第3節 支援やケアの流れ―アセスメント、プランニング、アクション、モニタリング―
  1.入所時の支援やケアのアセスメント―子ども、家族の情報収集―
  2.支援やケアのプランニング―安全・安心の暮らしの計画―
  3.支援やケアのアクション―生活場面の観察と個別支援、心理療法のあり方―
  4.支援やケアのモニタリング―ケース検討会議など―
 コラム③ 虐待を受けた子どもの大きなトラウマをいやすアプローチ

第3章 児童福祉施設における生活支援
 第1節 児童福祉施設での暮らし
  1.生活支援の流れとポイント
  2.施設内学級や他の関連機関との協働
 第2節 安全で安心できる環境づくり
  1.安全・安心して生活できる環境づくり―STEP1
  2.健全な発達を促進する支援体制づくり―STEP2
  3.子どもと家族の個別的な課題を理解して行う専門的支援―STEP3
 第3節 児童福祉施設(児童心理治療施設)の生活支援の効果
  1.効果に関する調査結果
  2.関わりの質を上げる
 コラム④ 新任職員のとまどい

第4章 児童福祉施設における心理ケア―トラウマ治療を巡って―
 第1節 心理ケアの流れとポイント
  1.児童虐待―在宅支援やケアでは難しい現状にある子ども―
  2.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもにおける心理ケアのポイントは何か
 第2節 児童心理治療施設における心理治療の流れ
  1.子どもへの個別的心理治療
  2.子どもたちへの集団心理治療

第5章 児童福祉施設における家族支援・ソーシャルワーク展開
 第1節 児童心理治療施設における家族支援
  1.調査結果から見る家族の状況
  2.性的虐待(家庭内性暴力被害)の発覚について
  3.子どもと家族の面接のあり方と契約
  4.子どもの治療・ケアと非加害保護者の安定と関係改善のための支援
 第2節 児童相談所との協働―加害保護者、非加害保護者と被害児童の向き合い方―
 コラム⑤ 社会的養育で出会う家族と性の問題

第6章 性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもへの被害体験、性に関する支援
 第1節 性的虐待(家庭内性暴力被害)の子どもへの影響
  1.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもの傷つき
  2.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもへの支援のための児童福祉施設の役割
 第2節 調査から見られる性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもの状況
  1.子どもの性暴力被害についての認識
  2.加害者や行為の責任についての認識
  3.自分や性、将来についての認識と行動
  4.異性や性に関する認識
  5.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもの状況
 第3節 被害体験や性に関するケア
  1.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どものケア
  2.被害体験や性にまつわる支援
  3.非加害保護者と子どもの関係における支援

第7章 性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子ども支援における医療の役割とポイント
 第1節 児童福祉施設における医療
  1.医療ってなんだろう?
  2.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもへの医療の必要性
  3.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもの精神医学的な症状
  4.向精神薬(精神に関する薬)について
  5.服薬開始に際して―嵐山学園の場合―
  6.医療との関わりの中で見られる子どもたちの成長―注射を例として―
 第2節 性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもに対する精神医療の現状
  1.性暴力被害児に精神医療はどのように対応するか
  2.性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもへの医療のチェックリスト
 コラム⑥ 性的虐待(家庭内性被害)を受けた子どもの支援やケアにおける看護師の役割―医務室、生活場面での関わり―

第8章 子ども個人、子ども集団への関わりを紡ぐ会議―子ども理解のための会議の持ち方―
  1.引き継ぎやケース会議の持ち方
  2.記録を残すこと

第9章 児童福祉施設における子どもの性の健全育成と性的問題行動を示す子どもへの支援
 第1節 児童福祉施設における性に関する支援
 第2節 児童福祉施設における性の健全育成
  1.児童福祉施設における性に関する支援の必要性
  2.性暴力被害を受けた子どもへの性の健全育成
  3.児童福祉施設における性に関する支援の目的
  4.児童福祉施設における性の健全育成に関する支援
 第3節 性的問題行動を示す子どもへの支援
  1.性的問題行動とは
  2.性的問題行動を示す子どもへの支援
  3.保護者との協力

第10章 児童福祉施設における子どもの社会的自立とレジリエンス
 第1節 子どもの肯定的資質・資源
  1.レジリエンスについて
  2.心的外傷後成長(Post Traumatic Growth:PTG)について
  3.レジリエンスとPTGが意味するのもの
  4.子どもの肯定的な資質や資源を視野に入れた施設ケア
 第2節 社会的自立への支援
  1.学習への支援
  2.進学・就労への支援

第11章 児童自立支援施設や医療少年院での取り組みを巡って
 第1節 児童自立支援施設での取り組み
  1.児童自立支援施設に入所する性的虐待(家庭内性暴力被害)を受けた子どもたち
  2.児童自立支援施設における支援とケア
  3.W学園の実践例
  4.児童自立支援施設における課題
 第2節 医療少年院での取り組み―発達障害、知的障害のある性加害少年の考え方―
  1.発達障害、知的障害をもった性加害少年は最難関
  2.性加害の問題点
  3.性に必要なコミュニケーション力とは?
  4.ブレーキをかける力とは?

 資料
  Ⅰ.「性的虐待を受けた子どもへのケア・ガイドライン」(平成22年度版)
  Ⅱ.情緒障害児短期治療施設版 性的虐待・家庭内性暴力被害児の生活支援、心理ケア、医療ケアのガイドライン(平成27年度版 試行)

 おわりに

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