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テュルクの歴史
本体5,500円+税
ISBN 9784750344690
判型・ページ数 4-6・512ページ
出版年月日 2017/08/15

テュルクの歴史

古代から近現代まで

オスマン朝史専門家による世界史におけるテュルク諸民族の通史で、古代から近現代史まで俯瞰的に描いている。いくぶんトルコ史のウェイトが高く、中央アジアについては二次文献に依拠しているが、コンパクトで優れたテュルク諸民族史。
 はしがき
 註で用いる略号
 用語法の注意
 訳出にあたっての留意点

序論
 バスと隊商と絨毯について
 自然環境――絨毯が織られる大地
 社会文化的環境――絨毯を織る人びと

第一章 前イスラーム期のテュルクとその先駆者たち
 トルコ絨毯の登場以前――有史以前のテュルク
 内陸アジアの先史時代
 匈奴
 前イスラーム期のテュルク絨毯――交易貢納帝国の時代
 可汗の花嫁たち

第二章 イスラームと帝国――セルジューク朝からモンゴル帝国まで
 イスラーム、改宗、異教派間関係
 テュルク・イスラームの諸集団と文化の形成
 補論――カラハン朝について
 モンゴル帝国とテュルク
 世界史上の結果――ボラド丞相とラシードゥッディーン

第三章 ティムールから「火薬の時代」までのイスラーム帝国
 絨毯織りの織機から学ぶこと
 モンゴル帝国以後の中央アジア
 中東におけるイスラームと帝国――オスマン朝
 軍人後見国家を比較する――オスマン朝、サファヴィー朝、ティムール=ムガル朝
 小括――君臨するバーブル

第四章 近代世界のなかのテュルク――改革と帝国主義
 グローバルな織物としての近代
 帝国主義時代の内陸ユーラシアのテュルク
 オスマン帝国
 小括

第五章 テュルクとモダニティ――共和主義者と共産主義者
 東方テュルク世界
 トルコ共和国
 テュルクのディアスポラ
 小括――モダニティの織物のなかのテュルク

結論 テュルクの隊商をふりかえる
 近代の織物をつくる

 監訳者あとがき
 訳者あとがき
 文献目録
 索引

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