本体2,600円+税
ISBN | 9784750345703 |
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判型・ページ数 | A5・384ページ |
出版年月日 | 2017/09/30 |
子どもの貧困対策と教育支援
より良い政策・連携・協働のために
末冨 芳 編著
子どもの貧困問題を「なんとかしたい」と考えている全ての人のための本。子どもの貧困そのものではなく、「どのように子どもの貧困対策を進めればよいのか」に焦点をあて、最前線で挑戦を続ける研究者・実践者・当事者たちが協働した。自治体・学校関係者必携。
はじめに[末冨芳]
第1部 教育支援の制度・政策分析
第1章 子どもの貧困対策と教育支援[末冨芳]
1 教育支援の類型化
2 より有効な教育支援への展望
第2章 乳幼児期の貧困とソーシャルワーク[中村強士]
1 なぜ、「乳幼児期の貧困」なのか
2 乳幼児期の貧困と保育所の役割
3 乳幼児期の子どもとその家族へのソーシャルワーク――保育ソーシャルワークの提起
4 保育ソーシャルワークの技法――貧困対策をどうすすめるのか
第3章 子どもの健康支援と貧困[藤原武男]
1 はじめに――「子どもの貧困」による健康への影響
2 「足立区 子どもの健康・生活実態調査」
3 生活困難と子どもの不健康の媒介要因
4 子どもの健康に着目した貧困の連鎖を断ち切るための政策提言
第4章 スクールソーシャルワーカーを活かした組織的・計画的な支援――義務教育の学校からのアプローチ[横井葉子]
1 事例でとらえる「子どもの貧困」
2 拡充が進む「スクールソーシャルワーカー活用事業」
3 スクールソーシャルワーカーを活かした組織的・計画的な支援
4 進む体制の整備
第5章 ケアする学校教育への挑戦――排除に抗するカリキュラム・マネジメント[柏木智子]
1 学校における排除の文化とケアする学校
2 ケアする学校づくりとそのための視点
3 調査対象校の概要
4 201X年度D小学校の総合的な学習――地域学習とキャリア学習
5 D小のケアする学校づくり
第6章 就学援助制度の「課題」――就学援助率はどのような変数の影響を受けているか?[末冨芳]
1 問題設定
2 就学援助制度の市町村格差
3 市町村別の就学援助率はどのような変数の影響を受けているか?
4 就学援助制度の「課題」
第7章 制度化される学習支援――制度化によって学習支援はどう変化するか[佐久間邦友]
1 はじめに
2 常態化する学習支援――学校外を中心とした学習支援
3 学習支援の制度化に向けての推進力
4 事例から見る学習支援――埼玉県の生活保護受給者チャレンジ事業
5 法整備による市部の事業選択
6 まとめ――制度化によって何が起きるのか
第8章 高校における中退・転学・不登校――実態の不透明さと支援の市場化[酒井朗]
1 高校における就学・修学問題の重要性
2 中退・転学・不登校の実態
3 中退や不登校の背景にある貧困の問題
4 各自治体における支援の取り組み
5 私立通信制高校の役割と課題
6 まとめ
第9章 貧困からの大学進学と給付型奨学金の制度的課題[白川優治]
1 はじめに――「子どもの貧困」と奨学金制度の分断と接続
2 高等教育への進学機会の現状と課題
3 社会課題としての学費・奨学金
4 奨学金制度の見直しと給付型奨学金の制度枠組み
5 給付型奨学金制度の成果と課題
6 まとめ
第2部 当事者へのアプローチから考える教育支援
第10章 静岡市における学校プラットフォーム化[末冨芳・川口正義]
1 オーソドックスで丁寧な静岡市の子どもの貧困対策
2 静岡市における学校プラットフォーム化
3 学校からスクールソーシャルワーカーへ――子ども・家庭の課題が支援につながるまで
4 「きづく」「つながる」「はぐくむ」――学校プラットフォーム化とは
第11章 高校内居場所カフェから高校生への支援を考える[末冨芳・田中俊英]
1 サードプレイスとしての高校内居場所カフェ
2 高校生居場所カフェの設置経緯
3 学校と居場所カフェのつながり
4 高校内居場所カフェから高校生への支援を考える――スクールソーシャルワーカーを司令塔とした高校支援チームの構想
第12章 ユースソーシャルワーカーによる高校生支援[梶野光信・柊澤利也]
1 都立学校「自立支援チーム」派遣事業の施策化の経緯
2 ユースソーシャルワーカーの職務内容
3 継続派遣校の取組み
4 都立学校自立支援チーム派遣事業の成果と課題
第13章 生活支援からの子どもへのアプローチ――「認定NPO法人だいじょうぶ」の実践から[畠山由美]
1 設立の経緯
2 最初にやって来た母子
3 お風呂に入りたい
4 子どもの居場所づくり
5 見えにくい貧困
6 支援によって変わる生活
7 制度を見直す
第14章 より効果的な学習支援への挑戦[渡 剛]
1 自主運営の長所と短所
2 委託事業の長所と短所
3 学習支援が子ども・保護者により必要とされるために
第15章 当時者経験から伝えたい子どもの貧困対策[佐藤寛太・久波孝典]
1 貧困家庭で育った私はこんなことに困った
2 社会的養護には教育的視点が必要
3 公益財団法人あすのばと活動の3本柱
4 提言をつくった理由、私たちの思い
終章 「すべての子どもを大切にする」子どもの貧困対策[末冨芳]
1 「すべての子どもを大切にする」子どもの貧困対策――これからの子どもの貧困対策の3つの視点
2 子どもの貧困対策の条件整備――11の提言
3 むすびにかえて
第1部 教育支援の制度・政策分析
第1章 子どもの貧困対策と教育支援[末冨芳]
1 教育支援の類型化
2 より有効な教育支援への展望
第2章 乳幼児期の貧困とソーシャルワーク[中村強士]
1 なぜ、「乳幼児期の貧困」なのか
2 乳幼児期の貧困と保育所の役割
3 乳幼児期の子どもとその家族へのソーシャルワーク――保育ソーシャルワークの提起
4 保育ソーシャルワークの技法――貧困対策をどうすすめるのか
第3章 子どもの健康支援と貧困[藤原武男]
1 はじめに――「子どもの貧困」による健康への影響
2 「足立区 子どもの健康・生活実態調査」
3 生活困難と子どもの不健康の媒介要因
4 子どもの健康に着目した貧困の連鎖を断ち切るための政策提言
第4章 スクールソーシャルワーカーを活かした組織的・計画的な支援――義務教育の学校からのアプローチ[横井葉子]
1 事例でとらえる「子どもの貧困」
2 拡充が進む「スクールソーシャルワーカー活用事業」
3 スクールソーシャルワーカーを活かした組織的・計画的な支援
4 進む体制の整備
第5章 ケアする学校教育への挑戦――排除に抗するカリキュラム・マネジメント[柏木智子]
1 学校における排除の文化とケアする学校
2 ケアする学校づくりとそのための視点
3 調査対象校の概要
4 201X年度D小学校の総合的な学習――地域学習とキャリア学習
5 D小のケアする学校づくり
第6章 就学援助制度の「課題」――就学援助率はどのような変数の影響を受けているか?[末冨芳]
1 問題設定
2 就学援助制度の市町村格差
3 市町村別の就学援助率はどのような変数の影響を受けているか?
4 就学援助制度の「課題」
第7章 制度化される学習支援――制度化によって学習支援はどう変化するか[佐久間邦友]
1 はじめに
2 常態化する学習支援――学校外を中心とした学習支援
3 学習支援の制度化に向けての推進力
4 事例から見る学習支援――埼玉県の生活保護受給者チャレンジ事業
5 法整備による市部の事業選択
6 まとめ――制度化によって何が起きるのか
第8章 高校における中退・転学・不登校――実態の不透明さと支援の市場化[酒井朗]
1 高校における就学・修学問題の重要性
2 中退・転学・不登校の実態
3 中退や不登校の背景にある貧困の問題
4 各自治体における支援の取り組み
5 私立通信制高校の役割と課題
6 まとめ
第9章 貧困からの大学進学と給付型奨学金の制度的課題[白川優治]
1 はじめに――「子どもの貧困」と奨学金制度の分断と接続
2 高等教育への進学機会の現状と課題
3 社会課題としての学費・奨学金
4 奨学金制度の見直しと給付型奨学金の制度枠組み
5 給付型奨学金制度の成果と課題
6 まとめ
第2部 当事者へのアプローチから考える教育支援
第10章 静岡市における学校プラットフォーム化[末冨芳・川口正義]
1 オーソドックスで丁寧な静岡市の子どもの貧困対策
2 静岡市における学校プラットフォーム化
3 学校からスクールソーシャルワーカーへ――子ども・家庭の課題が支援につながるまで
4 「きづく」「つながる」「はぐくむ」――学校プラットフォーム化とは
第11章 高校内居場所カフェから高校生への支援を考える[末冨芳・田中俊英]
1 サードプレイスとしての高校内居場所カフェ
2 高校生居場所カフェの設置経緯
3 学校と居場所カフェのつながり
4 高校内居場所カフェから高校生への支援を考える――スクールソーシャルワーカーを司令塔とした高校支援チームの構想
第12章 ユースソーシャルワーカーによる高校生支援[梶野光信・柊澤利也]
1 都立学校「自立支援チーム」派遣事業の施策化の経緯
2 ユースソーシャルワーカーの職務内容
3 継続派遣校の取組み
4 都立学校自立支援チーム派遣事業の成果と課題
第13章 生活支援からの子どもへのアプローチ――「認定NPO法人だいじょうぶ」の実践から[畠山由美]
1 設立の経緯
2 最初にやって来た母子
3 お風呂に入りたい
4 子どもの居場所づくり
5 見えにくい貧困
6 支援によって変わる生活
7 制度を見直す
第14章 より効果的な学習支援への挑戦[渡 剛]
1 自主運営の長所と短所
2 委託事業の長所と短所
3 学習支援が子ども・保護者により必要とされるために
第15章 当時者経験から伝えたい子どもの貧困対策[佐藤寛太・久波孝典]
1 貧困家庭で育った私はこんなことに困った
2 社会的養護には教育的視点が必要
3 公益財団法人あすのばと活動の3本柱
4 提言をつくった理由、私たちの思い
終章 「すべての子どもを大切にする」子どもの貧困対策[末冨芳]
1 「すべての子どもを大切にする」子どもの貧困対策――これからの子どもの貧困対策の3つの視点
2 子どもの貧困対策の条件整備――11の提言
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