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ガンディー 現代インド社会との対話
本体4,300円+税
ISBN 9784750344737
判型・ページ数 4-6・416ページ
出版年月日 2017/02/28

ガンディー 現代インド社会との対話

同時代人に見るその思想・運動の衝撃

インド社会が抱えてきた多くの社会問題に極めて多岐・多様な活動を展開したガンディー。ネルー、ボースをはじめ、企業家・女性・農民、さらに日本人知識人にいたるまで、さまざまな人々との交流の中で書いた書簡などをもとに、ガンディーの新たな人間像に迫る。

 はじめに

第1章 ネルーとガンディーの対話――交換書簡を通じて
 はじめに
 一 最初の反発
 二 ネルーの政治主導性とガンディー
 三 不服従運動とネルー、ガンディー
 四 会議派組織の危機とネルー、ガンディー
 五 第二次世界大戦期のネルー、ガンディー
 六 インドの将来をめぐって
 七 分離独立とネルー、ガンディー
 むすびにかえて

第2章 ガンディーとスバース・チャンドラ・ボース――一九三九年の政治危機
 はじめに
 一 「一九三五年インド統治法体制」の成立
 二 会議派運動の新たな展開とスバース・ボースの登場
 三 トリプリ大会と会議派の危機
 むすびにかえて――新たな政治危機

第3章 ガンディーとアンベードカル――「不可蝕民問題」をめぐって
 はじめに
 一 カーストとは
 二 ガンディーにおけるヴァルナとジャーティ
 三 ガンディーの「ハリジャン」解放運動
 四 アンベードカルの「ダリト」解放運動
 むすびにかえて

第4章 ガンディーとインド人企業家
 はじめに
 一 国民会議派とインド人企業家
 二 ガンディーとバジャージ
 三 ガンディーとビルラー
 むすびにかえて

第5章 ガンディーとインド農民
 はじめに
 一 ガンディーとチャンパーラン農民運動
 二 ガンディーとケーダー農民運動
 三 第一次世界大戦後の農民運動と会議派
 四 その後の農民運動と会議派およびガンディーの対応
 むすびにかえて

第6章 ガンディーと女性
 はじめに
 一 ガンディーの女性観
 二 ガンディーとインド人女性
  1 カストゥルバーイー・ガンディー
  2 プレーマー・カンタク
  3 アムリト・カウル
  4 アムトゥッサラーム
 三 ガンディーとヨーロッパ人女性
  5 メアリー・バー
  6 マドレーヌ・スレイド(ミーラーベーン)
 むすびにかえて

第7章 インドの分離独立とガンディー暗殺
 はじめに
 一 分離独立への道とガンディー
 二 ガンディー暗殺の背景
 むすびにかえて――ガンディー暗殺と会議派の思惑

第7章 インドの分離独立とガンディー暗殺
 はじめに
 一 分離独立への道とガンディー
 二 ガンディー暗殺の背景
 むすびにかえて――ガンディー暗殺と会議派の思惑

特論 日中戦争期のガンディーをめぐる日本人知識人
 はじめに
 一 仏教僧侶、藤井日達の場合
  1 藤井日達と仏教
  2 インドにおける藤井日達
  3 藤井日達と中国問題およびガンディー
 二 野口米次郎と高岡大輔の場合
  1 野口米次郎とインド
  2 高岡大輔とインド
 三 キリスト教系社会活動家とガンディー
  1 高良富子とインドおよびガンディー
  2 賀川豊彦の活動
  3 世界の中の賀川豊彦
  4 賀川豊彦とインドおよびガンディー
 むすびにかえて

 あとがき
 参考文献

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