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フィリピンを知るための64章
本体2,000円+税
ISBN 9784750344560
判型・ページ数 4-6・408ページ
出版年月日 2016/12/31

フィリピンを知るための64章

フィリピンにとって2016年は、独立70周年にあたり、また日本との国交樹立60周年に当たる記念すべき年である。本書は21世紀に入り、フィリピンを理解できるだけでなく、複眼的な視座から新世紀にふさわしい「新しいフィリピン像」を紹介する。

 

【執筆者一覧】

赤嶺淳(あかみね じゅん)
一橋大学大学院社会学研究科教授 食生活誌学
主な著書:『ナマコを歩く――現場から考える生物多様性と文化多様性』(新泉社、2010年)、『鯨人の個人史・捕鯨の同時代史』(吉川弘文館、2017年)

安里和晃(あさと わこう)
京都大学文学研究科特定准教授 社会学、移民研究
主な著書:「移民レジームが提起する問題――アジア諸国における家事労働者と結婚移
民」(『季刊社会保障研究』第51巻第3-4号、pp.270-286、2016年)。ASATO, Wako (2014) “Incorporating Foreign Domestic Workers as Providers of Family Care: Case Studies of Hong Kong, Taiwan and Singapore”, Ochiai, Emiko and Leo Aoi Hosoya ed., Transformation of the Intimate and the Public in Asian Modernity, 190-234, Brill.

東賢太朗(あずま けんたろう)
名古屋大学大学院文学研究科准教授 文化人類学
主な著書:『リアリティと他者性の人類学――現代フィリピン地方都市における呪術のフィールドから』(三元社、2011年)、『リスクの人類学――不確実な世界を生きる』(共編著、世界思想社、2014年)

石井正子(いしい まさこ)
立教大学異文化コミュニケーション学部教授 フィリピン・ムスリム社会研究、紛争研究、人道支援
主な著書:『女性が語るフィリピンのムスリム社会』(明石書店、2002年)、『現場〈フィールド〉からの平和構築論――アジア地域の紛争と日本の和平関与』(共著、勁草書房、2013年)

石岡丈昇(いしおか とものり)
北海道大学大学院教育学研究院准教授 社会学
主な著書:『ローカルボクサーと貧困世界――マニラのボクシングジムにみる身体文化』(世界思想社、2012年)、『質的社会調査の方法』(共著、有斐閣、2016年)

石橋正義(いしばし まさよし)
プライムゾーン株式会社 Associated Real-Estate Adviser、株式会社トリプルウィンExecutive Vice President & COO 不動産業、ジャンケット業

内田晴子(うちだ はるこ)
公益財団法人世界人権問題研究センター専任研究員 東南アジア地域研究
主な著書:「現代フィリピン社会と国家の分析視覚〈弱い国家〉理解の共通認識に向けて」『季刊あっと[at]』4号(オルター・トレード・ジャパン[at]編集室)

内山史子(うちやま ふみこ)
都留文科大学比較文化学科准教授 フィリピン近現代史
主な著書:「フィリピン独立と国民文化の模索」和田春樹他編『岩波講座東アジア近現代通史5 新秩序の模索:1930年代』(岩波書店、2011年)、「フィリピン・コモンウェルスの教育政策とフィリピン革命の記憶――国民の道徳的伝統の物語としての独立革命」都留文科大学比較文化学科編『せめぎあう記憶――歴史の再構築をめぐる比較文化論』(柏書房、2013年)

太田和宏(おおた かずひろ)
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授 地域研究、政治学
主な著書:『共鳴するガヴァナンス空間の現実と課題』(共著、晃洋書房、2013年)、『グローバル・サウスとは何か』(共著、ミネルヴァ書房、2016年)

大野拓司(おおの たくし)
編著者紹介を参照

大村雪香(おおむら ゆきか)
京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程(5年一貫性) フィリピン研究、文化人類学

岡田泰平(おかだ たいへい)
静岡大学情報学部准教授 歴史学
主な著書:『「恩恵の論理」と植民地――アメリカ植民地期フィリピンの教育とその遺制』(法政大学出版局、2014年)、「環太平洋帝国アメリカにおける統治権力と移動の権利――フィリピン系住民のハワイ市民権認定を事例として」『アメリカ研究』50号、(2016年)

小川英文(おがわ ひでふみ)
東京外国語大学大学院教授 東南アジア考古学
主な著書:『交流の考古学』(編著 朝倉書店、2000年)、『東南アジアを知る事典』(共編著、平凡社、2008年)

尾上智子(おのえ ともこ)
大島商船高等専門学校講師 医療人類学
主な著書:「フィリピン・カリンガ州のゴパス儀礼における「遊び」」『アジア太平洋論叢』第19号、pp.71-92(アジア太平洋研究会、2010年)、『フィリピン・カリンガ州パシルにおける近代医療の受容メカニズム』(博士論文)(大阪大学大学院人間科学研究科、2013年)

加藤昌平(かとう しょうへい)
日刊まにら新聞記者

川島緑(かわしま みどり)
上智大学総合グローバル学部教授 フィリピン政治、フィリピン地域研究
主な著書:『マイノリティと国民国家――フィリピンのムスリム』(山川出版社、2012年)、「植民地の文明化と宗教的・民族的少数派――フィリピンのモロをめぐる「白人の責務」とイスラーム復興」平野健一郎他(編)『国際文化関係史研究』(東京大学出版会、2013年)

川田牧人(かわだ まきと)
成城大学文芸学部教授 文化人類学、宗教人類学
主な著書:『祈りと祀りの日常知』(九州大学出版会、2003年)、『呪術の人類学』(共編著、人文書院、2012年)

川中豪(かわなか たけし)
アジア経済研究所地域研究センター次長 比較政治学
主な著書:「新興民主主義の不安定――勝利連合の変更と制度からの逸脱」(『アジア経済』第52 巻第1 号、2011年1 月)、Political Determinants of Income Inequality in Emerging Democracies( with Yasushi Hazama, Springer, 2016)

木場紗綾(きば さや)
同志社大学政策学部助教 東南アジア政治、国際協力論、非伝統的安全保障
主な著書:‘Regional Cooperation on Civil-Military Coordination in Disaster Response - Crisis or Opportunity?. in Security Sector Reform: Modern Defense Force Philippines, Ateneo de Manila University and Working Group on Security Sector Reform (WGSSR), 2014.

日下渉(くさか わたる)
編著者紹介を参照


倉沢麻紀(くらさわ まき)
元日本貿易振興機構
主な著書:「フィリピン」若松勇・小島英太郎編『ASEAN・南西アジアのビジネス環境』(ジェトロ、2014年)

栗田英幸(くりた ひでゆき)
愛媛大学国際連携推進機構准教授 国際開発
主な著書:『グローカルネットワーク――資源開発のディレンマと開発暴力からの脱却を目指して』(晃洋書房、2005年)、『サンロケダム闘争史――なぜ、大規模資源開発は失敗するのか?』(愛媛大学経済学研究叢書15、2008年)

佐久間美穂(さくま みほ)
株式会社国際開発センター主任研究員 フィリピン政治・行政
主な著書:「フィリピンの地方政府――地方分権化と開発」船津鶴代・永井史男編『変わりゆく東南アジアの地方自治』(アジ研選書No.28 アジア経済研究所 2012年2月)

佐竹実(さたけ みのる)
日本経済新聞社前マニラ支局長

澤田公伸(さわだ まさのぶ)
ジャーナリスト・まにら新聞嘱託記者 タガログ語およびフィリピンの文化史
主な著書:『物語マニラの歴史(ニック・ホアキン著)』(共訳、明石書店、2005年)、『ゼロから話せるフィリピノ語』(共著、三修社、2007年)

清水展(しみず ひろむ)
京都大学東南アジア研究所教授 文化人類学、東南アジア研究
主な著書:『草の根グローバリゼーション――世界遺産棚田村の文化実践と生活戦略』(京都大学学術出版会、2013年)、『新しい人間、新しい社会――復興の物語を再創造する』(共編著、京都大学学術出版会、2015年)

菅谷成子(すがや なりこ)
愛媛大学法文学部教授 東南アジア史、フィリピン史
主な著書:『歴史の資料を読む』(共著、創風社出版、2013年)、『近代アジアの自画像と他者――地域社会と「外国人」問題』(共著、京都大学学術出版社、2001年)

鈴木伸隆(すずき のぶたか)
編著者紹介を参照

鈴木勉(すずき べん)
独立行政法人国際交流基金文化事業部 次長 国際文化交流
主な著書:『フィリピンのアートと国際文化交流』(水曜社、2012年)

鈴木有理佳(すずき ゆりか)
日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター動向分析研究グループ研究グループ長代理 フィリピン経済・企業
主な著書:『ポスト・エドサ期のフィリピン』(共著、アジア経済研究所、2005年)、『ASEAN 経済と中所得国の罠』(共著、日本経済研究センター、2013年)

関恒樹(せき こうき)
広島大学大学院国際協力研究科准教授 文化人類学
主な著書:「後退する国家を生きる女性たち――フィリピンの海外雇用と条件付き現金給付の事例から」福原裕二・吉村慎太郎編『現代アジアの女性たち』(新水社、2014年)

芹澤隆道(せりざわ たかみち)
日本学術振興会特別研究員PD フィリピン史、東南アジア研究
主な著書:“A Genealogy of Japanese Solidarity Discourse on Philippine History”, Ph.D. disstrtation National University of Singapore, 2013., “Japanese Solidority Discourse on the Philippines during WWII”, Philippine Studies, vol. 63, no.1, pp.71-100, 2015.

高木佑輔(たかぎ ゆうすけ)
政策研究大学院大学助教授 政治学、東南アジア地域研究
主な著書:Yusuke Takagi, Central Banking as State Building: Policymakers and their Nationalism in the Philippines, 1933-1964. (Quezon City: Ateneo de Manila University Press, Singapore: National University of Singapore, Kyoto: Kyoto University Press)

高畑幸(たかはた さち)
静岡県立大学国際関係学部准教授 社会学
主な著書:『国際社会学』(分担執筆、有斐閣、2015年)、「フィリピン系日本人――10万人の不可視的マイノリティ」駒井洋監修・佐々木てる編著『マルチ・エスニック・ジャパニーズ――○○系日本人の変革力』(明石書店、2016年)

寺見元恵(てらみ もとえ)
フィリピン史研究家 フィリピン近現代史
主な著書:『フィリピン独立と日本:リカルテ将軍とラウレル大統領』(彩流社、2014年)、Sakdalistas' Struggle for Philippine Independence, 1930-1945 (Ateneo de Manila University
Press, 2014)

永井均(ながい ひとし)
広島市立大学広島平和研究所教授 日本近現代史
主な著書:『フィリピンと対日戦犯裁判』(岩波書店、2010年)、『フィリピンBC級戦犯裁判』(講談社、2013年)

永井博子(ながい ひろこ)
アテネオ・デ・マニラ大学社会科学部助教授 文化人類学
主な著書:Transnationalizing Culture of Japan in Asia: Dramas, Musics, arts and Agencies (共編著、Ateneo de Manila University, 2009)、War Memories, monuments and Media: Representations of Conflicts and Creation of Histories of world War II(共編著、Ateneo de Manila University, 2011)

長坂格(ながさか いたる)
広島大学大学院総合科学研究科准教授 文化人類学
主な著書:Nagasaka, I. and A. Fresnoza-Flot (eds.), 2015, Mobile Childhoods in Filipino Transnational Families: Migrant Children with Similar Roots in Different Routes. Palgrave Macmillan

永田貴聖(ながた あつまさ)
国立民族学博物館機関研究員 文化人類学、移民研究
主な著書:『トランスナショナル・フィリピン人の民族誌』(ナカニシヤ出版、2011年)、「日本・韓国のフィリピン人移住者たちによる複数の国家・国民とかかわる実践」黒木雅子・李恩子編『「国家を超える」とは――民族・ジェンダー・宗教』(新幹社、2016年)

中西徹(なかにし とおる)
東京大学大学院総合文化研究科教授 開発経済、地域研究
主な著書:「深化するコミュニティ」高橋哲哉・山影進編『人間の安全保障』(東京大学出版会、2008年)、「弱者の戦略」内田隆三編『現代社会と人間への問い』(せりか書房、2016年)

中野聡(なかの さとし)
一橋大学大学院社会学研究科教授 アメリカ現代史、米比日関係史
主な著書:『歴史経験としてのアメリカ帝国――米比関係史の群像』(岩波書店、2007年)、『東南アジア占領と日本人――帝国・日本の解体』(岩波書店、2012年)

西村知(にしむら さとる)
鹿児島大学法文学部教授 農業経済、開発経済
主な著書:“‘Knot-working’ of Traditional Music across the Globe: A Case Study of African drumming in Ioujima Island”, Journal of Marine and Island Cultures, Volume 5, Issue 1, pp. 47.51. , “Institution and life of the rural people: The case of Hacienda Luicita in the Philippines.” In Zayas, Kawada and de la Pena (ed.), Visayas and Beyond: Continuing Studies on Subsistence and Belief in the Islands, 2014, pp. 1-18. Center for International Studies Publications, University of the Philippines, Diliman.

葉山アツコ(はやま あつこ)
久留米大学経済学部准教授 森林経済学
主な著書:『熱帯アジアの人々と森林管理制度――現場からのガバナンス論』(共著、人文書院、2010年)、Local Societies and Rural Development: Self-organization and Participatory Development in Asia(共著、Edward Elgar、2014年)

福田晋吾(ふくだ しんご)
公益社団法人国際経済労働研究所・非常勤研究員、株式会社サンパギータジャパン 代表取締役 経営学、労務管理
主な著書:水害とその復興過程からフィリピン社会を考える」(『アジア・アフリカ地域研究』第9-2号、2010年)、「海外製品流入とフィリピンの地場製造業――製靴業の事例から」(『東南アジア研究』50巻1号、2012年)

古沢ゆりあ(ふるさわ ゆりあ)
総合研究大学院大学 博士課程 芸術学、美術史
主な著書:『フィリピンアートみちくさ案内 マニラ編』(共著、フィリピン・アート・ガイドブック・プロジェクト、2013年)

細田尚美(ほそだ なおみ)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教 文化人類学、東南アジア地域研究
主な著書:『湾岸アラブ諸国の移民労働者..「多外国人国家」の出現と生活実態』(編著、明石書店、2014年)、Asia Inside Out: Changing Times(共著、Harvard University Press、2015年)

堀芳枝(ほり よしえ)
恵泉女学園大学人間社会学部国際社会学科准教授 国際関係論、東南アジア地域研究、ジェンダー
主な著書:『学生のためのピースノート2』(コモンズ、2015年)、「フィリピンにおけるビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の成長とジェンダー――コールセンターで働く女性たちの労働とライフコースを中心に」『経済社会とジェンダー』(日本フェミニスト経済学会、第1巻、2016年10月)

美甘信吾(みかも しんご)
信州大学学術研究院社会科学系教授 国際政治
主な著書:『ポスト・エドサ期のフィリピン』(共著、アジア経済研究所、2005年)、Business Associations and Politics in the Post-EDSA Philippines: Neither Oligarchy Nor Civil Society (Philippine Political Science Journal Vol. 34, No1, June 2013)

水井裕(みずい ゆう)
株式会社ココウェル 代表取締役

水谷竹秀(みずたに たけひで)
ノンフィクションライター 東南アジアの在留邦人問題
主な著書:『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』(集英社、2011年)、『脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち』(小学館、2015年)

宮原曉(みやはら ぎょう)
大阪大学グローバルイニシアティブ・センター教授 社会人類学
主な著書:『現代中国に関する13の問い――中国地域研究講義』(共著、大阪大学中国文化フォーラム、2013年)、『「いたみ」「かなしみ」「他者」の現場――フィールドワークを問う』(編著、大阪大学グローバルコラボレーションセンター、2015年)

宮脇聡史(みやわき さとし)
大阪大学大学院言語文化研究科准教授 フィリピン地域研究、宗教社会学
主な著書:「フィリピン・カトリック教会にとっての『EDSA』」(『東洋文化研究所紀要』、2005年)、「現代フィリピン・カトリック教会における歴史の記念の仕方」(『言語文化研究』、2016年)

森澤恵子(もりさわ けいこ)
大阪市立大学名誉教授、日本福祉大学大学院非常勤講師 フィリピン経済
主な著書:『岐路に立つフィリピン電機産業』(勁草書房、2004年)、『現代フィリピン経済の構造』(勁草書房、1993年)

森島済(もりしま わたる)
日本大学文理学部教授 自然地理学
主な著書:『マシューズ&ハーバート・地理学のすすめ』(共著、丸善出版、2015年)、『気候――変動し続ける地球環境』(監訳、丸善出版、2016年)

山根健至(やまね たけし)
福岡女子大学国際文理学部専任講師 東南アジア政治研究、国際関係論
主な著書:『共鳴するガヴァナンス空間の現実と課題――「人間の安全保障」から考える』(共著、晃洋書房、2013年)、『フィリピンの国軍と政治――民主化後の文民優位と政治介入』(法律文化社、2014年)

吉澤あすな(よしざわ あすな)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程中退 文化人類学
主な著書:「南部フィリピンにおけるムスリム―クリスチャン関係の歴史と言説――インターマリッジの理解に向けて」(『アジア・アフリカ地域研究』13(1)、pp.24.48、2013年)

米野みちよ(よねの みちよ)
東京大学東洋文化研究所准教授 民族音楽学、人類学、移民研究
主な著書:East Asian Popular Culture: Philippine Perspectives(編著 Michiyo Yoneno - Reyes, University of the Philippines Asian Center, 2013)、Special Issue “Nurse Migration under JPEPA”, Asian Studies Journal vol.52-2(共編者 Michiyo Yoneno-Reyes, 2016年)

渡邉暁子(わたなべ あきこ)
文教大学国際学部専任講師 フィリピン研究、文化人類学
主な著書:「マニラ首都圏におけるムスリム・コミュニティの形成と展開――コミュニティの類型化とモスクの役割を中心に」(『東南アジア研究』46(1)、pp.101-144、2008年)、「イスラーム世界と人びととの移動から地域研究を考える――イスラーム改宗者とフィリピン・ムスリム社会の再編」(『地域研究』14(1)、pp.194.213、2014年)

 はじめに――21世紀フィリピンへの招待
 フィリピン全図


Ⅰ 暮らしを映す人間模様

第1章 島国の自然と地理――豊かさを育む
第2章 人の一生と儀礼――洗礼・成人・結婚・葬式
第3章 都市生活者――「豊かさ」を追い求めて
第4章 地方生活者――しなやかな資源利用
第5章 海外就労――国民の1割が国外に
第6章 祈りと信心――暮らしの構えとしてのキリスト教
第7章 イスラーム教徒――マイノリティとして生きる
第8章 華僑・華人――中国にルーツを持つ
第9章 山岳の少数民族――伝統医療と現代医療が交錯する世界
第10章 女性たち――優しさと逞しさをあわせ持つ
第11章 若者たち――不安と希望の狭間で「待つ」こと
第12章 性的マイノリティ――新しいアイデンティティ
 【コラム1】人びとはどこから来たのか
 【コラム2】富裕層の子たちの葛藤
 【コラム3】イスラーム教徒とキリスト教徒の共存


Ⅱ 未来を照らす歴史

第13章 ナショナリズム――新たな自画像を描く
第14章 マレー世界――ナマコを求めたスペイン
第15章 スペイン植民地期――キリストが生きる精神世界の受容
第16章 フィリピン革命――国民国家の創出と挫折
第17章 アメリカ植民地期――作られた「恩恵」の物語
第18章 日本占領期――今も残る深い爪痕
第19章 戦争の記憶と忘却――「過去」を共有し「質の高い和解」を
第20章 独立後の歩み――「自立」への模索が続く
第21章 「英雄」たち――ラプラプ・リサール・ボニファシオ・アキノ
 【コラム4】戦争をめぐる「裁き」と「赦し」


Ⅲ 変容する社会と文化

第22章 料理――味の秘密を探る
第23章 映画――インディーズの黄金時代へ
第24章 美術――植民地文化を超えて
第25章 スポーツ――ボクシングが切り拓く社会象徴的時空
第26章 家族――グローバルに広がるネットワーク
第27章 言語と教育――国民統合と自己実現の手段
第28章 メディア――参加型のラジオ・SNSが花盛り
第29章 ショービジネス――フィリピン社会を映す縮図
第30章 消費生活――ショッピングモールの楽しみ方
第31章 アウトローの世界――曖昧な法の境界に生きる
 【コラム5】日常の暮らしに溶け込むギャンブル


Ⅳ 多元化する政治

第32章 大統領――民主化後の歴代政権
第33章 中央政治――大統領・議会・最高裁の関係
第34章  地方政治――地域の鍵を握る多様なキーマン
第35章 市民社会――NGOの活発な政治参加
第36章 カトリック教会――世俗化の中で揺らぐ影響力
第37章 国軍――新たな役割の模索
第38章 ピープル・パワー――超法規のデモから改革の象徴へ
第39章 選挙――「祝祭」に込める変革への希望
第40章 富の分配――公正な社会を目指して
第41章 ミンダナオ紛争――和平への道のり
第42章 対米関係――アジアに埋め込まれた「特別な関係」
第43章 アジア外交――安全保障と経済連携
第44章 南シナ海紛争――地域の安全保障を脅かす火種
第45章 ドゥテルテ大統領の横顔――「世直し義賊」の光と影


Ⅴ 躍動する経済

第46章 人口ボーナス――増加する生産労働力
第47章 経済発展――高い成長率と偏った構造
第48章 民衆経済――あるスラムの30年
第49章 貿易――輸出性向の低下とサービス輸出の増加
第50章 投資――消費市場のビジネスチャンス
第51章 ビジネスエリート――規制緩和と新興財閥の台頭
第52章 成長企業――目覚ましい海外進出
第53章 環境――森林再生をめざした植林
第54章 農業――コメ自給への挑戦と課題
第55章 世界遺産と観光――地域開発の新たな可能性
 【コラム6】加熱する不動産ビジネス
 【コラム7】現地従業員の労務管理はなぜ難しい?
 【コラム8】ビジネスモデルとしての「フェアトレード」


Ⅵ 絡み合う日比関係

第56章 戦前の人流――通商・キリシタン・独立運動
第57章 戦後の人流――出稼ぎ先から観光地になったニッポン
第58章 開発援助――巨大インフラ・プロジェクトの功罪
第59章 災害支援ネットワーク――火山・地震・台風に立ち向かう
第60章 文化交流――次世代につなぐカタリスト(触媒)たち
第61章 看護師・介護士――日比間の思惑と期待のズレ
第62章 日比二世10万人時代――二つのルーツを活かす
第63章 在比日本人――「夢」を追う人びと
第64章 英語留学――親密なマンツーマン教育
 【コラム9】スタディーツアー――多様な価値観との遭遇
 【コラム10】日本で生きるフィリピン系の子どもと教育

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