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日本の癩〈らい〉対策の誤りと「名誉回復」
本体3,200円+税
ISBN 9784750345697
判型・ページ数 4-6・232ページ
出版年月日 2017/09/15

日本の癩〈らい〉対策の誤りと「名誉回復」

今、改めてハンセン病対策を考える

国立療養所多磨全生園の園長として、日本の癩(らい)病=ハンセン病治療に長年携わった著者が、「隔離」を継続した日本の癩(らい)対策の誤りの根源をあらためて振り返り、何を病もうと人は人という道理を元に、差別や偏見の克服、そして名誉回復とは何かを問う。

 

 

お詫びと訂正

発行書籍の一部について、本書の142頁に印刷上のミスがあり、該当頁の内容が抜け落ちていることがわかりました。

読者の皆様には、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

該当頁の内容につきましては、以下のPDFをご覧下さい。

書籍の交換をご希望のかたは、大変お手数ではございますが、弊社営業部までお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。(明石書店 営業部 電話03-5818-1171)

『日本の癩〈らい〉対策の誤りと「名誉回復」』142頁【PDF:530KB】

 

 

まえがき

はじめに

一 日本における癩の流行と消長

二 二〇世紀日本における癩、らい、ハンセン病への一般的な認識の移り変わり
 二-一 癩をめぐって
 二-二 ハンセン病の年間新発生患者数ゼロの真実
 二-三 ハンセン病の現状と憲法

三 日本の癩(らい)対策の根源的なあやまり

四 日本の癩(らい)対策の無為な継続
 四-一 日本の癩(らい)対策には「隔離が最善」との安易な受容
 四-二 「癩予防ニ関スル件」の制定、疎かにされた「患者は人」の倫理
 四-三 惰性的かつ無定見な隔離の継続
 四-四 光田は癩(らい)の権威か
 四-五 光田を支えた権力構造

五 日本の癩(らい)対策 その過ちの責任を問う
 五-一 日本の癩(らい)対策についての私たち個人の責任
 五-二 癩(らい)に対する偏見・差別の血族的な拡がりについての責任
 五-三 一般的な社会はハンセン病についていかに無知か

六 一般社会におけるハンセン病への関心

七 ハンセン病の社会啓発
 七-一 不治の癩の社会啓発
 七-二 可治のらいの社会啓発
 七-三 普通の病気ハンセン病の社会啓発

八 名誉回復とは何か

九 日本の癩(らい)対策の歴史に類似する他の医療領域について

一〇 癩(らい)と知覚麻痺疎かにされた見えないものを診ること

一一 日本の癩(らい)対策の後半にかかわった私自身を考える

おわりに

付録
 一 日本の癩(らい)対策についての史実を資料館常設展示のいくつかに重ねる
 二 墓守であれ
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抑圧のアルゴリズム
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