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難民問題と人権理念の危機
本体2,800円+税
ISBN 9784750345222
判型・ページ数 A5・312ページ
出版年月日 2017/05/25

難民問題と人権理念の危機

国民国家体制の矛盾

現在、難民は6000万人を越え、先進国中心の国民国家体制と普遍的な人権理念までも揺るがしている。各地域の難民問題の現状と原因を探ると共に、難民が国際政治に及ぼす影響、各国や国際機関の取組みを検討し、難民問題が突きつける近代レジームの危機の本質に迫る。
 「移民・ディアスポラ研究」6の刊行にあたって[駒井洋]

序章 難民問題とゆらぐ人権理念[人見泰弘]


第Ⅰ部 なぜ難民は生まれるのか――作り出される難民危機

第1章 「難民」の生まれる時代――グローバリゼーションの時代における人の移動[伊豫谷登士翁]

第2章 難民問題の原点としてのユダヤ人難民について[駒井洋]

Column1 難民不在の「難民問題」[山岡健次郎]

第3章 難民を生み出すメカニズム――南スーダンの人道危機[栗本英世]


第Ⅱ部 難民の管理と排除の現在――アフリカ・中東・ヨーロッパ・米国

第4章 なぜ中東から移民/難民が生まれるのか――シリア・イラク・パレスチナ難民をめぐる移動の変容と意識[錦田愛子]

Column2 漂流するロヒンギャ[佐伯奈津子]

第5章 難民キャンプと故郷のダンス――スーダン青ナイル州からのある難民コミュニティの場合[岡崎彰]

Column3 〈キャンプ化〉からみる難民問題[久保忠行]

第6章 難民問題の「矛盾」とトルコの政治・外交――ソフトパワー・負担・切り札[今井宏平]

第7章 ヨーロッパの難民受け入れと保護に関する現在的課題――「難民危機」という神話を超えて[久保山亮]

Column4 難民問題とBrexit(英国のEU離脱)[橋本直子]

第8章 難民問題とアメリカ「人権政治」の危機[佐原彩子]



第Ⅲ部 ディアスポラとしての難民――トランスナショナルな社会空間

第9章 アフリカにおける難民・ディアスポラのトランスナショナルな活動[宮脇幸生]

第10章 在米ベトナム難民とトランスナショナルな政治[古屋博子]

Column5 無国籍と国籍のはざまで――チベット長期化難民が帰化申請するまで[三谷純子]

第11章 「ソマリ・ディアスポラ」とソマリランド平和委員会[須永修枝]

第12章 滞日ビルマ系難民と祖国の民政化――帰還・残留・分離の家族戦略[人見泰弘]

Column6 なんみんフォーラム 市民レベルの難民支援活動[石川美絵子]


書評

セイラ・ベンハビブ著(向山恭一訳)『他者の権利――外国人・居留民・市民』[駒井洋]

墓田桂著『難民問題――イスラム圏の動揺、EUの苦悩、日本の課題』[駒井洋]


 編者あとがき[人見泰弘]

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