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平安朝の女性と政治文化
本体2,500円+税
ISBN 9784750344812
判型・ページ数 4-6・312ページ
出版年月日 2017/03/30

平安朝の女性と政治文化  新刊

宮廷・生活・ジェンダー

平安時代の女性は国家意思決定の場に登場する法的規定はほとんどなかったものの、実際には政治権力構造に密着していた。また、日常的社会のさまざまな事象も、未分化な政治文化と対応していた。本書は、平安朝の女性の政治文化や生活の実態考察を課題とする。

平安朝の女性と政治文化――序に代えて[服藤早苗]

第一部 朝廷の女性たち

『古今集』の作者名表記と女官・女房[伊集院葉子]
 はじめに
 1.勅撰和歌集の作者表記に関する先行研究
 2.『古今集』女性歌人の表記と身位
 3.女性の表記の基準と由来
 おわりに

天皇の沐浴に見る摂関期の奉仕形態の特質[永島朋子]
 はじめに
 1.殿上日中行事に見える天皇の沐浴――『西宮記』『侍中群要』を中心に
 2.天皇の沐浴と主殿寮の奉仕――神今食・新嘗祭を中心に
 おわりに

摂関期の后母――源倫子を中心に[東海林亜矢子]
 はじめに
 1.家妻への叙位
 2.娘入内時におけるキサキ母の内裏参入
 3.后母の叙位
 4.同輿と後見
 5.後一条天皇即位式における倫子
 おわりに

禄から見る天皇の乳母――『栄花物語』を中心に[茂出木公枝]
 はじめに
 1.『栄花物語』のなかの禄
 2.禄から見る天皇の乳母と女房たち
 3.藤原豊子の禄
 おわりに

第二部 上東門院彰子の周辺

兼通政権の前提――外戚と後見[栗山圭子]
 はじめに
 1.資子内親王
 2.選子内親王
 おわりに

国母の政治文化――東三条院詮子と上東門院彰子[服藤早苗]
 はじめに
 1.院政期の先例としての国母の政務
 2.政務運営実態
 3.政務運営と場
 おわりに

鎌倉期摂関家と上東門院故実――〈道長の家〉を演じた九条道家・竴子たち[高松百香]
 はじめに
 1.道家女.子の入内名字定と上東門院故実
 2.道家家の女性への命名と上東門院故実
 3.上東門院故実の実践――竴子の入内・懐妊・出産をめぐって
 おわりに――上東門院故実のゆくえ

待賢門院領の伝領[野口華世]
 はじめに
 1.待賢門院領の形成
 2.待賢門院没後の待賢門院領と待賢門院追善仏事
 3.待賢門院領の伝領
 おわりに

第三部 生活

歯の病と処置――平安中期を中心に[高島麻衣]
 はじめに
 1.疾患
 2.治療方法
 おわりに

平安朝の女性たちの日常語――『栄花物語』の人称詞を中心に[椎名和子]
 はじめに
 1.自称詞
 2.対称詞
 3.他称詞
 4.女房たちの人称詞
 おわりに

『栄花物語』における婚姻用語とその実態[河村慶子]
 はじめに
 1.天皇・東宮
 2.貴族層
 おわりに

『栄花物語』に見る年中行事――祭を中心に[北村典子]
 はじめに
 1.年中行事の種類、件数と時代
 2.年間を通して見た行事
 3.賀茂祭と他の三祭の比較
 4.賀茂祭
 おわりに

 あとがき[高松百香]

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