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自閉症スペクトラム 家族が語るわが子の成長と生きづらさ
本体2,000円+税
ISBN 9784750345123
判型・ページ数 A5・224ページ
出版年月日 2017/06/01

自閉症スペクトラム 家族が語るわが子の成長と生きづらさ

診断と支援にどう向き合うか

高機能な自閉症スペクトラム障害であるがゆえに、長年診断をうける機会がないままに青年・成人期を迎え、後遺症に苦労している人たちとその家族。また早期に診断を受けたものの適切な支援が受けられず、学齢期を通して苦労や悩みが続いた人たち。家族が語る具体的なライフヒストリーを元に、それらの家族は診断と支援にどう向き合ってきたか、また、どうあるべきかを、長期にわたり当事者と家族に向き合ってきた精神科医が解説する。
 はじめに

第Ⅰ章 わが子の生育史――診断や支援の遅れ、養育困難はどのように起きたか?
 1 子どもたちはどのように育ったか
  事例1 幼少期からこの子はどこかが違う、気持ちが通じないと悩みました。
  事例2 盗みがきっかけで診断を受けました。
  事例3 子どもの感覚過敏に悩まされました。今も同じです。
  事例4 親の私が障害を認めきれず、就業に失敗してようやく現実が分かりました。
  事例5 引きこもり相談で初めて自閉症スペクトラムと診断されました。
  事例6 うつ病で受診して自閉症スペクトラムが分かりました。
 2 事例が教えること――不適応から二次障害へ

第Ⅱ章 学齢期を振り返る――学齢期の苦労と課題
 1 学齢期に深刻だったわが家の悩み
  事例7 不登校を繰り返したわが子の学校生活――アキラくんの母親の語り
  事例8 わが子のいじめられ体験――トオルくんの母親の語り
  事例9 同級生を怖がり欠席ばかりで将来はどうなるのだろう? と悩みました。
  事例10 LDがあり、宿題も試験勉強も全くしないので心配でした。
  事例11 子どものトラブルの度に感情的になり、教師と衝突しました。私の障害もあとで分かりました。
  事例12 家族の理解や協力が得られず悩みました。
 2 学校への疑問――親からの申し立て
  Q1 運動会は参加させないといけないのでしょうか?
  Q2 行事の度に不安を訴えます。説明しても言葉だけでは納得できません。
  Q3 支援を嫌がります。学習は少人数指導がよいのですが受け入れません。
  Q4 新年度に不安定になります。毎年つらい目に遭わせなくてはいけませんか?
  Q5 朝起きられず遅刻ばかりです。学校が合わないのでしょうか?
 3 学齢期に大事なこと――親は何をすべきか?

第Ⅲ章 成人期の生活と就労――現状と今後への指針
 1 わが子の現状と今後に望むこと――親たちへのインタビューから
  ヤマトさん 男性、二〇代後半、支援学校高等部卒業
  スグルさん 男性、三〇代、大学理系学部卒業
  リュウジさん 男性、三〇代、大学文系学部卒業
  サトシさん 男性、三〇代、大学文系学部卒業
  マリエさん 女性、三〇代、短大文系学部卒業
 2 就労はどのように実現したか――一般企業と介護施設へ入職した二人の経過
  事例13 サトルさん 三〇歳
  事例14 フミヤさん 二四歳
 3 成人期の生活と就労を考える

第Ⅳ章 自閉症スペクトラムの医学と臨床
 1 発達障害の広がりと診断基準
 2 合併障害について
 3 学齢期の不適応と成人期の二次障害
 4 診断と告知――何のために行うか? 説明はどのように行うか?

 参考文献 参考URL
 おわりに
 索引

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