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ソーシャルワーク
本体20,000円+税
ISBN 9784750345765
判型・ページ数 B5・644ページ
出版年月日 2017/11/10

ソーシャルワーク

人々をエンパワメントする専門職

ソーシャルワーカーとして身につけなければならない核となる能力(コア・コンピテンシー)の修得を目的に執筆された米国のソーシャルワークの教科書。問題に直面している人々自身が主体的に問題を解決できるように支援する専門職としてのソーシャルワーカーは、どのような価値をもち、どのような領域で、どのような理論とスキルをもとに援助を展開していくのかを、今日の米国が直面する課題やソーシャルワーカーの実践事例を交えながら解説。理論やスキルの修得のみならず、クライアントを取り巻く社会的環境も視野にいれてのソーシャルワークの展開に不可欠な、批判的思考の養成にも力点を置く。
 序文


第1部 専門職としてのソーシャルワーク

1 ソーシャルワーク 援助の専門職
 ソーシャルワーカーとは何者か
 ソーシャルワーカーの仕事とは
 ソーシャルワークの目的とは何か
 ソーシャルワークと社会福祉の関係とは
 ソーシャルワークがエンパワメントの専門職とされるのはなぜか
 展望
 ■練習問題
 コラム1.1[ダイバーシティと人権に関する考察]国連と普遍的人権
 コラム1.2[エンパワメントと社会正義に関する考察]思考が行動を決定する

2 進化し続ける専門職
 ソーシャルワーク専門職の誕生
 ソーシャルワーク専門職の定義
 専門職としての地位の追求
 ソーシャルワークの共通基盤
 ソーシャルワーク専門職の信条
 展望
 ■練習問題
 コラム2.1[エンパワメントと社会正義に関する考察]エンパワメントのルーツ
 コラム2.2[ダイバーシティと人権に関する考察]今こそソーシャルワークの歴史を塗り替えよう
 コラム2.3[ソーシャルワーク・プロファイル]家族に対するサービス

3 ソーシャルワークと社会システム
 エコシステム的視座
 社会的機能
 ソーシャルワークにおけるクライエントシステム
 ソーシャルワークの方法
 展望
 ■練習問題
 コラム3.1[ダイバーシティと人権に関する考察]文化、特権および人権
 コラム3.2[エンパワメントと社会正義に関する考察]ラベルはビンに貼るもの。人に貼ってはならない
 コラム3.3[ソーシャルワーク・プロファイル]メンタルヘルス

4 ソーシャルサービス提供システム
 ソーシャルサービスの現場
 サービス資金の調達
 スタッフ調達のパターン
 資源としての自助グループ
 サービス提供における課題
 展望
 ■練習問題
 コラム4.1[ダイバーシティと人権に関する考察]機関の雰囲気――ダイバーシティと人間の尊厳
 コラム4.2[エンパワメントと社会正義に関する考察]職場でのバーンアウト――社会正義の問題
 コラム4.3[ソーシャルワーク・プロファイル]公的ソーシャルサービス


第2部 ソーシャルワークの視座

5 ソーシャルワークの価値と倫理
 価値と倫理
 ソーシャルワーク専門職の価値基盤
 ソーシャルワークの価値のコンテクスト
 ソーシャルワークの倫理綱領
 ソーシャルワークの倫理原則
 エンパワメント・ソーシャルワークにおける倫理的選好
 展望
 ■練習問題
 コラム5.1[ダイバーシティと人権に関する考察]人間のダイバーシティの尊重
 コラム5.2[エンパワメントと社会正義に関する考察]自律性と社会正義――高齢者とのワークにおける倫理的課題
 コラム5.3[ソーシャルワーク・プロファイル]在宅保健とホスピス

6 人権と社会正義
 社会における人権
 社会正義
 社会的不正義――「イズム」
 社会的不正義の原因
 社会的不正義の影響
 機会、障壁、エンパワメント
 人権と社会正義の専門職としてのソーシャルワーク
 展望
 ■練習問題
 コラム6.1[ダイバーシティと人権に関する考察]ソーシャルワークと人権
 コラム6.2[エンパワメントと社会正義に関する考察]マクロレベルの変革を通じた社会正義のためのエンパワメント
 コラム6.3[ソーシャルワーク・プロファイル]ソーシャルアクションとコミュニティ・オーガニゼーション

7 ダイバーシティとソーシャルワーク
 ダイバーシティとソーシャルワーク
 多文化的ソーシャルワーク・プラクティス
 人種的・民族的ダイバーシティ
 宗教的ダイバーシティとスピリチュアリティ
 性的ダイバーシティ
 ダイバースな人々とのソーシャルワーク
 展望
 ■練習問題
 コラム7.1[エンパワメントと社会正義に関する考察]移民および難民とのソーシャルワーク
 コラム7.2[ダイバーシティと人権に関する考察]ソーシャルワークの国際的コンテクスト
 コラム7.3[ソーシャルワーク・プロファイル]コミュニティ・カレッジ


第3部 ジェネラリスト・ソーシャルワーク

8 エンパワメント・ソーシャルワーク・プラクティス
 ソーシャルワークのエンパワメント基盤
 エンゲージメント
 アセスメント
 実行――インターベンションとエバリュエーション
 展望
 ■練習問題
 コラム8.1[ダイバーシティと人権に関する考察]人権の原則とソーシャルワークのプロセス
 コラム8.2[ソーシャルワーク・プロファイル]コミュニティアクション
 コラム8.3[エンパワメントと社会正義に関する考察]社会正義のためのアクションリサーチ

9 ソーシャルワークの機能と役割
 ジェネラリスト・アプローチ
 コンサルティング
 資源管理
 教育
 展望
 ■練習問題
 コラム9.1[エンパワメントと社会正義に関する考察]ソーシャルワークの機能と役割
 コラム9.2[ダイバーシティと人権に関する考察]ソーシャルワーク・アドボカシーと国際的人権
 コラム9.3[ソーシャルワーク・プロファイル]スクールソーシャルワーク

10 ソーシャルワークと社会政策
 社会政策
 社会政策と政治的イデオロギー
 ソーシャルワークと社会政策
 ストリートレベルのサービス
 20世紀と21世紀の公共福祉政策
 現行の公共福祉プログラム
 展望
 ■練習問題
 コラム10.1[ソーシャルワーク・プロファイル]ロビー活動
 コラム10.2[ダイバーシティと人権に関する考察]国際的政策の課題
 コラム10.3[エンパワメントと社会正義に関する考察]福祉依存か、頼れる福祉か


第4部 プラクティスの現場における今日的課題

11 ソーシャルワークと貧困、ホームレス、失業、刑事司法
 ソーシャルワークと貧困
 ソーシャルワークとホームレス
 ソーシャルワークと失業
 刑事司法におけるソーシャルワーク
 まとめ
 ■練習問題
 コラム11.1[ソーシャルワーク・プロファイル]ホームレスと住宅サービス
 コラム11.2[エンパワメントと社会正義に関する考察]少年司法における社会正義の問題
 コラム11.3[ダイバーシティと人権に関する考察]ヘイトクライム――人権問題

12 保健、リハビリテーション、メンタルヘルスにおけるソーシャルワーク
 保健システムにおけるソーシャルワーク
 ソーシャルワークと遺伝学
 ソーシャルワークとエイズ
 ソーシャルワークと身体障害
 ソーシャルワークと発達障害
 ソーシャルワークとメンタルヘルス
 ソーシャルワークと薬物依存
 まとめ
 ■練習問題
 コラム12.1[エンパワメントと社会正義に関する考察]公衆衛生プランニングによるコミュニティのエンパワメント
 コラム12.2[ソーシャルワーク・プロファイル]ヘルスケア・ソーシャルワーク
 コラム12.3[ダイバーシティと人権に関する考察]ろう者・難聴者とのワーク

13 家族と青少年とのソーシャルワーク
 現代の家族
 子どもへのマルトリートメント
 児童福祉サービス
 学校におけるソーシャルワーク
 青少年向けの特別なサービス
 まとめ
 ■練習問題
 コラム13.1[エンパワメントと社会正義に関する考察]児童保護サービスとエンパワメント
 コラム13.2[ソーシャルワーク・プロファイル]児童福祉
 コラム13.3[ダイバーシティと人権に関する考察]子どもの権利――国際的視座

14 成人と高齢者のためのサービス
 成人のためのサービス
 高齢の親やライフパートナーの介護
 親密なパートナーによる暴力
 高齢者虐待
 高齢者向けのサービス
 まとめ
 ■練習問題
 コラム14.1[エンパワメントと社会正義に関する考察]ADA――社会正義に対する要請
 コラム14.2[ソーシャルワーク・プロファイル]高齢者に関わるサービス
 コラム14.3[ダイバーシティと人権に関する考察]ゲイとレズビアンの高齢化

 エピローグ

  参考文献
  索引

 監訳者あとがき

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